新宿区保健所衛生課管理係:高木優治さん

Q:地域猫対策の効果測定はどのように考えていますか?

A:何を持って効果測定とするか・・・ひとつは「苦情対応が
役所の仕事」と考えれば、その地域から苦情が出なくなったこと
を成果としてみなすことができますが、実際に地域猫活動エリア
からの苦情は減っています。
またセンターに持ち込まれる数ということでも、新宿区では10年前
に比べると10分の一の数になっています。そしてなによりも。地域猫
という取り組みが最初は一か所からスタートして、現在は30か所以上に
増えているということが成果だと思います。猫をめぐるトラブルを解決
するために地域猫という方法がいいのだ、この方法が効果があるんだと
認識されて、街のみなさんが参加するようになったこと、地域の皆さん
が自らやろうとしていることが素晴らしいことで、これが地域の問題
は地域で解決する「住民自治」だと思います。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2806a/pdf/05_01.pdf