定期100回記念の第九を東京から遠征。
前半はバボちゃん。
確実に一歩ずつ安全運転で進行。
スケルツォは遅くトリオは一転して快速調で隈取る。
オケの響きがいつになくウォームなのはバボちゃんの指向か。
後半は館長登場。
やはりホルン吹きの指揮とは格の違いで、ボリューム豊かで何より全体のバランスが取れている。
終楽章は聴かずとも御想像のとおり。
コーダでの手綱を引き締めた迫力あるたたみかけがいかにも館長らしい。
声楽陣は及第点。
ホールを埋めるお金持ち小澤信者ほぼ全員による熱烈なスタオベ。
教祖様を無条件無批判に崇め奉るような一種宗教的な光景にはいつも違和感と気味の悪さを覚える自分は異端の存在か。