戦後の一時期、歴史教科書や通史本では『日中十五年戦争』の語が多く使われていたが、
近年この言葉を目にすることは少ない。教科書からも消えているという。
満州事変から太平洋戦争までを一括りとするにはあまりに内容が複雑であり、
日中戦争については、第二次上海事変をターニングポイントと見る歴史観が広がっていることが大きい。