音素表記と音声表記について、私はいろいろ考え違いをしていたみたいだ(特に
音素について)。
とりあえず自分の考えをまとめるために書いてみたので、間違ってたら教えてください。
テンプレ書いてるのではないので、だらだらと長文になっちゃうけど、そこのところは
ご容赦くだされ。

地球上に色々な国家があるのと同様に、「音声」の世界にあるさまざまな発音は
調音器官(唇、歯、歯ぐき、硬口蓋、軟口蓋、舌など)の使い方によって分類、まとめられ、
出来上がったマップ上に境界線を引いて「音声」という国家を作り上げている。
その国を表す記号が「音声記号」であり、「[]」で囲って表現される。
ただ、「分類、まとめられ」と言っても、口の中はデジタルじゃなく、アナログであるため
完全に境界線を引いて分類できるわけではない(世の中に国境紛争があるのも似たような
もんか)。
このため、微妙な曖昧さは残されている。
また、調音部位の中心からのズレを表したい場合に備えて補助記号(上寄り、前寄りなど)
なんてものが用意されている。
ついでに書くと、補助記号には副次的な観点からの特徴(歯音、R音声)を表すものも用意
されている。

〜続く