『テノール! 人生はハーモニー』オペラ座での撮影に迫るインタビュー映像が解禁!

一流オペラ教師とその日暮らしのラッパーの快進撃を描いた感動のヒューマンドラマ『テノール! 人生はハーモニー』のインタビュー映像が解禁されました。

ラップが趣味のその日暮らしのフリーターのアントワーヌ(MB14)が、その“超美声”をオペラ教師のマリー(ミシェル・ラロック)に見出され、オペラの猛レッスンを受け始める物語。

パリ・オペラ座が舞台の本作は、数年がかりの交渉を重ね、多くのシーンが実際にオペラ座内部で撮影。絢爛豪華な吹き抜けの間や、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を思わせるグラン・ホワイエ(大広間)、かの有名なシャガールの天井画「夢の花束」のほか、オペラ座内の名所が次々に登場し、圧巻の景観が物語をドラマティックに盛り上げます。

劇中でアントワーヌたち練習生の稽古場として使用される特に重要な場所であるグラン・ホワイエについて、クロード・ジディ・ジュニア監督は「オペラ座は“豪華だけど、他の稽古室もこんなものさ”と自然に見えるようにした。この映画はフィクションだから、アントワーヌにとって魔法の場所にしたかった」と説明。さらに、「この場所がどれだけ美しいかを見せ過ぎてしまうと観客の注意をそらしてしまい、キャラクターやプロット設定が損なわれかねない。映画の躍動感を奪わずにこのユニークな場所を紹介するうえで、見せ方のバランスが肝心だったんだ」と、この場所ならではの撮影の苦労も披露しています。

アントワーヌの才能を見出し、自身もオペラ座を愛するひとりであるオペラ教師マリーを演じたミシェル・ラロックは、ロックダウン中に行われた撮影の合間に遭遇した出来事を紹介。「撮影の間は、メイクするのに“皇后のボックス席”を使っていた。ある日、音楽が聞こえてきたからボックス席から舞台を見下ろしたら、舞台ではダンサーたちが稽古をしていた。ロックダウン中のこともあって涙がこみ上げてきた。そういう特別な場所」と振り返っています。