よしりんは西郷好き大久保一派あんまりすきじゃないだよな
大隈重信とか大村益次郎とか西郷嫌いの人物もたまにいるが一万円札になった福沢と渋沢から西郷が好かれてたのは面白い、福沢は明治政府のほうを痛烈に批判してるし

福沢諭吉
>「明治政府が西郷率いる士族の暴発を未発に留めることができなかっただけでなく、
かえって暴発を促したのではないか」と指摘し、「政府は、西郷の死を防ぐための手立てをもっと積極的にすべきだった」と、西郷の死を憐れんでいます。
加えて福澤は、「政府が西郷を殺したんだ」と繰り返し訴えます。
西郷を「天下の人物」と呼び、「いくら日本の領土が狭く国法(国の法律や掟)が厳しいと言っても、
どうして西郷一人を日本に置いておく余裕がなかろうか」と、西郷を死に追いやった明治政府の狭量さを嘆いています。
https://news.livedoor.com/article/detail/13658761/

渋沢栄一
>西郷隆盛公は一言で言えば、とても親切で同情心が深く、どうすれば他人の利益になるかと、そのことばかりに気を使っていたように思う。
はたから見たところでは、公が賢い達識の人であるか鈍い愚かな人であるか、はっきりとわからなかったものである。
ここが西郷公の大久保公と違ったところで、西郷公は他人に馬鹿にされても馬鹿にされたと気づかず、
その代わり他人にほめられても嬉しいとも思わず、喜ぶこともなく、それと気づかないように見えたものである。
いずれにしてもとても同情心の深い親切な御仁で、器ならざると同時に、また将に将たる君子の趣があった。
明治維新の英傑の中で、偽り飾ることのなかったのは、やはり西郷隆盛公である。
そのため西郷公は、思慮の足りない人々からは、誤解されたり、真意を理解されなかったりしたこともある。これは、西郷公が至って無口だったことによる。
結論のみを語って、そこに達するまでの思想上の経緯などはあまり語らなかったためであろうかとも思う。

西郷隆盛公は、たしかに大人物であったが、適材を適所に置くことについては、優れた人物鑑識眼があったとは言いかねるようだ。
元来まったく私心がなく、孔子の言う 「過ちを観てここに仁を知る」 方で、
その深い優しい情に端を発するところが西郷公の過失ともいえるのだが、
一方それが、公の仁心が深かったことを示すものでもある。
したがって、他人を見誤ることがあっても、他人に陥れられるようなことは絶対になかった。

「現代語訳 経営論語   渋沢流・仕事と生き方」