あんなに仲良かったのに突然「今日から嫌いになった」と絶交宣言。しかも「つまらないお前と無駄な時を過ごしたくない」って。
混乱、困惑、狼狽。
実は裏に大きな理由があって仲直り的優しいオチはなし、最後まで困惑のマクドナー映画らしさ

スコットランドの島の荒涼とした大地と狭い世界。本人たちにとっては外側への逃げ道がないところで、ほんの些細なことからエグい争いへのエスカレートのキツさ。
とうにも解決しない争いの背景にはアイルランド紛争が描かれ、世界から飛び出す姉の存在、さらに無垢な存在としてのコーガンも素晴らしい。

あの狭い世界線で仲良さそうなところから、つまらない争いを経てブロ解のような感覚はSNSの時代を生きる自分たちにももろにハマる。
外側の存在。ほんとはあるけれどない人もいるんだよ。

それにしてもバリー・コーガンの切なさ、本物感。すごい俳優だわ