>>502
中東は範囲が曖昧(近東を分けるか、エジプトを含めるか等)だが、西アジアだと
すると、アラブ人だけでなくトルコ人やイラン人もいて言語系統が全く異なるし、
イスラム教徒だけでなく、レバノンにはキリスト教徒、イスラエルにはユダヤ教徒が
多くいる。アラブ人は北アフリカにも広がっているし、イスラム教徒はより広い
範囲にわたる。

イスラム教徒が多い国の上位5位は、インドネシア、パキスタン、インド、バングラデシュ、
ナイジェリアで、西アジアの国もアラブの国も1つも入っていない一方、米国でAsianと
される国が4つ、モンゴロイドの国が1つ入っている。

アラビア語はアフロ・アジア語族に属し、アフロ・アジア語族の話者はパキスタン以東には
いない。

だから、西アジア人をAsianではないとみなすのも、ArabicやMuslimと呼ぶのも
全く不適当。地理音痴の米国人の変てこな用語に追随する必要はなく、ヤード・ポンド法や
華氏温度とともに、ガラパゴス用法として馬鹿にされるべきもの。

>>507
Caucasianも米国人が使うおかしな用語の1つだな。人種を指すならCaucasoidで、
Caucasianはカフカス地方人に限定される。カフカス地方はアジアとヨーロッパに跨るので、
スターリンのような南カフカス人はCaucasianでもありAsianでもある。

>>516
西アジア人をMiddle Eastnerと呼ぶなら、西アジア人以外のアジア人もFar Eastnerで
揃えないとちぐはぐだろ。極東も範囲が曖昧(パキスタン〜ミャンマーを含んだり
含まなかったり)なので、あまり使わない方が良いが。

アジアとそれを細分化した西アジアや東南アジアなどの範囲は地理的に明確に定まっているので、
それらと一致しない用語こそ紛らわしいので使うべきではない。米国人でも自然人類学者の
カールトン・クーンは、学者らしくアジアを地理的に正しい意味でしか使っていなかった。
白人に関してはコーカソイドすべてを指す立場だったので、アジア人の白人も当然いて、
境界は存在しないことになる。