>>266
ゲップは食道上部の粘膜のひだが振動する現象だよね。
R音性母音は舌先を反らせる場合でも、舌を盛り上げる場合でも、すべて声門よりも前で生み出されている音だから、ゲップ云々というのはそもそも場所が違うと思います。
舌先を反らせたり、舌を盛り上げた場合、食道上部を取り巻く筋肉も確かに緊張するけど、そこから音は出ていない(舌先をそのままの状態で、食道上部を取り巻く筋肉だけを緊張させてもR音性の音は出ないから)。

要するに、手の小指だけを曲げようとしたら、薬指も曲がっちゃうというのと同じで、食道上部の緊張は生理的副作用でしかなく、音とは関係していないと感じます。
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センス、フィーリングで分かる人と分からない人がいるって話が出てきたけど、それこそが心理的な誘導による間接的結果って証拠だとも思う。
つまり、体育系のノリで「お腹の底から声を出せ〜!」ってーのと同じ(腹の底から声が出るわけないじゃん)。
とはいえ、イメージによって体が(意図しない形で)動くってこと自体、私は否定してないので、思いがけない副作用が無い限りは別に構わないと思う(作用機序を理解してるともっと良いと思うけどね)。