アンパンマンの歌に感動

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2007/02/09(金) 14:12:29

歌の意味を深く解析しようぜ

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:23:05.20

「旦那さんは」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:23:21.18

「おります。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:23:37.17

旦那さんの娘さんでござんす」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:23:53.11

「あの若い人がかい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:24:09.05

「へえ」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:24:25.00

「御客はいるかい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:24:40.97

「おりません」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:24:56.93

「わたし一人かい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:25:12.86

「へえ」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:25:28.77

「若い奥さんは毎日何をしているかい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:25:44.72

「針仕事を……」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:26:00.68

「それから」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:26:16.60

「三味しゃみを弾ひきます」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:26:32.59

これは意外であった。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:26:48.56

面白いからまた

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:27:04.59

「それから」と聞いて見た。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:27:20.57

「御寺へ行きます」と小女郎こじょろうが云う。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:27:36.55

これはまた意外である。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:27:52.56

御寺と三味線は妙だ。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:28:08.55

「御寺詣まいりをするのかい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:28:24.48

「いいえ、和尚様おしょうさまの所へ行きます」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:28:40.42

「和尚さんが三味線でも習うのかい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:28:56.36

「いいえ」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:29:12.33

「じゃ何をしに行くのだい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:29:28.28

「大徹様だいてつさまの所へ行きます」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:29:44.22

なあるほど、大徹と云うのはこの額を書いた男に相違ない。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:30:00.21

この句から察すると何でも禅坊主ぜんぼうずらしい。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:30:16.21

戸棚に遠良天釜おらてがまがあったのは、全くあの女の所持品だろう。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:30:32.18

「この部屋は普段誰か這入はいっている所かね」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:30:48.16

「普段は奥様がおります」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:31:04.16

「それじゃ、昨夕ゆうべ、わたしが来る時までここにいたのだね」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:31:20.13

「へえ」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:31:36.06

「それは御気の毒な事をした。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:31:51.96

それで大徹さんの所へ何をしに行くのだい」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:32:07.95

「知りません」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:32:23.92

「それから」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:32:39.86

「何でござんす」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:32:55.78

「それから、まだほかに何かするのだろう」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:33:11.72

「それから、いろいろ……」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:33:27.69

「いろいろって、どんな事を」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:33:43.63

「知りません」

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:33:59.58

会話はこれで切れる。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:34:15.53

飯はようやく了おわる。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:34:31.51

膳を引くとき、小女郎が入口の襖ふすまを開あけたら、中庭の栽込うえこみを隔へだてて、向う二階の欄干らんかんに銀杏返いちょうがえしが頬杖ほおづえを突いて、開化した楊柳観音ようりゅうかんのんのように下を見詰めていた。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:34:47.43

今朝に引き替かえて、はなはだ静かな姿である。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:35:03.41

俯向うつむいて、瞳の働きが、こちらへ通わないから、相好そうごうにかほどな変化を来たしたものであろうか。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:35:19.37

昔の人は人に存するもの眸子ぼうしより良きはなしと云ったそうだが、なるほど人焉いずくんぞかくさんや、人間のうちで眼ほど活きている道具はない。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:35:35.32

寂然じゃくねんと倚よる亜字欄あじらんの下から、蝶々ちょうちょうが二羽寄りつ離れつ舞い上がる。

**七しの子＠名無しさん** · 2018/01/11(木) 05:35:51.26

途端とたんにわが部屋の襖ふすまはあいたのである。

**1001** · Over 1000

このスレッドは１０００を超えました。
新しいスレッドを立ててください。
life time: 3988日 15時間 23分 22秒

**1002** · Over 1000

5ちゃんねるの運営はプレミアム会員の皆さまに支えられています。
運営にご協力お願いいたします。

───────────────────
《プレミアム会員の主な特典》
★ 5ちゃんねる専用ブラウザからの広告除去
★ 5ちゃんねるの過去ログを取得
★ 書き込み規制の緩和
───────────────────

会員登録には個人情報は一切必要ありません。
月300円から匿名でご購入いただけます。

▼ プレミアム会員登録はこちら ▼
https://premium.5ch.net/

▼ 浪人ログインはこちら ▼
https://login.5ch.net/login.php