今年1月に「車をつくる会社」から、移動に関わるあらゆるサービスを提供する

「モビリティ・カンパニー」への転換をめざすと宣言したトヨタ。

その布石を打つため、世界の配車サービス大手に対する出資や提携に次々と動いてきた。

トヨタは2016年に米ウーバーに出資したほか、

今年1月、商用電気自動車(EV)「イーパレット」の展開でも

ウーバー、中国の滴滴出行などとも提携。

今年6月には東南アジア最大手のグラブに出資した。

しかし、提携した各社はすべてソフトバンクが筆頭株主になっている。

ソフトバンクとの歩み寄りなしに自社の未来図を描きにくいという

現実がトヨタの前に立ちふさがっていた。