毎年ミューザ川崎夏の催しフェスタサマーミューザの5年前の都響はインバルでブル7だった。それも
自分は行ったので記憶にあるのだが、前半の曲が今回と同じだったのは検索してわかったからそっちは
そう関心がなかったか。フェスタサマーミューザではオケによっては公開リハがあってそれが魅力でも
ある。都響は公開リハをやっていてその公開リハは全般的に通すという感じだった。本番を見て驚いたのは
インバルがリハではなんとなく通していたのが本番では凄く力の入った指揮になっていて、そんな指揮者の
思いをくんだ演奏になっていたことだ。オケ奏者はいっけん指揮者を見ていないようでちゃんとそういう
指揮者のしぐさまでも演奏に盛り込んでいるのかということがわかった。その時のブル7は物凄い名演と
いうことで推す人もいまだにいる。自分もいい演奏だったと記憶に残っている。1・2楽章は心を揺さぶられる
物凄い名演だったが、3・4楽章はもうちょっとまとめてほしかったかなという記憶がある。まさに今回と
逆パターン。まあ演奏なんて何から何までパーフェクトというのはそうないだろうから何か残るものが
ある演奏会ならチケット代の元は取っていると自分はそう思うことにしている。