コンパートメントNo.6-Hytti Nro 6-
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ひとり旅好き、鉄道好き、雪景色好きとして袖振り合うロードムービーを純粋に楽しみました。極北の薄暗さがまた良くてね。
旅の一番楽しい部分って実は事前準備だと思うんだけど、主人公、最後の詰めが甘かった!w
でもそれが後半の展開につながり結果オーライ。 少し違う視点で…というか、旅ということで考えたら、バックパッカー経験者として、僕にはこの作品に共感できるものがある。
厳冬期の2月、僕は北欧からサンクトペテルブルクに列車で入ったことがある。
ムルマンスクほどではないにしても極寒だ。
そして、モスクワからワルシャワに抜けた。更に、プラハへと。
ヨーロッパの列車はコンパートメントが一般的だ。暖かくて、冬には最適な移動手段のように思える。
それに、あれは不思議な空間で、長旅をする人は語り合ったり、仲間意識が芽生えたりする。
ワルシャワからプラハに向かう途中、僕の真向かいに座ったお年寄りの女性が、僕に靴を脱いで、足をこちらの座席に乗せなさいと言った。
僕は、臭いからと断ったが、足なんてみんな臭いから大丈夫と彼女は言った。
僕は、CEDERのブーツを脱いで、彼女の横に足をのせさせてもらった。
それからなんだかたくさん話をした。
お互い英語が母国語じゃないから、たどたどしくて、コミュニケーションには困ったが、その分、長い時間をかけて話しをした。
なぜ人は最果てを目指すのだろうか。
バックパッカーをしていると、遠くを、更に遠くを目指す人に出会うことがある。
バックパッカー経験者として考えると、もし最果てに行きたいなんて言ったら、友人にその意味を問われたり、家族にはやめなと止められそうな気もするが、ペトログリフを見たいと言えば、なるほどと思ってもらえそうな気もする。
ラウラは考古学研究者だから、ペトログリフを見たいというのは本心だと思うが、最果てを見てみたいという気持ちもきっとあったに違いない。
それは彼女が外国人であること、同性が恋人であることなど周りと異なることでアイデンティティが揺らいでいたからじゃないのか。
そんな時に一人になって考えたくなることはある。最果てを目指して、必然として孤独になれそうな気がするのだ。 だが、人は孤独ではいられないものだ。
そして、最果てには何もない。
パワースポットに神がいないのと同じように。
ペトログリフがあったとしても、それは古代の人間がそこにいたという記録でしかないはずだ。
研究としての意味と、孤独を埋め合わせる場所が同じであるとは思わない。
VCRを盗まれる場面がある。
改めて自分のこととして考えると、写真より記憶の方がずっと大切な気がする。
ラウラは気がついたのではないのか。
同じ時間を同じ道程で共有したという記憶の貴重さを。
映画「イントゥ・ザ ・ワイルド」で、クリスが書き残した言葉「幸福が現実となるのはそれを誰かと分かち合った時だ」を思い出す。
きっと最果てにあったのは、そんな感情じゃないのか。
だから、リョーハと楽しく戯れることが出来たのだ。
それと、ぜひ機会があれば、多くの人にヨーロッパをユーレイル・パスで巡って欲しい。 カリテずっと満席orほぼほぼ満席に近い状況が続いてるけどこれどの層に響いてるんだろう ファンランド人学生は、古代のペトログリフを見に行くため寝台列車に乗るが、そこでロシア人労働者と相部屋になる。ヒューマンドラマ作。旅路の中で、女性が良くも悪くもで様々な経験を通していく展開は、ドキュメンタリーのような自然体さがある。主にロシア人との関係性があるが、旅路だからこその絶妙な距離感、繋がりが生まれ、濃厚な恋愛系のお話ではないが、優しさは滲み出ています。結末もちょうど良い。 パートナーが行けなくなり、列車の一人旅のはずが、客車のルームメートと旅を共にするロードムービー。すでに、現在の日本で考えると設定があり得ない状況となっているが、ソニーのウォークマンでカセットを聞いていたり、劇中の「タイタニックみたか?」のセリフからすると1990年代末が設定なのだろうと思われる。若い男女が狭いコンパートメントで同室となることは当時はあったのだろうが、その当時でも犯罪の可能性があり、映画での初対面の状況ではかなり危うい。いかにも危ないヤツと思われる同室の男が実はかなりピュアな人間であることが分かってくるにつれて、電話でのパートナーのそっけない対応も相まって魅かれていく描写は良い。しかし、彼の不器用さから二人の関係が順調には進まないところで、最初の設定から、主人公はLGBTのLではなくBなのか、見た目と違いピュアな彼はGではないのかなど、頭の中がごちゃごちゃしてくる。そんな中、列車内の描写が多く、登場人物を追いかけるカメラワークや主人公の撮影したビデオ映像を見ているうちに、こちらも乗り物酔いのような感じになり、
終盤はやや気分不良となり、映画に集中できなかった。そして、目的の地であるペトログリフも岩絵の描写はなく、これが目的の地なのか観客にはよく伝わらない。しかし、最後に渡された彼の絵こそ彼女の求めたペトログリフなのかというところで、少し頬がゆるむ。光るところもあるが、映画を見る観客に対して計算しつくされていないと思う。 ハイスタ・ヴィッ〇ウ‼
恋人とともにロシア北部にあるペトログリフ(岩面彫刻)を観に行く約束をしていたがドタキャンされ・・・寝台列車で同室となった粗野な男との道中を描いた作品。
まず、恋人にドタキャンされ一人旅になるのは分かるけど、何故見知らぬ他人と同室になるの・・・?ロシア寝台列車のシステムがよくわからなかったけど、部屋を予約という形ではなく、列車の等級(?)だけ事前に選んで、あとはその車内で空いている部屋に勝手に入る、という形式なのかな?
これって結構危険な気がしますけどね…ワタクシだったら、例えメチャクチャ良い人だったとしても見知らぬ人と同室とか絶対ムリですわ…。
早速話が脱線しましたが、やっかいな男性と一緒になってしまい幸先の不安なラウラの旅が始まっていく。。。
本作は、フィンランド出身監督の長編2作目だそうですね。1作目のオリマキもそうでしたが、これといった急展開等々なくとも、不思議と画面に引き込むような描き方が素敵です。
リョーハは一体何者なのか…!?不器用で孤独な青年というのは間違いないんだろうけど。その発言からも、あまり他人を信用できず…だからこそ、孤独な老婆や事有り気なラウラには親近感を覚え、不器用な優しさを見せるのだろうか。
ラウラもラウラで、中盤以降はともかく序盤から割と風変わりなリョーハの相手はしてあげているし…やはり海外の人は比較的人見知りとかないのかな?それゆえに辛い問題も起こったりしましたが。。
登場人物達、特にリョーハの背景を詳しく知りたかったし、何事ももっと直接的に投げかけて欲しいと思う場面は数あれど、それぞれの心情を推し量りながら観るのが正解の作品でしょうか。岩面彫刻とかも結局どうだったんだろう。。 それでも、ラストの展開は超秀逸。こう持って行きますかぁ~。ここだけでも☆+0.5ですね。
両者とも燻る暮らしの中で、不器用なりに人を想う優しさに溢れた良作だった。
寝台列車って良いですよねぇ~。子供の頃一度北斗星に乗ったのが最初で最後ですが、良き思い出です。北斗星なき今、寝台列車って出雲サンライズくらいだとか(?)いつか是非乗りたいですね。
そしてどうでも良いが、劇中、フィンランド語で「バイバイ」は「ヘイヘイ」と言うと字幕には書いてましたが…どう聞いても「バ○」にしか聞こえなかったのですが…。 平凡、淡泊、それでもジワジワとくるロードムービー
ロシア映画?フィンランド映画? モスクワに留学する女性が、ペトログリフを見るために旅をするロードムービーだ。 最初から殺伐とした雰囲気は、ロシアに抱くイメージと重なる。特に冬だと。 それに輪をかけて、寝台列車で相席となった男が最悪の印象だ。 昔ヨーロッパで寝台列車ではないが同じような個室の相席になったことがある。 その時は特に何も問題がなかったが、それでも知らない男と何日も就寝を共にするというのはキツいし、
ましてやこんな男だと、もはや嫌悪感を通り過ぎて絶望しかない。 序盤はそれがすごく伝わってきた。 だが、それが最終的にあんな風になるとはなぁ~ これがロードムービーをベースとしたラブストーリーというなら、とてもセオリーどおりた。 それにしても描き方がとても淡泊だ。 平凡、普通・・・ロマンスのありなしはともかく、ただの地味な寝台列車の旅を描いてるだけ。 それでもこの淡々とした感じがジワジワとくる。 そしてペトログリフは見られたの? という疑問と同じくらい、その後が気になる終わり方。 チラシの写真すごいな
ヒロインの顔が綺麗目に見える写真で撮ってる
映画観るまではあんなブスだと思わなかった 他人とあんなに近い距離感で過ごすことを強制される環境の凄さ。
壁も、カーテンもない。
他人との間に仕切るもののない空間で、他人に身体を晒す。
他人から自分を守る距離を保てない。
必然と他人に、そして自分に向き合わざるを得ない。辛いし、きつい環境。
ただ、そんな環境で他人に晒されなければ絶対に繋がることはなかっただろう2人。
遠い地の果てのような場所に連れていく寝台列車という空間も凄い。
そんな寝台列車の旅がもたらす表面的な日常からの切断。
互いの日常には無責任な、乗り合わせた客同士という関係だからこその出会いと共感。
そして、冒頭でアカデミックな会話の中で語られる歴史の重要性について。(過去を知ることで今がより理解しやすくなる。)
ただし、この映画では歴史とか意味とかストーリーとか関係なく、過去にも未来にも繋がらないかもしれない、一瞬の今の時間の美しさを感じた。
美しいシーンもたくさんあった。
列車の部屋で抱き締め合い、涙を流すシーン。
雪の上で寝そべる二人のシーン。
こんなにも違う環境で日常を過ごしているだろう2人が、
こんなにもお互いの表面上のことを知らないだろう2人が、
こんなにも美しい関係を築けることの凄さ、美しさが心にしみてくる。
しかも、他の旅映画のような刹那的で衝動的な感じはせず、深い内省的な繋がりを感じた。
そしてラストの車から目が合う瞬間と、別れ。グッとくる本当に美しいラストシーン。
ビデオカメラのノスタルジックな映像、窓に滴る雨粒でボヤけた映像。内省的な空気感を醸し出すセンスも抜群。
フィンランドの美的感覚や、慎ましさみたいなものが改めて好みだなと思った。 ヒロインが可憐な乙女だったら、客は10倍入ってただろう。 連日満席だけど何がそいつらの心に刺さったのか謎
マジでつまらなかったわ リョーハは(社会的には悪いことしてる人かもしれんが)普通に優しい人だからラウラが惹かれるのは分からなくない
でもリョーハはラウラのどこに惹かれたのかが見ていて伝わらなかった
特に惹かれてはいなくて気まぐれで優しくしただけとも考えられるけど、それにしては優しすぎる
ラウラにしても最初頑なにコミュニケーションを拒否していたのに、公衆電話の一件の後急に車に乗るのは不自然に思えた
もう少しそれぞれの行動に説得力があればなと思った 監督登壇の回見たけど狙いとしてはネット環境に生きる今この世の中、目的を失い不便な中での旅の中で生まれる出会いや自分がこれまで自分の中になかった価値観や考え方を描いた言ってたから狙いとしては単純なんだけどね 偶発的な出来事や選択の連続で良いことも悪いことも当然ある、それが旅の良さだし儚いね、という話だった。食堂車でのお祝いや目的地でのシーンは大変感動的で、絵としても美しかったと思う。
ただ、開始直後のある「おふざけ」的な会話のなかで発されたある言葉、態度が怖すぎて「こんな人と同室だったら夜も眠れないし間違いなく旅程変えるな……」と感じてストーリーに乗れなくなってしまった。主人公はそのひどい発言をあとで皮肉ったりするし、「旅先で危なっかしいな……」という行動を取るような人なので違和感なし!となるのかもしれないが、性暴力被害を軽く見ているのでは?と不安になってしまった。 見終わった後にじわーっと広がっていくような、余韻を残すタイプの映画。
極寒のロシアが舞台でいかにも寒そうなのになぜかあったかい。
リョーハがキスに乗り気じゃなかった理由もあんまりよくわからんし、(レズビアンと聞かされてたから?知的階級と労働階級の差を感じ取ってた?女性がはじめてだった?)あの老婦人が一体何者かもわからんし、岩絵が見られたのかどうかもあんまりはっきりしてないし、色々はっきりしない部分が多いけどそのはっきりしなさがこの映画に余韻をもたらしてるのかも。
あったかいけどちょっとほろ苦い、大人な映画。エンドロールのカラフルなバックがよかった。 寝台列車の客室という狭い空間に見ずしらずの男性と二人きり(しかも粗雑でデリカシーがない)だなんて絶対に無理…!と思った私には物語は始まらない。受け入れたからこそ出会える人や体験がある。主人公が危なっかしいなと思いつつ羨ましくもあり。 ヒロインが可愛いければ+15点くらいしても良かった
さすがにブスな上にシケたツラしてるのが主人公だと入り込みにくいわ
別に美人でもメンヘラはいるんだし、美人にしても何も問題はなかったはず
美男美女じゃないのに旅を通して惹かれあっていくっていうコンセプトは分かるんだけどね ちょっと可愛いレベルの美人にすればなあ
庶民的でクラス5番手くらいの普通の美人
あんなドブスじゃなくてさ しかも主役のあの人39歳らしいからな
撮影時はもう1,2歳若かった可能性もあるかもしれないが、それにしてもあのストーリーやるにはとしても歳が行き過ぎてる
もはや顔以前の問題 色々な映画祭で受賞している作品だけど、私には受賞に該当する作品だとはとても思えなかった。
人間の孤独を描いている作品だとは理解できる。でも私には共感できない。ペトログリフがよくわからない。岩に彫られた彫刻らしいがアップもなく、またあんな野ざらしで保存できるのだろうか。囲いが必要だろうと思う。まだ、ソ連崩壊前の時代設定かな。私にはわからない映画だと正直に告白します。 設定は1990年代末期だよ。
タイタニックの話が出てくる。 カリテで『コンパートメントNo.6』観た。完全に旅した気分。寝台列車乗ったし知らない車で知らない老婆と猫住む家行った。ラウラとリョーハが少ぅしずつ距離縮めていく様子が堪らないよ…リョーハお前…もう!!唯一知ってるフィンランド語が「ハイスタ・ヴィットゥ」になりました。超良かった! そろそろ海外ひとり旅をまたしたいし、宗谷岬目指して北海道行った時のことも思い出しながら見たからめっちゃ楽しめた めちゃくちゃ拡大上映してるのな
なら最初からやれよ
あんなクソなカリテ見る羽目になったのにさ シネマカリテはスクリーンが右に寄ってるので左側取った人間はムチウチになります むー
見たけど
そこはかとない感じがいいんかこれは?
赤の他人の男女2人が同室ってシチュが
日本ではなかなか考えられんから
なんか心情がよく分からんかった ミニシアター好きな奴が無駄に上げてる印象
Twitterとかの印象だけどね
希望は違えどRRRとかと似てる
何回見た泣いたマウント取ってる奴多いし おまんこ使うんか?とか言って股にタッチしてたよな
あんなん絶対その後も拒否りそうなもんだけど
よく分からん
ただ後半のリョーハは良い奴で
なんか良かったわ
互いに執着しないのも良い >>88
自分も若い頃に鉄道やバイクでふらふらと旅をしていたから、もう一度旅に出たような気分になれて面白かった。
不愛想なおばさん車掌がロシア国鉄っぽくて良かった(乗ったことないのでイメージですが)。
主役はもっと若くて美形なら感情移入できたかもしれない。
リョーハは、現代の若い男があんなにお国自慢をするんだろうか…?まあステレオタイプなロシア男ってことなんだろうけど。 ラウラが美形じゃないのとリョーハがオトコオトコしてない、なんならちょっとゲイ?みたいなルックスだから成り立ったストーリーだと思ってる
華奢な美人とヒゲモサのおっさんなら個室内で襲われるのか?!と落ち着かないだろうし
年齢差もボーヤだから最初は適当にあしらう感じが出てていい
もう少し道中の車窓というか荒涼とした景色が見たかったな >>95
なるほど、年上女とボーヤの組み合わせなのか(ラウラは学生だし年齢設定がよくわからなかった)。
それならムルマンスクでリョーハが一生懸命になるのが理解できた、抱き合った時の涙が「あんたのために何かしてやりたいけど俺はこんな底辺の男なんだよ」と言ってるように見えたので。
海岸で氷の上をスーッと滑る一瞬のリョーハが格好良かったのと、猛吹雪の中で無邪気にタイタニックごっこをやる様子がさすがロシア人とフィンランド人だった。
あと個人的には、ロシア語を独学してるので少しだけ聞き取れて面白かった。
こっちでは二週間限定上映なのでもう一回観に行きたい。 吹雪になったから遭難してもう一波乱あるのかと思ったら雪合戦おっぱじめておそロシア リョーハの立場で想像すると、ひと冬のほろ苦い恋だな
彼女の喜ぶ顔が見たくて走り回って、好きだと伝えることもできたが、多分二度と会うこともなく関係が続くことはない
もしまた会うことがあってもその時には共通の話題もないだろう フィンランド男は嫌な奴だがギターの音色は素敵だな。ギターに限らずBGMが劇中で本当に鳴ってる音楽なのが臨場感あっていい。
(音楽がない時は列車のゴトンゴトンの音が鼓動のようで、これもいい)
ペテルブルグ駅にいたバイオリン弾きとか、パリの地下鉄には本当にああいう人がいて小銭を稼いでた。
で、2回目はリョーハの表情に注目して鑑賞してきた。
雪の上で寝転がった時、ラウラは満足して笑顔なのにリョーハは少し寂しげだった。もうすぐお別れだ、と言ってるようだった。
ラストのリョーハの感情になんか心当たりがあるな…と思ったら、一人旅の安宿で仲良くなった人(男女問わず、恋愛感情まったく関係なく)が先に出発するのを見送る時の取り残されるような寂しさだ。
でも自分が出発する時はラウラのように前を向いて笑顔になってて、取り残される者の寂しさを思うことはなかった。
これ、一人旅が好きな人には刺さりまくる映画だと思う。原作を読みたいから英語版を買ったよ(電子書籍なら洋書も安くていいね) アメリカって鉄道を使った映画ってあまり聞かないね
バスのほうがしっくりくる 名残惜しくて3回目を観てきた。あとは円盤待ち。以下、ロシア語万年初学者の感想。
・「終わり?」「終わり」は(Всё)直訳すると All なので、”見たかったものは全部見たか?” ”うん、全部見た”というニュアンスで解釈した。
同時に、二人の関係もこれで全てなのだという物語のテーマを表してると思った。
だから雪の上で寝転がった時、ラウラは満足して笑ってる一方で、リョーハは二人でやることは全部終わったんだ…という寂しさが顔に出るんだな、と。
・リョーハが書いたハイスタ・ヴィットゥの上のほうには何か書いて線で消してある。
1行目はСПАСИБО(ありがとう)だと思うが2行目は分からん、会いに来てくれてありがとう…とでも書こうとしたんだろうか。
・フィンランド人の男は教科書どおりの挨拶をするのでロシア語はカタコトという感じが出てた。
でも実はロシア語わかってて常習犯なんじゃね?という気もするなw 「何しに行くの?」「売春」の後の「へっ?」っていうリョーハの表情がよかった
根っからの悪いヤツじゃないのがわかる シネマカリテじわじわ上映延長してるね
4月下旬までになった このスレに来る人は少なくても観てる人は結構いるのかな?
>>102だけどもう少し語っていいですか、ロシア語がわかると面白い部分を。
https://pbs.twimg.com/media/FrZvfFwaUB8lmQ8?format=jpg
リョーハはハイスタ・ヴィトゥの3文字目を書き直したのがわかる(画像は韓国でのノベルティ)。
これは、” イ は Е じゃなくて И のほうで発音してたな”とでもいうように、正確に書こうと彼なりに努力した形跡がうかがえる。
それに気づいたラウラは笑いをこらえきず吹き出してしまう。「ちょっとおバカだけど一生懸命になってくれた可愛いボーヤだったわ」と。
ついでに深読みだが、И は一文字だと and に相当するので、つまりラウラとリョーハの物語というテーマを表してるのかと思ったりした。 これかなりの空気でびびった
カウリスマキ系は信用せんことにした 下高井戸シネマかキネカ大森でやってくれると信じてる 恋愛映画だと思うと期待外れだろう
孤独な人間が出会って別れる、でも別れた後の孤独は以前とは違う、そんな物語だ その文章からして恋愛映画まんまにしか見えませんけど こういう気取ってるのにただのスイーツ映画なやつが一番嫌い
すなおにスイーツ映画を撮れと言いたい
恋愛映画の旗手○○監督と同等の才能!!っていうんなら全然オッケーだけどさw 公式ツイッターがリツイートしてる人の感想も、恋愛よりも旅映画として刺さってる人が多い印象だな。
一期一会の楽しさや寂しさを知っている者には後からじわじわくる。
3等寝台のガヤガヤした雰囲気は、昔バイクで北海道に行く時に乗ったフェリーを思い出して懐かしかった。 え?GWに延長うれしい
さすがに逆転のトライアングルは終了かw 劇場追加きたー
5/20~早稲田松竹
5/23~パルシネマしんこうえん
7/2~深谷シネマ リョーハ役のユーリー・ボリソフが気になったので主演してる「AK-47」を見た
戦争物や銃には興味ないけど面白かった
男くささの中におちゃめな可愛さがあってリョーハに通じるものがあった
ロシア映画ももっと上映してほしい カウリスマキって日本の新興宗教信者か何か?
派閥メンぽいのがキモすぎ 地味にプチヒットしたな
どこの層に響いてるのか知らんけど もっと公開初日から各劇場もやるべきだったわ、機会損失は確実に多くあったよな
平日の初日から公開2週間くらいはカリテずっと満員もしくは満員に近い日が続いてたし
入れなかった層とカリテならいいやって層が確実にそこそこいたろう >>126
ヒロインの不機嫌な顔が大都会から離れるにつれて笑顔になっていくのが、
自分もこんな旅をして疲れる日常から解放されたいっていう人に受けてるんだろ >>127
GWに観た人がまた感想をあげているし、細々と続けてほしいな 主人公は当初恋人の肩書や地位に恋していて、そういう人に好かれるワタシが好きだった
きっと知的な恋人に好かれようと一生懸命背伸びしてたことだろう
そしてそんな恋人と距離ができ始めて、旅行先で出会う労働者の粗野で純粋な好意に触れ
初めて計算ではなく感情の赴くままに生きることをしてみたって感じだろうか >>130
ホテルの予約もイリーナ任せだし、モスクワでのラウラは主体性に欠ける依存的なキャラだったんだよね
でも一人旅で素朴な感情の交流に触れて、自分が何をしたいのか内なる声に耳を澄ませたのだと思う、おばあさんの言っていたように
感情のクライマックスはリョーハに会いたくて鉱山までタクシーを走らせる場面だな、主題歌が大音量で流れるのが良かった
たぶん手紙は「冬は行けないんだって、ガッカリ。ねぇせめてご飯でも一緒に食べない?」程度だろうなと想像した
そこから「おっしゃ俺が連れてったるで」と走り回るリョーハを想像すると、一時的な人間関係でもそこには確かな繋がりがあるというテーマが心にしみる良作だわ アップリンク吉祥寺「最近見逃した映画特集」 5月19日(金)~25日(木)
目黒シネマ 6/24(土)・6/28(水)~6/30(金) なんでこんな拡大上映してるのかよくわからん
普通につまらなかったのに やっぱ統一教会向かいのアップリンクは残したほうがよかった
アップリンクがまとめて2番館を担当してたから渋谷映画館の
厚みがあったんや。いまの渋谷はバラバラばらばらして
気づいたら終わってる、の繰り返し。層が薄い 相手の選んだ酒がまずくて飲めず、二人の住む世界が決定的に違うとわかる場面はいたたまれない思いがした
二人が共有する世界は旅という非日常空間だけ
それでもラウラの仏頂面を笑顔に変える力のある出会いだった
旅っていいね ❖NOW SHOWING❖
【5/20(土)~26(金)】
『コンパートメントNo.6』
監督:ユホ・クオスマネン
10:00/14:10/18:20
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』
監督:ユホ・クオスマネン
12:10/16:20
★2本立て上映 なによりも顔が本当にいい。2人の変化に心が潤っていく感じ。
音楽は基本に映画内音楽に限られているけれど、だからこそ、生活の中での感情のリズム感のようなものを感じられた。
家の軋み、列車の軋み、車の軋み。とにかくサウンドデザインが自然かつ表情を持っていて、豊かな映画だった。 >>139
作品中で流れる音は全部ラウラが耳で聞いてる音なんだよね
だからその音を聞いた時の感情が観客とラウラでぴったり一致する 地味に上映が続くね。うちのほうにもまた回ってこないかなあ
熊本 本渡第一映劇 6/24土-7/5水
東京 目黒シネマ 6/24(土)~
岩手 盛岡中央映画劇場 6月30日(金)より
埼玉 深谷シネマ 7/2日-7/8土
富山 御旅屋座 7/22土-8/11金
高知 ゴトゴトシネマ 9/15金-17日 ブルーレイ買ったよ。物語の世界にまた浸れて嬉しい。字幕が少し親切になってたw
スクリーンでは最後にラウラを見送るリョーハの瞳の光まで見えたけどPCの画面では無理だ…これは仕方ない。
最後のメモの1行目はやはりСПАСИБО(ありがとう)だった。
二行目はБЫЛО ホニャララ(ホニャララ だった)と読めるが肝心の部分が分からん。
ありがとう嬉しかった、とかそんな感じだろうか。それを線で消してハイスタ・ヴィットウと書いてたんだね。 今年観た映画の中では一番好きだったかもと思いつつまた観たいなと思ってたら配信も始まったのか
これは配信観るしか無い 身内の不幸で明日行けなくなった。
譲れるものなら誰かに譲りたい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています