一方で1970〜90年代のフルヴェン発掘音源のラッシュは
EMI傘下のユニコーンより多く出されたが音質が著しく悪い
メロディアの戦中録音は、板起こし海賊盤も乱発し混乱を極めた。
E.クライバーのベト2、戦中の新世界など、全くのデタラメも混在し
古い演奏ならフルヴェンらしいと思わせるニュアンスのあることも発覚。

そもそも一人の指揮者のカリスマがこれだけ話題になるということを
生前の誰が想像できただろうか? レッグでさえも読めていなかった。
つまりクラシック音楽のアーカイヴ(1曲1枚)という枠を遥かに超えて
人々を夢中にさせる要因があるのだが、そこが実に曖昧なままだ。