――流行のピークと終息をどう予測するか。

SARSは、2002年11月に確認され、

ピークは03年3〜4月で

同7月に、終息宣言が出た。その例を考えると、今回は

19年12月に始まったことから、20年4〜5月がピークで、

8月まで続くと推測。

夏以降も続く可能性は低いが、どうなるか分からない。

3月末には現在の対策に効果があるか、見通しが立つと思う。

流行がいつまで続くのか、少しずつ見えてくるはずだ。

 ――県内の感染者の受け入れ態勢は十分だと思うか。

(感染を防ぐ)陰圧室がまだ不足しているなど、設備的には非常に厳しい面がある。

ただ、各関係機関で連携・協力して態勢を整えているので、安心してほしい。

ウイルスの有無を調べるPCR検査(遺伝子検査)の体制も需要に追いついていない。

現状として、重症化リスクの高い高齢者や持病のある人を

優先して検査する方針は間違っていない。