【野党ウオッチ】目立つネガティブな応酬 何のための立民と国民の合流か 
https://www.sankei.com/smp/premium/news/200121/prm2001210008-s1.html

国民の玉木雄一郎代表は20日夕の両院議員総会で、立民との合流協議を今後も続ける意義を切々と説いた。
しかし、立民の枝野幸男代表が20日の召集日をもって協議を打ち切る方針を示したことは「理解できる」とも言及。

国会で野党が一つになって安倍晋三政権を倒すことに全力を傾けるべきだと訴えたが、会場には冷ややかな空気が流れた。

交渉に携わる当事者以外の行動にも、首をかしげたくなるものがあった。
国民内の合併推進派議員が節目節目で玉木氏を突き上げた動きは組織のガバナンス上疑義があり、そんな若手らをたきつけて
「俺たちがシナリオを描いている」とうそぶくベテランたちの振る舞いも気になった。


無理矢理ポジティブな面を挙げるとすれば、政策や理念を置き去りにしたなし崩し的な再結集は回避されたことだけだろう。

枝野氏は「譲れないものを譲ってまで党を一緒にしたら野党に対する政治不信が高まる」と語ったが、この点は正しいと思う。