55枚組のうち、CD27を聞きました。

・ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」 独奏フィッシャー
 SP録音とはいえ、フルトヴェングラーの最後のSP録音だけあって、音質は良好です。
 演奏も、フィッシャーのピアノ共々、「皇帝」はこうあってほしい、という模範的な演奏です。

・メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」 独奏メニューイン
 ようやくLP時代に入りました。音のバランスは曲が曲だけに、高音中心のリマスターです。
 (もしかしてこの55枚組のLP音源全部が高音中心で低音が効いていなかったら嫌だなぁ。嫌な予感がする…)
 演奏は上記「皇帝」と同じことが言えます。
 メニューインはテクニシャンではありませんが、これは技術的難曲ではないので、そこは無難にこなしています。

次はいよいよ「バイロイトの第9」です。従来盤になかった楽章間のインターバルも収録されていますが、さてどうなっているのやら。