北キプロス・トルコ共和国のアクンジュ大統領、東地中海における天然ガス資源に関してキプロス島・ギリシャ側を非難 2018年2月22日
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北キプロス・トルコ共和国(KKTC)のムスタファ・アクンジュ大統領は、キプロス島ギリシャ側は
東地中海にあるキプロス島の天然ガス鉱床を自分たちだけのものであるかのように認識して
その方向で一方的な措置を講じていると発言した。

アクンジュ大統領は、共和国議会で選出された政党の党首たちと大統領府宮殿で一堂に会した。

約3時間続いた会談後に会見を行ったアクンジュ大統領は、天然ガス問題を緊張の種と
するのではなく協力分野にするようキプロス島・トルコ側から何度も呼びかけが行われたが、
この呼びかけに前向きな回答が得られなかったと明かした。

アクンジュ大統領は、地中海で発掘される天然ガス資源にはギリシャ側同様トルコ側にも
権利があると指摘し、

「キプロス島とその周辺の富はキプロス島民や地域諸国にとって潜在的な富を秘めている。
ギリシャ側は、東地中海にあるキプロス島の天然ガス鉱床を自分たちだけのものであるかのように
認識してその方向で一方的な措置を講じている」と話した。

来週初めにエリザベス・シュペハル国連事務総長キプロス島特使と会見すると語ったアクンジュ
大統領は、ニューヨークからも一部代表者が今後訪問することになっており、この非公式の会談を
交渉への意図を探るものとして見ることができると述べた。

アクンジュ大統領は、キプロス問題に関してすべてをトルコ側に期待する認識はあり得ないことであり、
キプロス島・トルコ国民は解決を望んでいることを常に示しており、このことはギリシャ側を除いた
全世界が見て知っていると述べた。

キプロス島・トルコ側にこれ以上の歩みが期待されるべきではないと強調したアクンジュ大統領は、

「キプロス島トルコ側として良心は穏やかな状態にある。これまで行って来たことや明示したことにより、
国民としても首脳としても良心は穏やかな状態にある。今後の進展はギリシャ側の姿勢が決めること
である」と見解を述べた。

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