BERTの偉業は世界のAI研究者を刺激した。グーグルがBERTを

オープンソースとして公開したこともあり、BERTの改良版が次々と登場し、

さらに難しい言語問題で人間に迫る好成績を叩き出している。

難しい言語問題とは例えば自然言語処理の総合的なベンチマークである

「GLUE」や「SuperGLUE」だ。読解に加えて言い換え(換言)や表現が

異なる2つの文章の意味が同じかどうかの判断(含意関係認識)、

単語埋め込みなどの問題から成る。

GLUEでもグーグル、米マイクロソフト(Microsoft)、米フェイスブック(Facebook)、

中国アリババ集団などのAIが人間超えを果たした。