小川淳也の神質問 (2月4日予算委員会)


・2018年の賃金上昇率かさ上げの手口を紹介
(21年ぶりの賃金上昇という大本営発表のカラクリ)

1、恣意的なサンプル変更で賃金上昇率アップ
2.全数入れ替えからローテーションサンプリングに変更、3年生存企業の寄与が高くなり、賃金上昇率アップ
3.現在の経済情勢に合わせるとして、係数を変更して賃金上昇(ベンチマークの更新)
4.サンプル変更後過去にさかのぼって改定する「訴求改定」を廃止して、賃金上昇率アップ
5.日雇い労働者をこっそり除外して賃金上昇率アップ
6.2004年から賃金を低く抑えていた不正をこっそり復元して賃金上昇率アップ


・GDPかさ上げの手口を紹介

1.安倍ちゃんがGDP600兆をぶち上げた翌年に統計改定で31.6兆円GDPをかさ上げ

研究開発費算入で3.0%→3.6%に↑
軍事装備品参入で0.1%程度↑
不動産仲介手数料算入で0.2%↑
土地改良の対象範囲見直し0.3%↑
中央銀行の算出方法見直せば僅に↑

統計委員会での検討を受けて、上昇が見込まれる項目を、GDPの算出にことごとく反映

2.茂木大臣「国際基準に合わせただけ」と言いながら、
国際基準で企業データに含まれている「私立大学」を入れると
GDP0.8%かさ下げ要因になると統計委員会で議論
   → 私立大学は含めないことに・・・・国際基準のうち、低くなることが見込まれるものは恣意的に除外

3.茂木大臣「国際基準に合わせただけ」と言いながら、国際基準と無関係な「その他」という項目で大幅かさ上げ

これ、過去にさかのぼって訴求改定しているが、
アベノミクス以前はその他項目が無茶苦茶かさ下げされていて、
アベノミクス以降、「その他項目」がうなぎのぼりに上っている実態を紹介
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「結果として、あまりに不自然だ」と断ずる

(明石順平弁護士いわく、「ソノタノミクス」問題」