北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、南北軍事境界線近くに位置する

南西部開城市で、新型コロナウイルスに感染したとみられる

脱北者が、韓国から戻る事件があり、同市を24日午後から、完全封鎖したと伝えた。

朝鮮労働党政治局は25日、非常拡大会議を緊急招集し、金正恩党委員長が出席、

防疫体制を、最大限に強化することを決めた。

北朝鮮は2月以降、中国、ロシアとの国境を、完全封鎖し、海外との往来を遮断。

これまで北朝鮮で、新型コロナ感染者は一人もいないとしていた。

朝鮮中央通信は感染が疑われる患者は、3年前に韓国へ脱出後、

19日に、違法に軍事境界線を越えて、北朝鮮に戻ったとしている。