決断の成果は出つつある。同社は現在、ロサンゼルスを拠点として270人の従業員を擁する。
同社のオーディエンス分析チームは、2015年時点では社員2人とインターン1人しかいなかったが、
いまでは10人に増えた。今年6月には同社初のショッピングアプリをリリースし、
そこで取得したユーザーの検索・購入データをブランデッドコンテンツ制作、
コマース、プロダクト開発の各チームの業務に活用している。
10月、米小売大手のターゲット(Target)と共同開発した
アスレジャーブランド「ジョイラブ(JoyLab)」を発売。
ターゲットが自社のプロダクト開発でパブリッシャーと提携するのは、
これがはじめてだ。
CMGは6月、シリーズCのラウンドで、
グレイクロフト・パートナーズ(Greycroft Partners)や
Amazonなどから1500万ドル(約17億1000万円)の資金を調達。
9月、コンシューマーブランド部門を立ち上げた。
2020年には実店舗型の小売業者を通じて、
ビューティ、ファッション、ハウスウェアブランドを市場に送り込む予定だ。