一般的な五珠の算盤がデジタル計算器であることは次のことから説明が可能です。

1.算盤の各桁が五珠の位置により十進法における「各桁の数値」が再現可能であること
2.下珠の4珠が各々が0か1を示す離散的存在であること
3.下珠の4珠の明示的な物理的位置及び連結が0から4の各々の値を表現することが可能な離散的存在であること
4.上珠の1珠が離散的に0か5を表現することが可能な離散的存在であること
5.上珠の1珠の明示な物理的位置が0から若しくは5の値を表現することが可能な離散的存在であること
6.上珠と下珠の明示的位置存在及び5珠の物理的連結が0から9の離散的数値を表現可能であること
7.中途半端な位置にある珠は運用上、0と見なされること
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【桜井恵三の正解】
ソロバンがデジタル計算器であるかどうかは、
珠が離散的な数を表現するするかどうかかは関係はない。
デジタル計算器であるかどうかは、離散値を使って計算しているどうかの問題だ。
ソロバンの珠がスライドして計算しているのは明白であり、
スライドしている事は連続量を使っている証明ででもある。
連続量を使って計算する計算器はアナログ計算器。