志村の面白さというのは、お調子者の子供がそのまま大人になったのをみるおかしみでしょう。
それは地ではなく芸なんだけど、お調子者の大人子供として笑われるのを、本人が愉しんでいた。
PTA(的親)がテレビに映る志村をみて「こんな大人になってはダメよ」と余計なお節介を言ってチャンネルを変える。
実は子供は「こんな大人いないよ、本当にいたらおかしいよ」とちゃんと分かってるし、分かってるから笑う。

ゆえに、ドビュッシーの「Children's corner」を聴く。
第1曲と第6曲は志村のおかしみと元気そのものとして。
第2曲と第5曲は志村の動物好きを現れとして。
第3曲The snow is dancing。
志村の亡くなった日、東京は桜の中雪が舞った。