【金融緩和政策と不動産との関係】
https://www.reinvest.co.jp/column/%E3%80%90%E9%87%91%E8%9E%8D%E7%B7%A9%E5%92%8C%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%A8%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%80%91/

■マイナス金利、公開市場操作が市場に与える影響

上記2つの政策がどのような影響を及ぼすでしょうか。主に次の4つの効果があるとされている。

1.円安効果
日本の金利が低くなることで資金の流出が発生し、円安を誘導できる

2.株価対策
円安を誘導することができれば、円安におけるメリットを受けやすい企業の収益改善につながり、結果的に株価が上昇する

3.市中貨幣量の増加
日銀に必要以上に預けた当座預金の金利がマイナスとなるため、金融機関は余剰がある場合においては、外部(企業、個人)の貸し出しなど運用を行うことになる

4.貸出金利の低下
マイナス金利によって、多くの金融機関が融資を増やすことから金融機関同士での競争が生まれ、一般顧客や法人に対する貸出金利が低下する効果が期待できる。



■まとめ

金融機関の貸出金利の低下は、調達コストが下がることから借り手からすればローンの借りやすさにつながります。
不動産の購入をする場合、余程資金に余裕のある企業や資産家でもない限りローンは切っても切れない関係だといえます。

ローンが借りやすい環境になれば、不動産を購入する企業や投資用の不動産ローンを含む住宅ローンを利用する個人が増えることが期待できます。

特に不動産投資においては家賃収入からローン返済を含む経費を引いたものが利益になることから、
経費の一部であるローンの利息が減少することによって利益を生みやすい環境を醸成し、不動産投資家が参入しやすくなると言えます。

不動産の購入需要が増えれば、一般的な物の価格と同様に需要と供給のバランスで決まるという、市場原理から言えば価格の上昇圧力につながりやすいと言えると思います。