足の速い人は走る姿も美しい。フォームに癖がない。だから癖のない美しい文章を書ける人は
やはり思考力も高くなる。汚い言葉を使わないとか嘘を言わないというような基本的なことは
思考力とは関係ないことのように思われるが、長年の積み重ねで大きく変わっていく。
国という大きな括りでみても常に嘘を付き続ける国家とか、その国の首長が毎回最後は
犯罪者として終わるようなところからはノーベル賞を生み出すような人は永久に出てこない。
つまり悪いクセは早く直したほうがいい。
しかし一方でスピードに乗る練習も必要だ。あまりフォームを意識しすぎているとスピードに
乗れない。スピードを上げることで自動的にフォームが矯正される場合も多い。だから雑でも
いいのでとにかくスピードを上げるという練習も必要な時がある。寧ろ雑に読み飛ばすことを
意識してスピードをとにかく上げる。
日本人はとにかく丁寧に行うという教育は徹底しているので、其の点は凄く良い点も多いのだが
馬鹿丁寧になりすぎる場合もある。それにそもそも文化の本質を理解しないで苦痛を感じながら
従っている人も多い。整理整頓を理解して腹に落として実行できている人がどれだけいるだろうか?
規則に従って苦痛を感じながらやっている人と理解して積極的にやっている人では全く違う効果が
生まれる。