>>841
バレてた。
荻昌弘が1968年の著書で以下のように述べている。
「フルトヴェングラーによるベートーヴェンの『第九交響曲』のレコード(エンジェル)は、
総練習の実況録音、といわれるもので、聴衆の咳なども入っている」

もっとも演奏そのものは大変評価していて
「この(バイロイトの)演奏の入神的な白熱感は、
今日でも、私たちがレコードで所有できる最高至純の『第九』を思わせる」
とも記している。ライヴであること自体はどうでもいいのだ。

どういう伝手で総練習の実況という情報を得たかは今では分からないが
「LP再生装置はフルトヴェングラーとレコードで会話する媒体」
とまで言った人なので、それなりの情報ソースがあってのことだと思う。