バビロン-Babylon-【ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー】Part2
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やがて世間ではトーキーが台頭し、主流になっていった。撮影にも演技にも今までとは異なる技術が必要とされる中、ジャックやネリーといったサイレントの時代の名優は次第に出番を失っていった。ある日、ジャックは親友でありプロデューサーのジョージ・マンが用意した仕事をしていた。大勢で『Singin' in the Rain』をコミカルな振付けと共に歌うというもの。撮影に立ち会ったマヌエルは、休憩に入ったバンドメンバーのシドニー・パーマーにこの撮影をどう思うかと何気なく問うた。
シドニーは、俺たちを撮るべきだと言い残していった。その言葉で閃いたマヌエルは、黒人であるシドニーを主演に据えたブラックミュージックの映画を製作した。その成功を機に、シドニーはバンドマンからスターへ、マヌエルは付き人からプロデューサーへ変貌を遂げた。ネリーは落ちぶれる一方だった。マヌエルは彼女に染みついた淫売のような印象を払拭すべく、
マナーを身につけさせて上品さを押し出そうとするも、やっとの思いで招待してもらった社交パーティで不満を爆発させてしまい失敗する。さらに薬物と賭博の中毒だったネリーは、ジェームズ・マッケイというギャングの賭博場で借金を作って命を狙われることとなる。ネリーに泣きつかれたマヌエルは、
様々なツテを辿って金を用意してマッケイに返しに行った。しかし、用意した金は実は撮影のために作った偽札で、マッケイに気づかれて命を狙われることとなる。
ジャックも瀬戸際だった。今や"クソ映画"の助演の最終候補に挙がる程度。観客はジャックの映画を見て笑っていた。あるパーティで旧友のレディ・フェイ・ジューと再会し、欧州へ行く彼女をヴェネチアやプラハで会おうと見送った後、ホテルの一室で拳銃自殺した。マッケイに追われるマヌエルは、ネリーを連れてメキシコへ逃れようとしていた。しかしネリーは、私はここで行き止まりだからとマヌエルを1人で行かせようとする。それでもマヌエルはネリーを説得し、永遠の愛を誓い合い、車に乗り込んだ。マヌエルが同じく追われる身である仲間を呼びに行っている間、ネリーは夜闇の中に姿を消していった。マヌエルが必死に探すも、再び彼女が姿を見せることはなかった。後日、彼女は路上で遺体で発見された。 1950年代のある日、マヌエルは娘と妻を連れてかつて後にしたL.A.を再び訪れていた。先に妻子をホテルに返したマヌエルは1人で劇場へ。劇場には老若男女、人種も国籍もバラバラな人々が集まり、皆で一点を見つめている。『雨に唄えば』で描かれるサイレントからトーキーへの過渡期の激動の時代の描写に、かつての思い出が蘇り涙する。
なんか、マヌエルの視点と俺らの視点があるような気がした。必死だったあの頃と美しき当時への懐古みたいなマヌエル視点と、形式とかスターとかの時代の始まりと終わりを繰り返してきて今に至る映画という枠組みの中でかつて栄華を極めた一時代に思いを馳せる歴史ロマンみたいな俺ら視点と。
『バビロン』の名に込めた意図の1つってそういうことだったりするのかなと想像してる。
マヌエル視点とは書いたけど、まあ最後に彼が生き残ってたってだけで、他の人の視点でもあったのかもしれん。
ジャックが自殺する前にフェイさんに「世界で最も魔法に満ち溢れた場所だったよな」って言ってたのがめちゃめちゃ印象に残ってる。ゴシップゴキブリおばちゃん(エレノアさんとかそんな名前?)の取材では「進歩を妨げない」とは言って見せたが、まあそれでもやはり輝けていたあの頃が懐かしくてたまらんよなと思う。最初のパーティからマヌエルに送られて朝帰りした時、
ジャックは欧州になんやら新しい建築だかなんだかがあるように映画も古い連中を追い出して新しくなっていかなければいけないみたいなことを言ってた。と思う。バルコニーのテーブルですっ転んで屋根から転げ落ちてプールにドボンした時の熱い話。やがてジャックは、追い出される側の古い連中の1人になった。
「なぜ」とかなくて、単に時間が流れてくからでしかないんだろうな。なぜ客はジャックの映画を観て笑ったか、その理由はない、みたいな会話にあったように。
理由もなくただジャックはエレノアさん(仮)が言ったように百人と出てくるジャックの1人に追い出されて、そうしてブイブイ言わせてるジャック2もまた次のジャック3に追い出される。 その度に追い出されるジャックNは最も輝いていた頃を懐かしんで、同じく百人と出てくるエレノアに「俺はおしまいなのか」と同じ会話を百回繰り返す。同じような懐古が百回繰り返されていく。
ただ、ネリーは例外だったなっていう気がする。最初にマヌエルに出会った時にこの自称生まれつきのスターは「時代が去ったら夜闇に消える」みたいなことを言ってたけど、まさか文字通りのことをするとは。震えたわ。
俺ら視点(というか俺視点)だと、『NOPE』でも見せられた馬が走ってるあれとか、『月世界旅行』とか、間に何があったか全然思い出せないけど最後に『アバター』とか、時代ごとの代表作みたいなのがばーっと流されて、時代の流れがあったことを鮮烈に刻み込んでくるような演出になってたように感じた。
時代の流れの先頭に今の映画の時代みたいなのがあって、裏を返せばその後ろには幾時代もあるわけだ。その1つがジャックとかネリーとかシドニーとかマヌエルとかが活躍してた設定の1920年代とかがあるわけだけど、俺らはべつにその時代を見たことないから知らないし実感もなくて、でも記録とか資料の類の中には確かに実在してる。そんなことを思うと俺個人はすっごいロマンを感じる。ロマンというか、壮大なかんじというか。
イシュタル門よろしくMGMだの大手製作会社のゲートはすっごい特別なものだったりしてたんだろうか。さすがにそれはないかな。実際大物プロデューサーの家が王宮よろしく丘の上にでっかく建ってたりしてたんだろうか。建ってたりしてたらいいな。
そういえばなんでジャックとネリーは死ぬ前に当たり前のように明日があるかのような態度を見せてたんだろう。ジャックはフェイさんに「ヴェネチアやプラハで会おう」って言った直後に銃で命を絶って、ネリーはマヌエルとメキシコに行って結婚するって話になった直後に姿を消した。
それがスターなんすかね。輝いたまま急に死によるな。 あとは、最期に一回自分にとって最高だった時代の象徴たる人物と一緒に、俺たち最高だったよなみたいなことを確認し合えたからもういいやみたいなかんじだったとかなのかな。ネリーとマヌエルが結婚しようってなったくだりでどういう会話してたかよく覚えてないけど。あんまりに画が綺麗だったもんで意識持ってかれてたから。
てか、ジャックの映画で歩兵がぶつかり合うド派手な戦争のシーンの撮影でガチ負傷者が出てたり死人が出てたり、ネリーの初トーキーで遮音のごっつい箱に入ってたカメラさんが死んでたり、人死は何回かあったな。それらはくっそおもろかったのに、ジャックとネリーの死はしっかりしんみりさせてきた。やろうと思えば、例えばジャックにヤケ酒でもさせてまた泥酔させて屋根から落として今度は死なすなり、ネリーとマヌエルをマッケイとどったんばったんさせてなんやかんやでネリーを死なすなりできただろうに。
なんか、庶民の死と王あるいは王女の死みたいな死の重みの違いがあったような、なかったような。
あと、マヌエルとネリーが会ったときにマヌエルがコカインを吸った勢いで「重要で長く続く何かの一部になりたい」みたいなこと言ってたのが妙に印象に残ってる。熱かった。
たぶんなれたとおもいます小学生並感。
「一部になる」ってなんだろう。あの時は単に何でも良いから何かしらの形で関わることだったのかな。何でも良いから映画の仕事したいみたいな内容のこと言ってた覚えがあるし。
そんなことを言ってたのを数十年経った後に映画観て思い出したんだったら、思った以上にでかい一部になったなあ。時には商売に魂を売って、照明の白飛び云々の問題から作品を守るために元々黒人であるシドニーの顔に黒色顔料を塗らせるとかいう屈辱を与えて、重要な演者を1人映画界から去らせてしまったこともあったけど。
なんか、最終的に爽やかな淋しさが突き抜けるような一作だったと感じる。 >>111
別に間違ってないのでは?
バベルの塔ぐらいは知ってるでしょ
高みを目指しすぎて神の怒りをかうという逸話を映画産業に重ねてるんでしょ
あらすじを全部書き起こしてるから読みにくいけど目のつけどころは良いと思うよ
印象的なシーンの羅列がこの作品の特徴だし、その中でも作者の主張が濃い部分についての感想を述べてる
あの映画見てストーリーがどうとか言ってるトンチンカンな人たちよりはよっぽど本質を分かってると思う シーンの羅列しかないからつまらんかった
出てくるキャラもシーンもツギハギだからこの続きは?っていうドキドキ感ないんだもん 物語はバーティカルに流れないと大衆は満足しないのよ
ホライゾンタル(もしくはシンクロニック)に提示したかったらハイブロウ&アート系に行くしかない
ロウブロウ大衆文化の際たるものを描こうというのにその方法論が間違ってたね >>115
2002年発表のアルバム、Thank you, my twilight に収録されている the pillows の楽曲。
タイトルはおそらく1988年4月日本公開のヴィム・ヴェンダース監督の映画「ベルリン・天使の詩」からとったものだと思われる ファスト映画的なんだよ
名作の要素をあれもこれも詰めて
本当は全部観るのに30時間かかるところを3時間にまとめましたって作品
だけどやっぱり甘い生活とか雨に唄えばとかチャイナタウンとかを一個一個観ていった方が良いよね
というのが観客や評論家の反応 >>114
それがサイレント映画時代の手法だけどね
現代の映画は必要なものだけを分かりやすく並べて登場人物に全部セリフで説明させる
そういうのに慣れてしまってると難しく感じるかも
>>116
それは思った
作中で大衆娯楽を着地点にしてる割には作りがそうなってない
一般大衆向けでは無い
でも一般大衆が見てその中から次のクリエイターが出てきたらそれで良いみたいな感じかも
次世代クリエイターへのメッセージ、映画の教科書みたいな視点で見るとけっこう分かりやすい ファストなら下世話に美味しいシーンの羅列でいいのに
エンタメとして腹をくくれないのが監督の弱さ ただの字幕版で見たけどドルビーで見た方がよかったかしら 6位スタート、タイタニックに負けるとはw
ラ・ラ・ランドとセッションのリバイバルが賑わってたというのに。 >>119
大衆娯楽の映画に振り回されて、最後に未来までフラッシュバックするなら、マニーは泣くより笑った方が良かった 音楽はセッションララランドの監督なだけあってめちゃくちゃ良かったな…
特に力入れてる感じはしなかったけど音楽が1番印象に残ったわ マーゴットロビーとキンタローのレズキスだけよかった >>124
確かに音楽が一番良かったかも!
エンドロール流れていた時、私踊りだしたくなったもん >>125
確かにそのシーンはすごく良かった!うん。雰囲気もあって感情が高まっているはずなのに、とても静かで >>95
レディーが、それで生計を立てていたんならマニーにクビ切られて絶望しただろうね 映画が、アイラブユーアイラブユーって、観客がセリフを真似して大ウケしてたんだからまあ成功していたのでは?と思った 正直何がそんなに悪いか分からなかった
客席も埋まってたし でも凄いよなあ。1930年とかであんな華やかなんだからなあアメリカは。現代人があの当時のアメリカ行っても退屈しなさそう >>132
その頃の時代をハリウッド黄金時代と言って、
一番栄えていた時代ですね。 >>129
そもそもトーキーになったから字幕要らなくなったわけで 字幕もただ文字を書くだけでなくて場面にあった字幕を考えてたわけだから脚本家とかの選択肢はなかったのかなとは思う セッションで鷲掴みにされてララランドでそれを超えてきてファーストマンでん?ってなってからの今作評価
ララランドとセッションの中間に落ち着く >>118
あーなるほどたしかに
3時間で色んなつまみ食いしたのをみせて結局何が言いたいのかっていうと映画っていいでしょ?ってことしかないしね
だから作中で革新的だったり印象に残るカットとかもないのかも
ただそういう映画って今まで(あえて?)誰もやらなかったし
自分はあれはあれでありだと思うしで楽しめたわ
ファスト映画は大嫌いだけどw 評判悪いから警戒してたら、思いのほか面白かった
雰囲気としては(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』+『雨に唄えば』)÷2って感じか
グロイ感じは『ナイトメア・アリー』ぽくもあった
しょっぱなのパーティーのとこが長いけど3時間は別に気にならんかった
出る側と見る側とで違う人生を歩み、
トニーは見る側として平凡に長生きして最後劇場でそれを実感する
みんなもう少し上手く生きれそうだけど
しょっぱなのパーティーを経験してたような人達は
やっぱり地味な人生は送れないだろうなぁ ÷2とかもっとマシな言い方できないのか
どんな評価だよ 賛否両論は良く判るけど個人的には結構好きな作品だった。
なんというかノスタルジックに「あの頃はよかった」的な感傷を
徹底的に排除してる感じかね。
ネリーがセレブにキレる所とか普通なら痛快で「おもしれー女」と
なるところをやりすぎで下品で悪趣味、にまで行きついてたり。
冒頭のパーティとかLAの地下クラブとかも同様。
ジャックの顛末は悲しいけどネリーは徹底してチャーミングなクソ女で
マニーはそのクソに引っかかって全てを失いつつもまぁいいか、って
ところに落ち着いて「あの頃」に涙してる割とダメ男。
良くも悪くもそんな時代でそんな場所だったんだのかねハリウッド。 長い歴史の一部
1920~30年代のハリウッドを舞台にした映画に魅せられた人達の話。
メキシコ移民でパーティーのスタッフのマニーと、主演映画も契約もない自称産まれながらにスターのネリー、既にうんざりする程客を呼ぶ俳優ジャックを軸にみせていくストーリー。
映画がサイレントだった1926年、ザ・乱痴気騒ぎなパーティーの最中、オーバードーズで死んだオッパイ女の変わりに白羽の矢が立ったネリーと、撮影現場に連れて来られてカメラを手配することになるマニー、酔いどれヘロヘロだけどしっかりスイッチを入れるジャックと始まって、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドをコント色を強くした様な感じ!?
トーキーになって盛り上がる展開はかなりドタバタ感があるもののまだ面白かったけれど、ちょいクドさを感じるし、ガラガラヘビの後からだいぶテイストが変わり、ドラマは良いけど…長い。クドい。テンポが悪い。
結末も男性2人は良かったけれど、ネリーはちょっと中途半端に感じたし、それなりには面白かったけれど180分超えを納得させてくれる程は入り込めなかった。
とりあえず、マーゴット・ロビーは下品な役が似合い過ぎということでw すごく面白かったし楽しめた!
もともとブラピもマーゴットも好きだからいっぱい出てて得した気分
マニー役の俳優さんがいいなあと思っで調べたら日本版wikiがなかった…
IMAX終わるの早くて残念だなあ ずっと楽しみにしていた作品だ。
「バビロン」には、本当にたくさんの映画のあれやこれやが詰まっている。
映画作品、つまり、ヒットした作品も、しなかった作品も、評価の高い作品も、酷評された作品も当然そうだが、映画を愛した人も、映画に愛された人も、愛されなかった人も、群がった人も、別れを告げた人も、インスパイアされた人も、インスパイアを与えようとした人も、映画で成り上がろうとした人も、成り上がった人も、挫折した人も、高揚感を感じた人も、夢破れ失意に苛まれた人も、そして、映像技術や表現の進化も、更に、映画を楽しむ人々も全てだ。
これは、映画やそんな人たちに対する最大で最高のオマージュなのだ。
ずっと楽しみにしていた作品だ。
ノスタルジックなだけじゃない。
エンターテイメントでワクワク感もあるが、カタルシスもある。
それにファンタスティックだ。
人々が映画に求めるものが本当にたくさん詰まった作品だと思う。
出来たら大画面で観てほしい。
繊細な表現だけじゃない。
背景の演出にも観るべきところがたくさんある。
松竹は、丸の内ピカデリーのDolbyで上映しなかったことをきっと後悔するように思う。
ブラピにも、マーゴットにも、ディエゴ・カルバにとっても代表作になったように思う。 大林宣彦やタラちゃんをベタボメしてこれをボロクソに叩く人の気持ちがわからない
これに史実求めてどーすんの?とも思う
雨に唄えばのあそこにはこんなウラ話が…あったらオモロイよね!位のことを大風呂敷広げてやってみましたって感じで、気楽に楽しませてもらいました
マニーの人、色気あって良かった
蛇ファイトとかフリークスダンジョンとかはいいアイデアだけど冗長で残念 あと撮影現場のブラックジョーク的な描写はモンティ・パイソンみたいでめっちゃ楽しかったw
ゲロ吐きそうなレベルのブラピがキュー入ると急にシャキッとなるところも、ブラピとレディ・フェイのシーンも素敵だった
ブラピがらみのシーンは全部うまく出来てて、逆にマーゴットのシーンは変にしつこくて気の毒 今日、観てきました。
考えさせられるタイトルだと思う
やはり、聖書の黙示録にある『大いなるバビロン』を暗示している。
バビロンとは---
ウィキペディア(Wikipedia)によれば
『黙示録』によれば“悪魔の住むところ”であり“汚れた霊の巣窟”である。
女という隠語で表されておりきらびやかな装身具を身につけ、手に金杯を持つが、その杯は姦淫による汚れに穢されているという。
大淫婦は殉教者の血を流すが、
神のさばきによって滅ぼされる。
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「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を、あらゆる国民に飲ませた者」
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キリスト教の聖書を読めば、やがてメシア降臨のクライマックスにバビロンの崩壊がある。
映画では世界恐慌の数年前から始まって、世界恐慌あたりで没落していく映画スターを描いているが、これは現代にも次なる世界恐慌が始まるメッセージだと思う。
未来にあるとされるバビロンの崩壊は今の時代であるという感じだ。
最後の意味不明なカットの連続はそうしたメッセージなのだと思う。
「ん? 何だ、どうした?」と我に帰って気が付いてもらうためなのだ。 マヌエルの「長く続く何か大きなものの一部になりたい」というセリフを聞いて思い出したのが、是枝裕和監督が本で書いてた一節。
自分もまた百二十年つづいてきた映画という歴史の鎖の輪の一つでしかない、という自覚が、諦観である以上に(中略)不思議な安堵感につながっていた
黒沢やスピルバーグだとまた違うのかもしれんけど、映画人の99.9%はそんな感じなのかね。 >>146
タランティーノでも全部好きなわけじゃないから
キルビルやヘイトフル8あたりは好きになれない
この映画よりは面白いけどね 史実は全然いらんけどブラピの没落ドラマはありきたりだしトビーマグワイア出てくるとこは超安っぽいしそのせいでラストもあんまり響かなくてなんだかなぁって感じ
センセーショナルにしようとしすぎて薄っぺらくなってるような タラは下世話を引き受けてるけどこっちは無理してる感じ
似て非なるというかベクトル的には真逆じゃない? タラちゃんの「ハリウッド」はむしろらしくない
というか「何だかんだ言っていい時代だったよ」
という楽観性に溢れてたな。 お金はかかってるから長いけど最後まで
観てられるだけに色々文句も溜まっていくジレンマ ブラピは実際に声出して演技をしてる嫁の意見を取り入れれば変われたのだろうか >>155
あかんやろ
上手く脇役にシフト出来ない主演級俳優なんて今の時代もあんなもんや なんでマーゴット・ロビーのメイクやヘアスタイルやファッションは20年代のものにしなかったんだろう 自分もトビーマグアワイヤのエピソード、蛇足じゃね?と思ったが
彼が製作総指揮なのね。じゃあ誰もあの配役とあのストーリー展開には
口出し出来んな。あのストーリーを地でいってるのね。 トビー・マグワイアのとこは展開がブギーナイツと変わらん >>28
最後の血まみれのところにさらにお漏らしもあるんだが 製作前か初期段階ではトビーがチャーリーチャップリンを演じるって言われてなかった?
実在人物を出すのに許可が出なかったのかな 基本知識として、バビロンがハリウッドを指す言葉だってのは理解しておいて欲しいよね
1916年の映画「イントレランス」で作られたバビロン宮殿の巨大なセットは栄華を極めたハリウッドの象徴
その残骸は取り壊されず近年までハリウッド近郊に放置されていた
ハリウッドの盛衰の象徴として今でもバビロンの名前はよく引用されている トビマグは最初気がつかなかったけど
NWH出て来たときにおっさんなったなーと
そう言えば思ったわ
ブレンダンブレイザーも激変してるもんな レッチリのフリーが出演してたけど今日東京ドーム公演だからもう日本に
来てるだろうね。
どこかのホテルでお休み中だろうな。背広着てると大分イメージ違って見えたな。
普通に映画会社の重役に見えた。
ラ・ラ・ランド自分はレンタルで途中で見るのやめちゃった口なんだけど本作の方が
見やすかったのは単純にエロが多かったせいだろうな。でも今作見て改めてもう一度
見たくなっちゃった。
最初の乱痴気騒ぎシーンが苦手な人は結構いるかもね。しょっぱなから
象のウンチ💩ってのもまあまあだしマーゴットロビーが思いっきり
嘔吐しちゃったりするシーンもあるからな。
レビューを見るとマーゴットロビーは脱ぎが足りないんじゃって意見もあるけど
一応おぱーいは見せてるよね。(なんか最初の乱痴気騒ぎで一人だけ衣服を着ていて
コンプラで守られていているようで不自然って意見もあるけど)
トーキーへと時代が変わるときにマーゴットロビーが何回も台詞を撮り直すシーン
あったけどあれは笑った(最後は笑えなかったけど)バミり位置が悪いとか、
監督が切れちゃうとか。あの執拗な感じは少しだけセッションを思い出した。
最後プラピもロビーも呆気なく退場しちゃうのがなんか味気なかったなあ。
結構実話を元にしてるしあれは仕方ないんかな。
途中でマニーが救急車でカメラを届けるシーンがあったけど、あれは撮影場所に
急患が出たとか嘘をついて時間を間に合わせたってこと?かな ハリウッド・バビロンというゲスいベストセラーがあってだな なんか無理して撮ってる。
ディミアン・チャゼルって結局ミニマムな若者の周りに馴染めない息苦しさとか、追いかけても手に入らない欲望とかを描くのがやりたいようにみえるのに、無理やり大セット組んだように見えたな。
トビーのギャングの下りも蛇足、ってか変に「バビロン」なんてタイトルにしてエンディングで映画史を俯瞰するようなデカい口叩いたけど、もっとこじんまりして良かったのに、と言う印象。 レディフェイ役は168cmだったのか…
顔が大きく首が短いから158cmくらいに見えた 見た目やタイトルは大袈裟なのに個人的な失敗談でしかないんだよね
ジャックやネリーは人気スター設定なんだけど栄華を謳歌してるようにも見えないし
無邪気なネリーが成り上がって転落していくわけだけど最初から最後までキャラ同じ
ジャックもそうだからチャゼルが意図的に立場や地位によってキャラの内面の変化を描写しなかったのか
本人達は何も変わってないのに時代に潰されたと言いたいのはわかるけど面白味が無い つーか天国の門みたいに監督自身が自らぶち上げた壮大なタイトルとコンセプトに敗れ去った人間なんだろうな
バビロンを扱えるのは神だけ >>169
マーゴットロビーと同じぐらいの身長なんだね
レディフェイがみんなの憧れの高嶺の花みたいな扱いだったけどそんなにすごいか?と思ってしまった
西洋人から見たら超美人なのかな 好き嫌いが結構二分する映画だと思う。
自分はめっちゃ好み。
でも映画館でエンドロールの途中で帰っちゃう人とかスマホの光がちらちら見えたりしたらあんまりハマらなかった人が多いのかな
冒頭から全て汚い場面が多かったがそれを覆すようなゴージャスなパーティー
それぞれがチャンスを掴みにきているよう熱気、でもそのなかの狂乱とか表面のゴージャ感を装った
LA版のニューシネマパラダイスのような感じがした
ラストシーンの5分ほどは久々にスクリーンに釘付けになった
その前にギャングに地下に連れていかれるシーンものめり込むように見てしまった
今ではタブーになってそうなのもただのシーンとして存在しているような感じ
あまり見ちゃいけないものほど引き込まれてしまう
また変に登場人物たちが交わらないのがよい
ストーリー性を求めて見に行った映画でも中身があんまりないような作品もあるけどこの映画は逆だった。
音楽もとても良い
ブラック笑いなのだけどそういう所に笑いもってきているのが好き
これは自分が映画好きでいる限り繰り返し繰り返しみたい作品
この監督は雨に唄えばが凄く好きなんだろなとも思った >>172
正直キンタローにしかみえなかったが、わかりやすくアジア系女優さんという風情なのと雰囲気がとても良かったので、個人的にはいいキャスティングだと思った
エンドロール最後までいたかったけど、スケジュールキツキツの中で見たから泣く泣く途中退場した
本編2時間にまとめろよ!出来ただろうよ余裕で! ロスの地下で流れてた子供の歌なに? ちゃぷちゃぷちゃぷってひょっこりひょうたん島じゃないの? フェイさん、どこにでもいる中国人の顔だったわ
ルーシールーはブスだけど雰囲気はあるわけで、あの路線の顔なら映えたろうに imdbでキャスト確認して色々ビックリしてる
ネリーのパパがエリック・ロバーツで、失恋マニアのジョージがルーカス・ハースとか渋い!
フリーもスパイク・ジョーンズも、出てるのは聞いてたがどの役か分かんなかった
シンディ・クロフォードの娘は悪目立ちしてたからすぐわかった >>177
デビーレイノルズの声に聞こえたけど
違うのかなぁ >>164
映画の父とまで言われるグリフィス監督はイントレランスの大失敗で
キャリアが終わってしまった。
巨大なバビロン宮殿のセットを解体する予算も出ないほどの
大赤字だったとか >>179 スパイクジョーンズはブラピに戦争映画撮らせて
マニーにカメラ持ってこさせた監督役っぽい。神様、素晴らしい夕日を無駄にして
すみませんとか言っていた人。フリーはまんまだったからわかるでしょうよ 戦争映画つーか、厳密にいえば歴史映画みたいなのね。 フリーとスパイク・ジョーンズがわからなかったってのはそもそも顔をよく知らなかったってだけだろ
出演時間はどちらも長かったんだから 浅い知識しかないから分かんなかった…てっきり乱痴気騒ぎのモブ位かと思ってたらいい役だった、フリーとスパイク・ジョーンズ
特にスパイク・ジョーンズは若い頃のナヨッとしたナードのイメージしかなかったもんで、結構かっこよく年取っててびっくり(ファンの方すみません)
思い切ったキャスティングで、しかもハマッてましたね なんかこのスレ薄っぺらい感想書き込むやつ多くて呆れる レディフェイをあんなくだらない理由で残酷に首切ったくせに最後涙を流して郷愁にひたってるのははあ?っと思った
レディフェイはどうなったの? 大いなる流れの中にターミネーター2が入っててうれしかった レディフェイのようなアジア系は、顔に感情が現れないミステリアスな雰囲気で当時向こうじゃ新鮮だったんだと思う
弥勒菩薩のアルカイックスマイルと同じ
モデルになった中国系女優アンナ・メイはヨーロッパの社交界で成功したらしい 最後の映画のシーン切り抜きに出てきた、黒っぽい島から炎が天まで届いてる映像はなんの映画だろう? >>191
レイダースのラストだよ
寝てたとか関係ないよな >>179
エリックロバーツはすぐわかるだろ
また色々でてるし 町山曰く今作楽しめない奴は洋画はもう金輪際見ない方がいいレベルと コケたと聞いたのにもう2スレか
こりゃ観に行こうかな >>198
町山のはなしを未だに聞いてる奴は金輪際人間やめたが良いw 過去作は絶賛していて批判する奴許すまじな勢いだった人がバビロン見て
お前に映画史を語られたくないだの
映画への愛はあるけど製作者への敬意がないだの
自分の作品を並べて悦に入ってるだのキレてんのには苦笑してしまう
セッションやララランド批判してた人はこの監督のそういうとこにとっくに気づいてたわけで 画面に勢いがあって音楽も良くて面白かったけどなあ
終戦後パートはちょっとダレたけど
そんな不評なんだ
長すぎたから? 内容が過激過ぎるからカップルや熟年客が見ないのもあるけど
女性客の口コミがゼロに等しいのも効いてるな・・。シャイロックやレジェバタは
いい意味でも悪い意味でも無難な作品なので人に勧めやすい。バビロンは
最初の30分どころか最初の10分である意味ドン引きさせる要素もってるからな。
夏場とかで発散したい時期だったらよかったかもだがこのクールダウンしてる時期に
これ女性が他人に勧めるのってリスキーすぎるからな。
前スレで途中で帰った人いたみたいな意見会ったけど自分は普通に面白かった。
まあでもRRRとかブレットトレインみたいに知人に面白かったよーって言えるっていったら
おっさんの俺ですらちょい微妙。学生ならネタにできるかも・・? 人に勧めるならサントラ盤だな
サントラ聞いてるだけでも雰囲気には浸れるしうんこは見なくて済む ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています