東京・新宿シアターモリエールで上演され、
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した
舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!」(6月30日〜7月5日、
全12公演)の主催者・ライズコミュニケーションは27日、公式ホームページを更新し、

一部報道にあった、観客の公演後における出演者への出待ちを認めた。

同社は「事実経緯報告書」を公式ホームページに掲載。

「このたび発生しました新型コロナウイルス感染症の集団発生により、
応援してくださった観覧者の皆様、出演者の皆様、各関係者の方々、業界の方々、
世間の方々に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしてしまいましたことを
改めて深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。

同報告書には、楽屋が密閉されていなかったことや、出演者の詳しい検温結果、

現時点での陽性者は、合計75人になったことなどを報告した。

一部報道にあった、観客の出待ちに関しては「出待ちされる観覧者が一部の公演で

10名ほどいらっしゃいました」と認め、「全日程の公演終了後に分かったことですが、

一部の公演で、会場外のスタッフの目の届かないところで、

出演者に近づいた観覧者が、夜公演終了後に数名いた旨の報告を受けております。

スタッフの目の届かない所でのファンへの対応は、弊社では極めて困難でした」と

対策の難しさを強調した。出演者が客席に降り、ファンと抱擁したという一部報道に関しては、

「そのような演出含め、観覧者と出演者が接触するような演出は一切ありませんでした」と否定した