この先生はわりと早熟で、ある種の異才なのです
しかし、どこかで成熟を放棄してしまったところがあるのです
「オレなりのこだわり」とか、「譲れないオレのスタイル」
というようなことをうるさく書きたてて、セルフイメージを
早々と固定化してしまったところがある

それはそれで面白いし、人気も獲得するのだが、
熱心なファンなら、この先生がずっとずっと同じことを
書いていることに気づいてしまうのです
イメージが固定化してしまっている

エッセイや雑文を読むたびに、ある時点から成長も変化もなく、
成熟もしていないことに気がついてしまう
もちろん、すべての人が成熟する必要はないわけです
そういう「変わらなさ」が魅力と言えばいえるわけで、
まさに、宇野功芳さんがそうでしたね