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対峙-Mass-
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0050名無シネマ@上映中
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2023/02/18(土) 04:05:06.40ID:7wxfTnxh
同時期に大人になったグーニーズ組と対峙出来るとはある種の感慨を覚えますね。
まあキー・クァンは来月なんだけど。
0051名無シネマ@上映中
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2023/02/18(土) 16:05:05.31ID:AUrtxb7I
人の為ならず
高校で銃乱射事件を起こし自殺した少年の両親と被害者少年の両親が事件から6年目に4人で会合する話。

あらすじを読んでいないと何があったのか、どんな関係かも良く判らない始まりで、会合の目的もみえないこと約30分。

遅々として進まない状況に少々面倒臭さを感じ始めた頃ようやく本題に入り、加害者少年の過去や事件のあらまし、両親の思いが生々しく語られて、一気に引き込まれて行く。

感情が昂ぶり激しい主張のし合いになればなる程どこか虚しさを感じるのは、第三者だからでしょうか。
そして会話が進んでいくとある意味グループセラピーの様な感じで、どちらの立場だったとしても実際にどちらかの親だったらと考えてもも、どういう感情になるのか想像つかず。

頭では理解したつもりにもなれるし、非常に興味深い内容だったけれど、感情移入が難しい…。
それでも映画として、とても面白い作品だった。
0052名無シネマ@上映中
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2023/02/19(日) 06:46:45.36ID:SDSRGEaj
監督はマーサが凄く監督の意向を理解していたと感動していたけど
マーサはリバーで愛する人を失くす喪失感を経験しているから、より理解出来たのかもしれない。
恋人解消後もリバーは家族にも現恋人言えない悩みをマーサだけに打ち上げ続けていたから
リバー死後2年くらい鬱になったのも何か出来なかったのか自分を責めてしまったからのもあるのではないか。
復帰後はミュージカル舞台に挑戦してたのもゲイル同様前に進みたかったのもあるだろうな。
0053名無シネマ@上映中
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2023/02/19(日) 11:11:04.25ID:M/69LSVA
アメリカで銃乱射事件を起こした挙げ句自殺した高校生の両親と、事件の犠牲者である高校生の両親が、事件から数年後に、教会付属の建物の一室で話し合う、という筋書きです。

最初と最後以外はこの2組の夫婦しか出てきません。
回想シーンなどもありません。事件の様相や我が子との思い出などは、あくまで彼らの会話、そして表情や仕草などによって表現されるのです。

この映画の特質は、まさにその点にあります。
安易に回想映像などを入れていたら、平凡な映画に終わっていたでしょう。
演劇のように禁欲的に作られているからこそ、観客は2組の夫婦の交わす対話と、自分も真剣に向かい合うしかなくなるのです。

色々な話題が出てきますが、やはり一番の問題は加害者の少年の育ちでしょう。
両親からすれば、我が子が犯罪者になってしまったことの責任は自分たちにもあるのでは、という気持ちになりますし、被害者側からすればなおさらで、アンタたちの育て方が悪かったんじゃないですかと言いたくなってしまう。

でも、この映画の場合は、そうじゃないと思う。
育児放棄をしたり、虐待したりしたわけではない。
育て方がまともでも、犯罪者になってしまう子供はいるというのが、この世の現実でしょう。
また、両親からすれば「あれが良くなかったのでは」と思う要素があったとしても、子育てに完璧はないわけで、仮に健全に育ったとしても「あれはまずかった」という後悔はどんな親にもあるはずです。親だってスーパーマン・ウーマンではないのですから。

ラストがいいですね。
人間は後悔しながらも、赦し合って前に進んでいかなければならないのです。
0054名無シネマ@上映中
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2023/02/19(日) 23:15:40.13ID:bN8V0vvu
2月上旬から公開中のアメリカ映画『対峙』、ロードショウで鑑賞しました。 監督・脚本は『ヴィレッジ』『ダーク・タワー』などに出演経験のある俳優フラン・クランツ。 これが初監督作品。 どんな俳優さんだったかしらん、あまりなじみがありません。 さて、映画。 米国の田舎町、そこにぽつんと建つキリスト教系の教会。 牧師の妻が対面セッションの準備をしている。 テーブルはこれでいいかしらん、お茶や食べ物はこれぐらい必要かしらん、と。 コーディネーターの黒人女性が現れ、部屋をチェックする。
シンプルで問題はないわね、ピアノの練習音はちょっと気になるわね、ティッシュはあるかしらん、テーブルの真ん中に置くのは良くないわね、と。 しばらくして、あまり裕福でない感じの中年夫婦ジェイ(ジェイソン・アイザックス)とゲイル(マーサ・プリンプトン)が到着する。 遅れて、身なりが整い、やや慇懃な感じの夫リチャード(リード・バーニー)と小さなボックスに入った花束を持った妻リンダ(アン・ダウド)が到着。 コーディネーターを介して、対面セッションが開始される。
セッションは4人だけで行われる・・・ といったところから始まる物語で、あまり前知識なく観る方がよいでしょう。 語られるのは6年前に起きた事件のこと。 リチャードとリンダの息子が高校で引き起こした銃乱射事件。 ジェイとゲイルの息子は、被害者のひとりだった・・・ ということが徐々にわかってきます。 被害者家族と加害者家族が直接会うことはかなり障壁が高いようで、ジェイとゲイルは様々な権利放棄をしてきたことがわかります。 映画は、ぎこちない対話の開始から、緊張感を持って描かれます。 限定空間、限定的な登場人物。
これで2時間近く持たせるのは至難の業なのですが、初監督兼脚本のフラン・クランツは脚本のみならず、抜群の演出力をみせます。 セッションまでは引きの画の固定カメラを使い、セッション開始からは丸テーブルで対峙した4人のアップを中心に、これまた固定カメラでみせます。 やや保身態勢のリチャードに対して、感情を高ぶらせるジェイ。 ここで画面は黒味になり、外の風景ショットを挟みます。 有刺鉄線が張られた野原。 鉄線から垂れ下がる中途半端な長さのリボン様のもの。
0055名無シネマ@上映中
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2023/02/19(日) 23:15:44.67ID:bN8V0vvu
で、これまでビスタサイズだった画面がシネスコサイズになり、
感情を高ぶらせたゲイルが丸テーブルを離れます。 同時にカメラは手持ちになり、緊張感と不安定さが増します。 計算された演出です。 ジェイがゲイルに寄り添うためにテーブルを離れ、リンダもジェイの話を聞くためにテーブルを離れ、感情を高ぶらせたゲイルにティッシュを渡すためにリチャードもテーブルを離れます。 このタイミングも素晴らしいです。 彼らのセッションは続きますが、この対話の中に答えや正解はありません。 あるとすれば、相手のことを理解しての「応え」でしょう。 そして、息子の思い出を語り終えたゲイルが、ジェイに「言ってもいいか」と問うた後に、心の底からの言葉を絞り出します。 「(リチャードとリンダの)ふたりを赦します。あまつさえ、おふたりの息子も・・・」と。 このシーンも演出が際立っています。 ゲイルの言葉とともに、部屋の外が明るくなり、露光がオーバー気味になります。
静かにセッションは終了するのですが、リンダが持ってきた花束を巡って時間が費やされる間、先に立ち去ったリチャードとリンダ夫妻のうち、リンダが戻ってきてセッションのときには言えなかったことを告白し、ゲイルの抱擁で終幕を迎えますが、ここでの演出は画面外から教会で練習している讃美歌の声が聞こえてきます。 すこしキリスト教的な感じが強いのですが、「赦し」がキリスト教教義の中心なので、やはりこの演出になります。
ラストショットは、ふたたび有刺鉄線から垂れ下がったリボン。 野原の奥の建物に明かりが点り、フェードアウトしていきます。 垂れ下がったリボンは、心に残った引っ掛かり。 その向こうには、あかりがある、という暗喩かもしれません。 傑作です。
0056名無シネマ@上映中
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2023/02/20(月) 06:47:02.10ID:3J0Jepqu
私には無理
銃もそうだし、赦しもそうだし、こういうアメリカ人の習慣だったり感情だったりは見ていて不快でしかない。

日本人だったら。。
人の子を殺しておいて、許してほしいだなんて思うだろうか?
自分達に非は無いだなんて発言できる?
そしてその場を満足そうにセッティングする偉そうな女。

私には相変わらずの偽善で図々しいアメリカ人の典型ともいえる作品にしか思えませんでした。
0057名無シネマ@上映中
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2023/02/20(月) 07:38:17.57ID:WYSPq2bv
>>56
加害者側の母親も事件前はそう思っていたのかもね。
殺人事件のニュース見て、被害者の親になることは想像出来ても加害者の親になることは微塵も想像しないのが殆どだろうし。
0058名無シネマ@上映中
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2023/02/21(火) 17:43:54.29ID:AKQ1IKAv
銃乱射事件の加害者と被害者の両親4人が教会に会して、事件と子供たちについて忌憚ないディスカッションを繰り広げる会話劇で、ほぼ全編が4人の俳優の演技合戦となっています。 プロローグの―話し合いの場を提供する教会の準備から始まって、 被害者と加害者の両親の到着 仲介した関係者と挨拶 片方が持ってきたプレゼントを渡す 双方の近況を尋ねて …となかなか核心に入ってゆかない会話の進捗に、 アメリカ人でも重要な案件では”社交辞令“や”遠回しの話題で場慣らしをする“といった”慎重な会話手順になることが判る作品で、 観客は、次第に核心に迫ってくる会話内容や双方の態度や語り方から、“どちらが加害者で、
どちらが被害者か”わかってきますし、同時に双方の経済&社会的な立場の違いや、息子の性格やきょうだい構成も提示されてゆきます。 そして、双方の親それぞれの子供への愛情と喪失の悲しみが次第に浮き彫りにされてゆく様子とお互いの禍根の落とし処の付け方へと会話が白熱してゆき…ラストでのそれまでの蟠りの解消とそれぞれの人生への回帰を示し、教会が日常の営みを取り戻して終了となる作劇となっていて、映画の中の時間経過と上映時間=観客が体感する時間を同じくすることでも、観る者もディスカッションを共体験する仕組みとなっていて、会話の終了=映画の終わる頃には4人の苦悩と人柄に哀惜共感できますよ…
0059名無シネマ@上映中
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2023/02/21(火) 21:21:41.27ID:bnlQCn4q
四人の人間(二組の子供を亡くした夫婦)による密室劇。
密室劇には古典的名作として『十二人の怒れる男』があるが、あのスタイルである。映画の殆どは一つの部屋の中だけで展開する。
テーマも趣も異なるので横並びで比較するのはあまり意味をなさないが、密室劇の新しい名作を産んだといっていいクオリティだ。

広義の「ドラマ」を”人間の葛藤を描くこと”と定義付けるのであれば、その意味では今作はほぼ全編が”葛藤の塊”である。
そしてそれを演じる役者たちは演技とは思えないほどリアル。観ている者を引き付けてやまない。素晴らしい。

米国で頻発する銃乱射事件の加害者、被害者双方の遺族が対面して話し合う。それがこの作品の全てである。
純粋な密室劇で、事件の回想シーン等は一切ない。事件現場である今は荒涼とした学校の跡地が四人の心象風景や過去の悲劇を表すシャレードとしてとして挿入されるだけだ。「語りたくない記憶」である事件の断片が少しずつ、時に重苦しく、あるいは激しく爆発的に吐露されて全貌が見えて来る。
時間経過も四人の会合が映画とリアルタイムで進む、極めて直線的でシンプルな描き方。
それが全て効果的に効いている。

ただ、メインの登場人物も四人なので、画的にはあまりに変化がない。ゆえに緊張を維持するのがしんどくて、飽きが来てしまう時間があるのも否めない。
事件ではなく、それぞれの夫婦の日常を会合と平行して描くのであれば、また違う効果があったかもしれないが…それでせっかくの作品が台無しなるような気もする。
0060名無シネマ@上映中
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2023/02/21(火) 21:21:51.74ID:bnlQCn4q
親達は最後に「赦し」に辿り着く。
しかしそれはありがちな「高潔な道義的予定調和」ではない。
息子の命を奪われた苦しみ、怒りを忘れてはならないし、忘れたくない。相手が罰を受ければいいとも思う。しかしそんな苦しみや怒りの日々にはもう耐えられない。それを終わらせる為には、相手を赦すしかないじゃないか、ということをある意味、熟慮の果ての現実解として悟る。そこに至る心理描写が物凄いのである(文章だと陳腐になるそこを、見事に映像として描いているのが今作である)

原題の「Mass」はキリスト教のミサの意味でいいと思う。この二組の夫婦の話し合いが、神の救いから生まれた赦しに感謝と賛美を捧げるミサそのものである。そんな意味なのではないかと思う。
邦題「対峙」はかなり苦労したことと思う。対峙から始まっているので間違いではないが、「赦し」「祈り」の方が意味としては近い。ただ、それでは映画のタイトルとしてはセンスがない、というのも分かる。
0061名無シネマ@上映中
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2023/02/22(水) 23:30:09.93ID:pK9pKY+w
なんだ被害者家族が赦す話なのか
観に行くのやめた
0062名無シネマ@上映中
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2023/02/23(木) 06:17:34.07ID:PrJP0XaT
映画館で今作を観たときレイトショーというのもあって奇跡的に自分一人だけだった。今思えば今作を鑑賞するには最高の環境だったと思う。

6年前に起きたとされる校内銃乱射事件の加害者の親と犠牲者の一人である親の計4人の対峙。劇伴、突飛な編集やカメラワークの一切を省きただただ真摯に4人の表情を画面に映す。当事者である青年二人はもうこの世にいない。残されたのは世間に酷く晒され、加害者と被害者の差こそあれど子を失った親のみ。しかし加害者と被害者の差が深く突き刺さる。二人の青年はどのような人物だったのかという思い出話から次第に事件を起こしてしまった青年のどこが問題だったのかに焦点が当てられていく。
家庭環境、趣味嗜好、学校内での様子や先天的な性格から起因するもの。どこかに責任を転嫁させたくてもどうすることも出来ないし、どこで間違えてどう対処すればよかったのか正解はいつまでたっても分からない。答えのない答えを必死に探そうともがく4人がダメだと分かっていながらも感情的になってしまう様子は恐ろしいくらい気迫があり、実際のドキュメンタリーなんじゃないかと思ってしまうほど。
加害者本人と被害者本人が対峙するのであれば"赦す"という行為が必要になってくるのは分かるが、今作の対峙では当事者はもういない。「犯罪者の息子を育ててしまってごめんない。」や「あなた達の育て方が悪かったんだ」というような言葉はもはや意味を成さない。かといってどうすればよかったと対処法や過去の話をしたって自分達が前に進むことは出来ない。
そういったものを分かっていながらも溢れ出てくる感情を抑えるために可能性や仮定の話をしていく4人の姿はまさしく息が詰まってしまう。彼らでさえこの物語がどう終わるのかが分かってない。もはや終わってしまっていいのかも分からない。そうしてもがいた末に物語は亡くなった二人の息子達の人生を肯定し、4人が祈ることに収束する。若くして死んでしまった被害者の息子の人生に意味はあったのか。絶対に許されない罪を犯してしまった加害者の息子の人生に意味はあったのか。
悲劇的な最期を迎えてしまった2人だが、彼らを愛した両親がいて一瞬だったとしても幸せだと感じる思い出があったのだから2人が生きた意味はあったのだ。初めて4人が対峙したときに流れた気まずい沈黙が、弔いをするための沈黙へと変化したラスト。圧巻だった。
0063名無シネマ@上映中
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2023/02/23(木) 14:24:40.71ID:gOVeeBqe
良かったわ。

アメリカ的と言うより親なら共通の思考だと感じたけどなあ。
4人の演技が素晴らしかったし、最初の加害者ママの
空気読めなさ感も話が進むにつれ
理由のある行動だったんだと納得いったよ。
被害者視点から徐々に真ん中に映らせるストーリーも
何よりも4人の演技が素晴らしかった。

加害者ママが最後に銃取り出すとかしたらどうしようと
そこだけドキドキしたが胸に響く幕切れだったよ。
0064名無シネマ@上映中
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2023/02/23(木) 15:47:31.80ID:QgjHfUOw
すげえ良かった
こんなの泣くしかないだろ
0065名無シネマ@上映中
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2023/02/23(木) 21:46:44.98ID:nsESBMND
>>60
Massってそういう意味なのね
質量とか重みとかの意味しか知らなかったから、何が適訳なんだろと思ってた

「赦し」はセンスないてかネタバレになっちゃうもんね。

そう考えると確かに邦題は難しい、
でもいいタイトルだと思う
0067名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/24(金) 00:32:59.51ID:0nrzspj9
ディベートは勝ち負け判定するから
この映画のメッセージとは真逆だろう
0068名無シネマ@上映中
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2023/02/24(金) 00:39:44.61ID:XBkNtien
「赦してほしいってあなたの感想ですよね?」
「昔はいい子だったって…なんだろう、嘘つくのやめてもらってもいいですか?」
「(赦すのは)残念ながら、無理ですね。」
「僕の彼女というか妻というか細君というか奥さんは赦す気ないんですよ。」
「結局のところ親の教育が悪かったんじゃないかなぁと思いまーす。」

こんな作品見たくない
0069名無シネマ@上映中
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2023/02/25(土) 18:30:20.36ID:74pUdpKN
①“対峙”という日本語の本来の意味からすると、この二組の夫婦は初めから“対峙”など出来ない。
何故なら、一方の夫婦はいくら責められても反論出来ない。言い分があったとしても世間的には言い訳としか受け取られない。
それに対して、もう一方の夫婦は責めようと思えばいくらでも責められる。
同じ立場ではないのだ。だからこの二組の夫婦に出来るのは“対峙”ではなく“対話”のみ。
そして、この対話も何かを解決したり、出来るものではない。
対話の末、四人が再認識或いは初めて認識出来たのは、結局対峙しなけばならないのは自分の中の自分だということ。
この映画はそういうことを云いたいのだと思う。
この二組の夫婦はこれからも対話を続けるのだろうか。恐らく続けても救いや解決は来ないだろう。でも「この認識」を思い出す為に対話し続けるようにも思える。
②私は子供がいないので、その喪失感は想像するしかないですが、実際の喪失感は私の想像どころではないでしょうね。
親は子供のどこまで責任を持たねばならないのか。日本では一応18歳くらいまでとなっていますが(対外的に?社会的に?)、子供が自意識を持ち初めてからは果たして子供のすることの全ての責任が取れるかどうか?私達子供のいないものにとってはついつい「親は何していた?親の顔が見たい」的な考えをしてしまいがちですが…
③唯一私に理解に近いものを感じられるのは加害者の親が自分の息子に異常なところ・怖れに近いものを感じながらそれに対して尻込みしたり見て見ぬふりをしていたところ。
私の弟が統合失調症(その頃は精神分裂症と呼ばれていた)を発症した時、因習深い土地に住み世代的にも精神病理に疎い両親(特に父親)は世間体を気にし病気の事がよく分からず暴力をふるいだした事に恐れて(私は当時海外駐在中)後手後手に回り、勿論弟本人の性格も手伝い、結局精神病院への入退院を繰り返して現在は施設に入っている。後であの時ああすれば良かったのに、こうすれば良かったのにと私が思うのは兄弟という間柄のせいで、
0070名無シネマ@上映中
垢版 |
2023/02/25(土) 18:30:34.16ID:74pUdpKN
両親としては愛情と恐れ・不安の狭間で途方に暮れていたのだろう。だから、本作の加害者の両親が経験した愛情と不安・恐れとの間で揺れていた気持ちは漠然と理解できる。(USAの方が日本より精神病理に対する理解やケア、福祉が進んでいるとしても)
私の家の場合、弟の暴力が家族だけが対象で外(他人)にふるわれなかったのが救いといえば救いだったけれども。
加害者の父親の「産まない方が良かった」という台詞があった。
私の弟の場合、母は産みたくなかったようだ。しかし父が有無を言わせず出産させたようだ。そして、弟が発症して家族に対して暴力をふるいだした時にこの台詞と全く同じことを言ったことを思い出す。
私も「いっそ死んでくれたらよいのに」と思ったことは一度ならずある(『ロストケア』の世界だね。)
④加害者の両親の方はこれまで筆舌に尽くせない苦難を乗り越えて来ただろう。犠牲者の家族からの恨み・非難は当然、世間からの非難・中傷誹謗(一部同情もあったと台詞の中にあったけれども)の波、取材陣の波、鳴り続ける電話や引きも切らない手紙やメール、仕事への影響、離れていく友人たち。
賠償の問題もあるだろう(USAのその辺りの制度はよく知らないが)
私なら耐えられないかも知れない。
⑤といって加害者の親の方に一方的に肩入れしているわけではありません。USAと日本の親子関係にある程度違いはあるかもしれないとはいえ、子供に対する愛情は変わらない筈。手塩にかけて育てた子供がある日突然理不尽な暴力で失われてしまう。その喪失感・怒り・絶望は死ぬまで癒されることは無いだろうと思います。
⑥二組の夫婦を演じる四人の俳優の見事な演技。
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