これは脳が劣化して新しいものを受容する柔軟性が失われている証拠なのです。

処理能力が落ちると聴き慣れないものを理解しようとすること自体が苦痛になってくるため、
一般的に脳の老化に伴い、普段聴かない曲を聴くことがどんどん難しくなっていくのです。

とはいえ、完全に同一の演奏を反復して聴くだけでは得られない、変化や刺激を求める欲求は、脳の処理能力が衰えても残るため、妥協的に同曲異演ばかり聴き漁るようになるのです。

年齢にかかわらず早いうちから脳が衰えたり、若くて健康な人でもストレスや疲労等によって脳の処理能力が一時的に低下したりすると、やはり同じ傾向を示すようになります。

知らない曲を聴くのが億劫になってきたという方は、脳機能の低下の兆候である可能性がありますので、注意した方が良いかも知れません。