前回衆院選前(前原民進の希望合流前)に東京の小選挙区は希望が25選挙区中20選挙区以上取って圧勝するという予想が少なからずあったと思う。
恐らく、都議選ショックと2012大阪の維新12勝2敗の記憶がそういう予想を導いたのだと思う。

しかし、都議選の時と違って、衆院選は公明党が自民候補を応援、共産党候補どころか民進党候補ともほとんどの選挙区で競合という状況で、希望の新人が自民現職に勝つのはよっぽど難しかったんじゃないか。
都議選の都民ファースト1人区対自民圧勝の理由は、自民都連への不満以前に、「総理は安倍さん、都政は小池さん」という自民党支持層の4割が、自民現職でなく都民ファースト新人に流れたことも大きい。彼らは国政選挙なら自民に入れる。

大阪の場合は、
・2012年当時自民は支持率20%ちょっとの野党で、下野時に失った支持層を取り戻せてなかったこと(実際、2012衆院選の自民比例得票率は2009とほとんど変わらない)
・強い後援会をもつ自民の国会議員が維新に移籍したこと(松浪、谷畑、西野)
・大阪は東京に比べて非共産リベラル票が少なく、
アンチ自民票が保守色の強い維新に集まった。
という理由で維新が伸びた

公明党の引き剥がしや共産党との一本化は無理でも、鴨下・平・平沢を取り込んでいたら違っただろうな