メタル脳 天才は残酷な音楽を好む
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
そういや、中野信子似の友人もメタラーで天才的に頭良いんだよなぁ
運が良かっただけ、とか言ってバカなふりしてるけど本当は無茶苦茶頭良い あ、自分は中野信子で検索してここ来ただけで、メタルのCDは一枚も持ってないですw >>1
中野信子『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』(KADOKAWA、2019)
「モーツァルトよりメタリカを聴け!」
サイコパスからいじめ、不倫まで、人間社会のさまざまな事象を読み解いてきた脳科学者・中野信子が次に選んだテーマ。それはヘヴィメタルです。重く激しいサ
ウンドとダークな世界観で熱狂的なファンを生む一方、その音楽性やスタイルゆえに世間から疎まれがちなヘヴィメタル。しかし様々な研究によって、このサウン
ドが持つ効能やファンの特性が明らかになった結果、世界中の科学者からポジティブな評価を得るに至っています。「ヘヴィメタル」その特徴を本誌解釈で端的に
表すと「天才が好み、天才を育む音楽」であるということ。良識的な人々が眉をひそめるヘヴィメタルには、認知機能や知的好奇心、ストレス耐性の向上など、知
育に欠かせない数々の効果が認められるのです。自らも幼少の頃からヘヴィメタルに親しんできた中野が、これらのユニークな先行研究を紹介すると共に自身の経
験も織り交ぜつつ「天才のための音楽」のメカニズムを解説します。脳科学・心理学的な縦横無尽のアプローチを重ねた末、中野の考察はヘヴィメタルが果たすで
あろう社会的役割にも到達します。世の欺瞞や偽善を鋭く訴える一方、怒りや絶望といったネガティブな感情を緩和させ、正義の感覚を醸成させるこの音楽は、現
代社会における自立した個人のあり方を促すのではないか。それは、単なる反骨とも反社会とも異なる「非社会」というスタンスです。各国でポピュリズムが台頭
し、民主主義の行く末も危ぶまれている昨今、閉塞した世界を変える「強い個」を生み出すのがヘヴィメタルやヘヴィメタル的スタンスなのかもしれません。予言
にも似た中野の指摘は、既成概念を打ち崩す驚きを与えてくれることでしょう。次代を担う若者へ、そして彼らを育てる大人たちへ、今こそ声を大にして伝えたい
「モーツァルトよりメタリカを聴け!」 >>1
>>16
中野信子『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』(KADOKAWA、2019)
【この本のポイント】
幸せホルモン「オキシトシン」の影響から読み解く、脳とメタルの幸福な関係
→脳に効く劇薬(メタル)が子供を守り、天才を育てる
・ヘヴィメタルは孤独や不安を癒やし、自己評価を下げない
・ヘヴィメタルはストレス耐性を上げ攻撃性を和らげる
・ヘヴィメタルは世の中の欺瞞を見抜く強い「個」を育む
・ヘヴィメタルは世間に流されない“非社会性”が身につく など >>1
【中野信子】ヘビメタが好きな人は成績優秀者が多い?知られざるモーツァルト効果の真実! 【脳科学者】 【クラシック】 【ハードロック/ヘヴィメタル】 【4:00〜5:25】
えーロック音楽に関してはですねあのそれぞれやっぱりあのー治験はあるんですけれどもまあバカになるとかって言う人もいましたが
なんとですねヘヴィメタルとかですねハードロックを学生さんに聴かせると成績優秀者に限ってはその不安の度合が下がって
テストの点数自体は上がるっていう研究結果もあるんですよなので成績優秀者にはまあヘヴィメタルを聴かせるというのはいいんじゃないか
えー成績上位校の学生さんにメタル好きが多かったりしますまあちょっと内向的な傾向が高いとか不安が高いと言う傾向も
あの同時にわかっていますはい >>1
>>18
【訂正】
【中野信子】ヘヴィメタルが好きな人は成績優秀者が多い?知られざるモーツァルト効果の真実! 【脳科学者】 【クラシック】 【ハードロック/ヘヴィメタル】 【4:00〜5:25】
えーロック音楽に関してはですねあのそれぞれやっぱりあのー治験はあるんですけれどもまあバカになるとかって言う人もいましたが
なんとですねヘヴィメタルとかですねハードロックを学生さんに聴かせると成績優秀者に限ってはその不安の度合が下がって
テストの点数自体は上がるっていう研究結果もあるんですよなので成績優秀者にはまあヘヴィメタルを聴かせるというのはいいんじゃないか
えー成績上位校の学生さんにメタル好きが多かったりしますまあちょっと内向的な傾向が高いとか不安が高いと言う傾向も
あの同時にわかっていますはい >>1
【中野信子】ヘヴィメタルが好きな人は成績優秀者が多い?知られざるモーツァルト効果の真実! 【脳科学者】 【クラシック】 【ハードロック/ヘヴィメタル】 【4:00〜5:25】
えーロック音楽に関してはですねあのそれぞれやっぱりあのー治験はあるんですけれどもまあバカになるとかって言う人もいましたが
なんとですねヘヴィメタルとかですねハードロックを学生さんに聴かせると成績優秀者に限ってはその不安の度合が下がって
テストの点数自体は上がるっていう研究結果もあるんですよなので成績優秀者にはまあヘヴィメタルを聴かせるというのはいいんじゃないか
えー成績上位校の学生さんにメタル好きが多かったりしますまあちょっと内向的な傾向が高いとか不安が高いと言う傾向も
あの同時にわかっていますはい >>1
>>18
>>19
>>20
中野信子のお話 成績優秀者が育つ音楽はヘヴィメタル!?
ttps://www.youtube.com/watch?v=CwPcbqzwWkw
中野信子◆成績優秀者はヘビメタ&ロックを聞いている!?◆脳科学トーク
ttps://www.youtube.com/watch?v=-ozTTBDqkEs
中野信子 ※騙されている人多すぎ※ モーツァルト効果の大ウソを暴露
ttps://www.youtube.com/watch?v=JosXBzJvoE8
中野信子 ※騙されている人多すぎ※ モーツァルト効果の大ウソを暴露
ttps://www.youtube.com/watch?v=erHigh0-i6I
【中野信子】 モーツァルト効果はない!騙されている人多すぎ。脳科学者中野信子氏がモーツァルト効果の大ウソを暴露
ttps://www.youtube.com/watch?v=dl91SomXmnI
【中野信子】クラシック音楽を聴くと頭が良くなるという「モーツァルト効果」は嘘! 一番は自分の好きな音楽を聴くことです。
ttps://www.youtube.com/watch?v=8eeOLKKUq0w
中野信子 ※騙されている人多すぎ※ モーツァルト効果の大ウソを暴露
ttps://www.youtube.com/watch?v=rysQHKH3p1c
【中野信子】脳にまつわる俗説 噂に振り回されないで! クラシック音楽を聴くと頭が良くなるという「モーツァルト効果」はありません。自分の好きな音楽を聴くことが一番なんですね^^
ttps://www.youtube.com/watch?v=Oh3v9BCxsSk
【中野信子】実はウソだった俗説!〇〇効果って本当?それとも嘘?胎教にもいいの?◆中野信子と脳科学トーク◆
ttps://www.youtube.com/watch?v=QwjXRUYDuQs
【中野信子】みんな騙されてた!音楽が赤ちゃんや子供の脳に与える影響脳育は?中野信子と脳科学!
ttps://www.youtube.com/watch?v=qcDoQoOD48I
中野信子 モーツァルト効果は完全な嘘だったと判明!音楽が脳に与える意外な影響!
ttps://www.youtube.com/watch?v=0mwbM3RxBz4 >>1
メタルは“天才が好み、天才を育む音楽”?「モーツァルトよりメタリカを聴け!」脳科学者・中野信子が提唱
●脳&ヘヴィメタルの新解釈!! 本書『メタル脳』のポイント
幸せホルモン「オキシトシン」の影響から読み解く、
脳とメタルの幸福な関係
↓
脳に効く劇薬(メタル)が子供を守り、天才を育てる
・ヘヴィメタルは孤独や不安を癒やし、自己評価を下げない
・ヘヴィメタルはストレス耐性を上げ攻撃性を和らげる
・ヘヴィメタルは世の中の欺瞞を見抜く強い「個」を育む
・ヘヴィメタルは世間に流されない“非社会性”が身につく
and more! コンプレックス過多や非社会性を持ったヤツは確かに多い。
他人と同調はしない。 United States of America(ユナイテッドステーツオブアメリカ)
【国名】
《the 〜》アメリカ合衆国、米国◆北米大陸の中央部およびアラスカとハワイの50州から構成される国家。1776年に13州がイギリス
から独立し、1781年の連合規約によって州の権限の強い「アメリカ合衆国」政府が成立し、1787年に成立し、1789年に発布した憲
法によって強力な連邦政府が作られた。首都はワシントンD.C.で、最大の都市はニューヨーク市である。◆【略】U.S.A. ; USA◆
【同】the United States ; America
America(アメリカ)
【名】
南北アメリカ大陸◆【同】the Americas
【国名】
アメリカ◆【同】the United States of America◆【略】A. ; Am. ; Amer.
American(アメリカン)
【名】
1. アメリカ先住民◆【略】A. ; Amer.
2. アメリカ合衆国市民、アメリカ人◆【略】A. ; Amer.
3. = American English
【形】
1. アメリカ(合衆国)の、アメリカ人[英語]の◆【略】A. ; Amer.
2. アメリカ大陸の◆【略】A. ; Amer.
3. アメリカ先住民族の◆【略】A. ; Amer.
4. 〔植物や動物が〕アメリカ大陸固有の◆【略】A. ; Amer.
【著作】
《The 〜》アメリカ人◆米1877年《著》ヘンリー・ジェイムズ(Henry James) United Kingdom(ユナイテッドキングダム)
【国名】
《the 〜》英国、イギリス◆正式な国名、the United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandを略したものとして一般に使
われる。
British(ブリティッシュ)
【名】
1. 《the 〜》イギリス[英]国民
2. イギリス[イングランド]英語◆【同】British English
3. 〔古代の〕ケルト語
【形】
1. イギリスの、英国の
2. イギリス[英国]人の
3. 〔古代の〕ケルト先住民族の England(イングランド)
【名】
イングランド王国◆【同】the Kingdom of England
【国名】
イギリス、英国◆国家の正式名称はthe United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandであり、略してthe United
Kingdomという。また地名からGreat BritainやBritainを使うこともあるが、国名としてのEnglandは俗称である。
【人名】
イングランド
イングランド◆イギリス(the United Kingdom)の一部で、ブリテン島(the isle of Britain)の南部の地域を指す。◆【語源】5世紀に
ブリテン島を侵略したアングロ人がEngla land(アングロ人の国)と呼んだことから。 Wales(ウェイルズ)
ウェールズ、ウエールズ
【地名】
ウェールズ◆イギリス(the United Kingdom)を構成する地域(行政区)の1つで、ブリテン島の西南に位置する。1282年、エドワー
ド一世によって征服され、イングランドの支配下になる。1536年、連合法(Act of Union)でイングランドと連合。ウェールズ語
(Welsh、Cymric)の使用者は2000年時点で人口の20%に減ったが、一方で1999年にはウェールズ議会が設置され、ウェールズ
語も公用語になっている。ウェールズ人は、WelshまたはCymry(キムリー)
Scotland([US]スカットゥランドゥ、[UK]スコットゥランドゥ)
【地名】
スコットランド◆ブリテン島北部の約3分の1を占める、連合王国(the United Kingdom)を構成する地域。北は北海、北西は大西
洋、南西はノース海峡とアイリッシュ海に面し、ヘブリディーズ諸島(the Hebrides)、シェットランド諸島(the Shetland Islands)およ
びオークニー諸島(the Orkney Islands)を含む。連合王国内で限定された自治が認められ、スコットランド政府(the Scotland
Government)が存在する。最大の都市はグラスゴー(Glasgow)で、首都は2番目に大きいエジンバラ(Edinburgh)である。1世紀
にローマ人の侵略を受けるが支配されることはなかった。5世紀以降は小王国に分裂したが、9世紀にスコットランド王国(the
Kingdom of Scotland)に統一され、イングランド王国との戦いが続いた。1707年にグレート・ブリテン王国に組み込まれる。
Northern Ireland(ノーザンアイルランド)
【地名】
1. 北アイルランド◆広義。アイルランド島の北部。アイルランド共和国の北部と英統治領・北アイルランドを指す。
2. 北アイルランド◆狭義。英統治領の北アイルランド。プロテスタントとカトリック住民の紛争が絶えない。◆【略】NI◆【参考】
Northern Ireland conflict London(ロンドン)
【人名】
ロンドン
【地名】
1. ロンドン◆英国の首都◆【略】LON
2. ロンドン◆カナダ・オンタリオ州◆【略】LON
Cardiff(カーディフ)
【人名】
カーディフ
【地名】
カーディフ◆英・ウェールズの首都(1995年から)で、また商業、教育、文化の中心地でもある。南ウェールズにあり、セバーン川河
口(the Mouth of the Severn)に二つの川が注ぐ場所を堰(せき)(Cardiff Bay Barrage)によってせき止めて淡水のカーディフ湾を創っ
た。これにより長く寂れていた波止場(はとば)を再生することができた。
Edinburgh(エディンブラ)
【地名】
エディンバラ◆Scotland(スコットランド)の首都◆【略】EDI
Belfast(ベルファーストゥ)
【地名】
ベルファスト◆英国
【名詞】
ベルファスト 《北アイルランドの首都; 海港で工業都市》 Germany(ジャーマニィ)
【国名】
ドイツ、独、独国、独逸、独乙◆欧中部の国。
【人名】
ジャーマニー
German(ジャーマン)
1. ドイツ人◆ドイツに住んでいる人、またはドイツ人を祖先に持つ人。◆【用法】the Germansで「ドイツ国民」を表す。
2. 《言語学》ドイツ語◆ドイツの西部、オーストリアおよびスイスの一部で話される標準(高地)ドイツ語。◆【同】High German
3. 《german》〔伝統的な〕ドイツ舞踊
4. 《german》ドイツ舞踊パーティー
【形】
1. ドイツ人の、ドイツ風の
2. ドイツ語の
【人名】
ジャーマン◆男性の名 Deutschland(ドイチュラント)
【地名】
ドイツ
Deutsch(ドイチュ)
「ドイツ語」の意味のドイツ語。 bank(バンク)
【1自動】
1. 〔銀行に〕口座を持つ、〔銀行と〕取引する
2. 銀行を経営[運営]する
【1他動】
〔銀行に金を〕預ける
【1名】
1. 〔ビジネスとしての〕銀行
2. 〔店舗としての〕銀行
3. 〔賭の親が持つ〕手元金、点棒、チップ
4. 〔食料や血液などの〕貯蔵所、銀行、バンク◆data bankやblood bankなどのように複合語として使われることが多い。 megabank(メガバンク)
【名】
メガバンク、巨大銀行 securities company(スィキュアリティーズカンパニィ)
証券会社
security(スィキュアリティー、セキュリティー)
8. 〔ローンなどの〕担保、抵当、保証人
9. 〔証券などの所有者を示す〕証書、株券
securities(スィキュアリティーズ、セキュリティーズ)
【名】
(有価)証券、債券
company(カンパニィ、カンパニー)
【名】
1. 会社、企業、商社、法人◆【略】Co. India(インディア)
【名】
I◆無線用アルファベット
【国名】
インド◆公用語=ヒンディー語。首都=ニューデリー。面積は日本の9倍。人口は約10億。
【人名】
インディア Pakistan([US]パキスタン、[UK]パーキスターン)
【形】
パキスタンの
【国名】
パキスタン◆正式な国名はthe Islamic Republic of Pakistan。 conflict(カンフリクトゥ、コンフリクトゥ)
【自動】
1. 対立する、矛盾する
2. 〈古〉戦争になる
【名】
1.〔考え方などの〕不一致、対立、衝突、確執
・Conflicts may develop. : 衝突が起きる可能性がある。
・Everyone picked up on the conflict between the managers. : 皆が、マネージャーたちの間の確執に気付きました。
・I want to avoid a conflict with my co-workers. : 同僚との衝突は避けたいのです。
2. 〔長期の〕争い、紛争、闘争、戦争、戦闘
・Conflict and intrigue plagued a nation. : 紛争と陰謀が国を苦しめた。
3. 《心理学》葛藤
4. 〔文学作品の登場人物の〕対立、緊張◆新たな展開を生み出す元となるもの。 speech(スピーチ)
【名】
1. 《言語学》発話[言語]能力
2. 〔話された〕話、発話
3. 〔音声による〕会話、対話
4. 〔公の場の〕演説、スピーチ
5. 〔個人や集団の〕話し方、話しぶり
6. 〔文語に対して〕口語、話し言葉
7. 《学科》スピーチ学 Winston Churchill(ウィンストン・チャーチル)
[名]チャーチル(◇Sir Winston Churchill,1874−1965;英国の政治家・著述家;首相(1940−
45,51−55);ノーベル文学賞(1953) 鉄のカーテン(てつのカーテン)
《iron curtain(アイアン カーテン)》第二次大戦後、東ヨーロッパの社会主義諸国が、資本主義諸国に対してとっ
た秘密主義や閉鎖的態度などを障壁として風刺した語。1946年、英国のチャーチルが用い
た。 Ronald Reagan(ロナルド・レーガン)
[1911〜2004]米国の政治家、俳優。第40代大統領。在任1981〜1989。映画俳優から政
界に入り、カリフォルニア州知事を経て共和党から大統領に当選。強硬な保守派として「強い
アメリカ」の再生を唱え、財政支出削減・大幅減税・軍備増強などの政策を推進した。→ブッ
シュ 立ち読みしたけど
アイドル脳科学者が「メタルファンです」と言って
それに後付けの理屈を付けるだけのタレント本だった
別にこの人が天才ってわけでもないし
淡々とつまらないし買うような本でもない 悪の帝国(あくのていこく) 英語: evil empire(イーヴルエンパイア)
とは、1983年にアメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンがソビエト社会主義共和国連邦を、自由を抑圧し対外膨張を図る国家として
非難したときの呼称である。1980年代前半の米ソ関係を象徴する言葉として記憶されている。 イギリス独立党(イギリスどくりつとう、英: UK(ユーケー) Independence(インディペンデンス) Party(パーティー)、略称: UKIP, ユーキップ)
イギリス独立党(イギリスどくりつとう、英: UK Independence Party、略称: UKIP, ユーキップ)は、欧州懐疑主義を掲げるイギリ
スの右翼政党。連合王国独立党[9]、英国独立党とも訳される。 >>46
【訂正】
イギリス独立党(イギリスどくりつとう、英: UK(ユーケー) Independence(インディペンデンス) Party(パーティー)、略称: UKIP, ユーキップ)
イギリス独立党(イギリスどくりつとう、英: UK Independence Party、略称: UKIP, ユーキップ)は、欧州懐疑主義を掲げるイギリ
スの右翼政党。連合王国独立党、英国独立党とも訳される。 猛者(もさ)
力のすぐれた勇猛(ゆうもう)な人。荒っぽい人。もうざ。「柔道部の猛者」
猛者(もうざ)
勇猛(ゆうもう)な人。もさ。また、富裕(ふゆう)で勢いのある人。
「坂東(ばんどう)の―なりせば」〈続古事談(ぞくこじだん)・五〉 説諭(せつゆ)
[名](スル)悪い行いを改めるよう言い聞かせること。「非行少年を説諭する」 恢弘(かいこう)
[名](スル)事業や制度などを押し広めること。 明君(めいくん)
賢明(けんめい)な君主。明主(めいしゅ)。⇔暗君。
暗君(あんくん)
判断力のとぼしい君主。⇔明君。 記憶(きおく)
[名](スル)
1. 過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとめておくこと。また、その内容。
「記憶に新しい出来事」「少年時代のことを今でも記憶している」「記憶力(きおくりょく)」
2. 心理学で、生物体に過去の影響が残ること。また、過去の経験を保持し、これを再生(さいせい)・再
認(さいにん)する機能の総称。
3. コンピューターに必要なデータを蓄(たくわ)えておくこと。 再生(さいせい)
[名](スル)
1. 衰え、または死にかかっていたものが生き返ること。蘇生 (そせい) 。「汚染していた川が
やっと再生した」
2. 心を改めて正しい生活に入ること。更生。「再生の道を歩む」「再生の恩人」
3. 再びこの世に生まれること。再誕。
4. 廃物を加工して、再び同種のものをつくり出すこと。「再生紙」
5. 録音・録画したテープやディスクを装置にかけ、もとの音声・画像を出すこと。「ビデオを
再生する」
6. 生体の一部分が失われた場合、その部分が再びつくりだされる現象。トカゲの尾、カニの
脚などでみられる。
7. 心理学で、過去に学習または経験したものを思い出すこと。→再認 没頭(ぼっとう)
[名](スル)一つの事に熱中して他を顧(かえり)みないこと。「事業に没頭する」 白皙(はくせき)
皮膚の色の白いこと。「白皙の青年」「白皙人」 いてこます(大阪の方言)
やっつける。
しょーもないことばかりゆーてたらいてこますぞ
(くだらないことばかり言っていたらやっつけてしまうぞ) たぢろぐ(たじろぐ)
[動ガ五(四)]《古くは「たじろく」》
1. 相手の勢いに圧倒されて、ひるむ。しりごみする。「捨て身の攻勢に―・ぐ」
2. ひけをとる。劣る。
「文(ふみ)の道は、少し―・くとも」〈宇津保(うつほ)・俊蔭(としかげ)〉 産物(さんぶつ)
1. その土地で産する物品。
2. あることが背景となってうみ出されたもの。「長年にわたる研究の産物」「時代の産物」 虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)
《「戦国策(せんごくさく)」楚策(そさく)から》他の権勢(けんせい)に頼って威張る小人(しょうじん)のたとえ。 気鋭(きえい)
[名・形動]気力があって、意気込みが鋭いこと。また、そのさま。「新進気鋭(しんしんきえい)の批評家」 怨敵(おんてき)
《古くは「おんでき」とも》恨みのある敵。あだかたき。 的を射る(まとをいる)
うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。「―◦射た批評」
[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、本来の言い方とされる「的を射る」
と、本来の言い方ではない「的を得る」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次
のような結果が出た。
平成15年度調査 平成24年度調査
的を射る 38.8パーセント 52.4パーセント
(本来の言い方とされる)
的を得る 54.3パーセント 40.8パーセント
(本来の言い方ではない) 人頼み(ひとだのみ)
[名](スル)人のしてくれるのを当てにすること。他人の力に頼ること。 取り付く島(とりつくしま)
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「つっけんど
んで取り付く島もない」
[補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる
「取り付く島がない」を使う人が47.8パーセント、本来の言い方ではない「取り付く暇(ひ
ま)がない」を使う人が41.6パーセントという結果が出ている。 尻窄まり(しりすぼまり)
1. 口の方が広く、底の方が小さくなっていること。また、そのもの。しりすぼり。しりすぼ
み。「尻窄まりな(の)土器」
2. はじめの勢いが、終わりになるにしたがって衰えてくること。しりすぼみ。「人気が尻窄
まりになる」
尻窄み(しりすぼみ)
「尻窄まり」に同じ。
尻窄み(しりつぼみ)
「尻窄(しりすぼ)まり」に同じ。 諫言(かんげん)
[名](スル)目上の人の過失などを指摘して忠告すること。また、その言葉。「誠意をもって
主君に諫言する」 諫止(かんし)
[名](スル)いさめて思いとどまらせること。「暴挙を諫止する」 枯れ尾花(かれおばな)
枯れたすすきの穂。枯れすすき。《季 冬》「狐火(きつねび)の燃えつくばかり―/蕪村(ぶそん)」 手綱(たづな)
1. 馬具(ばぐ)の一。轡(くつわ)の左右に結びつけ、人が手に取って馬を操る綱。
2. 人を動かし、また物事を処理する手加減。「家計の手綱を握る」
3. 「手綱染め(たづなぞめ)」の略。
4. 烏帽子(えぼし)の上に締める鉢巻き(はちまき)。
「烏帽子(えぼし)に―打たせて」〈盛衰記(じょうすいき)・三四〉
5. ふんどし。まわし。室町時代から江戸時代の初めにかけて用いた語。
「相撲はこれがはじめなれば…―も腰も切れぬべし」〈曽我(そが)・一〉
手綱(たんな)
《「たづな」の音変化》
1. 馬の手綱。〈日葡(にっぽ)〉
2. したおび。ふんどし。
「この子、ちりめんの―をして」〈仮・仁勢物語(にせものがたり)・上〉 飄逸(ひょういつ)
[名・形動]世俗のわずらわしさを気にしないでのびのびしていること。また、そのさま。
「飄逸な人柄」 看破(かんぱ)
[名](スル)見やぶること。物事の真相や裏面を見抜くこと。「悪計を看破する」 泥中の蓮(でいちゅうのはちす)
《「維摩経(ゆいまきょう)」から》汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていることのた
とえ。 該博(がいはく)
[名・形動]物事に広く通じていること。学識の広いこと。また、そのさま。「該博な知識」
[派生]がいはくさ[名] 巧拙(こうせつ)
たくみなことと、つたないこと。じょうずとへた。「作品の巧拙を問わない」 窘む(たしなむ)
【1】[動マ四]苦しむ。なやむ。辛苦(しんく)する。
「行きてさまよひ、居てなげき、昼も夜も―・みて」〈出雲国風土記(いずものくにふどき)〉
【2】[動マ下二]「たしなめる」の文語形。
窘み(たしなみ)
くるしむこと。くるしみ。困窮(こんきゅう)。
「黎元(おほむたから)の―を救ひたまひき」〈推古紀(すいこき)〉 dermatograph(ダーマトグラフ)
《dermato-は皮膚の、の意の連結詞》クレヨンのような柔らかい油性の芯に厚紙を巻いた鉛
筆形筆記具。紙をむいて芯先を出して使う。ガラスや印画紙、フィルムなどの滑らかな面でも
書ける。また、外科手術で皮膚に目印を記すのにも用いる。商標名。ダーマト。デルマトグラ
フ。 SLA(エスエルエー)[school library association(スクールライブラリーアソシエイション)]
《school library association》学校図書館協議会。→全国学校図書館協議会
全国学校図書館協議会(ぜんこく‐がっこうとしょかんきょうぎかい)
学校図書館の充実と青少年の読書の振興(しんこう)をはかる公益社団法人。昭和25年(1950)任意団体
として発足、平成10年(1998)社団法人に発展的改組(はってんてきかいそ)。平成24年(2012)より公益社団法
人。全国SLA。
全国学校図書館協議会選定図書(ぜんこくがっこうとしょかんきょうぎかいせんていとしょ) >>80
【訂正】
SLA(エスエルエー)[school library association(スクールライブラリーアソシエイション)]
《school library association》学校図書館協議会。→全国学校図書館協議会
全国学校図書館協議会(ぜんこくがっこうとしょかんきょうぎかい)
学校図書館の充実と青少年の読書の振興(しんこう)をはかる公益社団法人。昭和25年(1950)任意団体
として発足、平成10年(1998)社団法人に発展的改組(はってんてきかいそ)。平成24年(2012)より公益社団法
人。全国SLA。
全国学校図書館協議会選定図書(ぜんこくがっこうとしょかんきょうぎかいせんていとしょ) 新奇(しんき)
[名・形動]目新しくて珍しいこと。また、そのさま。「新奇を好む」「新奇な趣向」
[派生]しんきさ[名] 糾う(あざなう)
[動ワ五(ハ四)]糸をより合わせる。縄をなう。絡ませるようにして交え合わせる。「禍福(かふく)
は―・える縄のごとし」 閲読(えつどく)
[名](スル)書物・書類などの内容を調べながら読むこと。「古文書を閲読する」 結紮(けっさつ)
[名](スル)糸などで結ぶこと。特に、止血などのために血管などを縛って結ぶこと。 最後(さいご)
1. 物事のいちばんあと、または後ろ。いちばん終わり。最終。「最後の力を振り絞る」「列
の最後に並ぶ」「最後の最後まであきらめない」「学生生活の最後を飾る」⇔最初。
2. (「…たら最後」「…が最後」の形で)それで終わりで、あとはどうにもならない意を表
す。一度…したら、それっきり。「走りだしたら最後、止まらない」「食いついたが最後、
離れない」
3. ⇒最期(さいご) 平成(へいせい)
《「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」文公(ぶんこう)一八年、あるいは「書経(しょきょう)」大禹謨(だいうぼ)、「史記(しき)」五帝(ごてい)紀にみえる「地平かに
して天成る」「内 (うち) 平かにして外成る」から》わが国の、現在の年号。1989年1月8日改
元。 最初(さいしょ)
いちばんはじめ。「物事は最初が大切だ」「最初だれかと思った」⇔最後/最終。 令和(れいわ)
《「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首の序「于レ時、初春令月、気淑風和、梅披二鏡前之粉一、
蘭薫二珮後之香一(時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡
(きょう)前(ぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮(はい)後(ご)の香(こう)を薫(かお)らす)」
から》わが国の、2019年5月1日からの年号。国書【2】からの引用は初。 水晶/水精(すいしょう)
無色透明で結晶形のはっきりしている石英のこと。ふつう六角柱状で先がとがる。装飾品・印
材・光学機材などに利用。水玉(すいぎょく)。 quartz(クオーツ)
1. 石英。水晶。
2. 水晶発振式の、高精度の時計。水晶時計。クオーツ時計。
quartz(クォーツ)
【名】
1. 《鉱物》石英、クオーツ◆二酸化ケイ素(SiO2)の鉱物。透明な結晶は水晶(crystal)となってさまざまな岩石に含まれる。非結
晶のものはオパール(opal)など、不純物の入ったものは瑪瑙(agate)などの宝石として利用される。またクオーツ時計の材料とし
て利用される。
2. クオーツ時計◆【同】quartz-crystal clock ; quartz clock コロンブスの卵(ころんぶすのたまご)
《大陸発見はだれにでもできると評されたコロンブスが、卵を立てることを試みさせ、一人も
できなかった後に卵の尻をつぶして立てて見せたという逸話から》だれでもできそうなことで
も、最初に行うことはむずかしいということ。 御利益(ごりやく)
1. 神仏が人間に与えるお恵み、幸運。ご利生(りしょう)。霊験(れいげん)。「観音(かんのん)さまのご利益(ごりやく)」
2. 人や物によって受ける恵み。 新興(しんこう)
既存(きそん)のものに対して、別の勢力が新しくおこること。また、新しくおこすこと。「新興勢力」 紅簾石(こうれんせき)
カルシウム・マンガン・鉄・アルミニウムを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物(こうぶつ)。桃色の柱状結
晶(ちゅうじょうけっしょう)。単斜晶系(たんしゃしょうけい)。珪質(けいしつ)の結晶片岩(けっしょうへんがん)に含まれる。 予め(あらかじめ)
[副]物事の始まる前に、ある事をしておくさま。前もって。「予め調べておく」 正鵠を射る(せいこくをいる)
物事の急所を正確につく。正鵠を得る。「―◦射た指摘」 けんもほろろ
[形動][文][ナリ]《「けん」「ほろろ」はともに雉(きじ)の鳴き声。あるいは「ほ
ろ」は「母衣打(ほろう)ち」からか。また、「けん」は「けんどん(慳貪)」「けんつく
(剣突)」の「けん」と掛ける》人の頼み事や相談事などを無愛想に拒絶するさま。取りつく
しまもないさま。「けんもほろろな答え」「けんもほろろに断られる」→母衣打ち(ほろうち) 賛嘆/讃歎(さんたん)
[名](スル)深く感心してほめること。「妙技(みょうぎ)に賛嘆する」「賛嘆措(お)く能(あた)わず」 黎元(れいげん)
《「黎」は黒色、「元」は首の意で、冠をつけない黒髪の頭の者の意。また一説に、「黎」は
もろもろ、「元」は善で、人は善良であるという考えから》人民。庶民。たみ。黎民(れいみん)。黎首(れいしゅ)。 峻別(しゅんべつ)
[名](スル)厳しくはっきりと区別すること。また、その区別。「公私を峻別する」 神勅(しんちょく)
1. 神のお告げ。神の命令。
2. 天照大神(あまてらすおおみかみ)が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原(あしはら)の中つ国(なかつくに)
に降(くだ)す際に神宝とともに授けた言葉。 神話(しんわ)
1. 宇宙・人間・動植物・文化などの起源・創造などを始めとする自然・社会現象を超自然的
存在(神)や英雄などと関連させて説く説話。
2. 実体は明らかでないのに、長い間人々によって絶対のものと信じこまれ、称賛や畏怖の目
で見られてきた事柄。「地価は下がらないという神話」「不敗神話」 沈鬱(ちんうつ)
[名・形動]気分がしずみ、ふさぎこむこと。また、そのさま。「沈鬱な表情」
[派生]ちんうつさ[名] 感度(かんど)
1. 他からの刺激に感じる度合い・程度。「感度の鋭い人」
2. 受信機・測定器などが、電波・電流などを感じる度合い。「ラジオの感度が悪い」
3. 写真フィルムなどの感光材料が光に反応する度合い。数値で表し、制定機関によって、現
在多く使用されるISO(イソ)感度や、ASA(アサ)感度・JIS(ジス)感度などがある。「高感
度フィルム」 異能(いのう)
人よりすぐれた才能。一風変わった独特な能力。異才。「異能を示す」「異能の人物」 酋長(しゅうちょう)
集団の中心となる指導者。特に、未開の部族などの長をイメージして用いられた語。 仇怨(きゅうえん)
かたき。また、うらみ。
「薩の―を忘るる勿(なか)れと」〈福沢(ふくざわ)・文明論之概略(ぶんめいろんのがいりゃく)〉 超(ちょう)
[接頭]名詞に付いて、程度が特に普通以上であること、また、普通をはるかにこえたもので
あることを表す。「超満員」「超音速」
[補説]俗に「超きれい」「超むかつく」などと副詞的にも用いられる。 外堀/外壕/外濠(そとぼり)
城の外を囲む堀。また、二重に巡らした堀のうち、外側の堀。⇔内堀。
内堀/内壕/内濠(うちぼり)
城の周りに二重に巡らした堀のうち、内側の堀。⇔外堀。 一頃(ひところ)
以前のある時期。一時。「一頃のような勢いはない」「一頃はやった曲」 盤石/磐石(ばんじゃく)
1. 重く大きな石。いわお。
2. 堅固(けんご)でしっかりしていてびくともしないこと。「―の基礎を築く」「―の地位」 理念(りねん)
1. ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。「憲法の理念を尊重する」
2. 哲学で、純粋に理性によって立てられる超経験的な最高の理想的概念。プラトンのイデア
に由来。イデー。 軽鬆(けいしょう)
[名・形動]《「鬆」は、ゆるい、粗いの意》軽くて質が粗く、さらさらしていること。ま
た、そのさま。けいそう。
「―な土を空に捲いた」〈長塚(ながつか)・土(つち)〉
軽鬆(けいそう)
[名・形動]⇒けいしょう(軽鬆)
軽鬆土(けいしょうど)
1. さらさらした火山灰の土。
2. 腐植質(ふしょくしつ)の土。けいそうど。
軽鬆土(けいそうど)
⇒けいしょうど(軽鬆土) 喝采(かっさい)
[名](スル)声を上げて褒めそやすこと。また、その声。「喝采を博する」「拍手喝采する」 折衝(せっしょう)
[名](スル)《敵の攻撃をくじき防ぐ意から》利害関係が一致しない相手と問題を解決するた
めに、かけひきをすること。また、そのかけひき。「労使間で折衝する」「外交折衝」 発端(ほったん)
《端緒(たんしょ)を発(ひら)く意》
1. 物事の始まり。事の起こり。「事件の発端」
2. 心の底。心底。
「―ヨリ科(とが)送リヲスル」〈日葡(にっぽ)〉 礎石(そせき)
1. 建物の土台となる石。基礎となる石。いしずえ。「礎石を据える」
2. 物事の基礎。もとい。「市民運動の礎石を築く」 止む/已む/罷む(やむ)
【1】[動マ五(四)]
1. 風・雨・雪など、自然現象の動きがなくなる。「夕立が―・む」「風が―・む」
2. 続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。終わる。「騒動が―・む」「銃声が―・
む」「死して後(のち)―・む」
3. 高まった感情や病気などがおさまる。
「わたつみの海に出でたる飾磨(しかま)川絶えむ日にこそ吾(あ)が恋―・まめ」〈万(まん)・三
六〇五〉
【2】[動マ下二]「や(止)める」の文語形(ぶんごけい)。 雲間(くもま)
雲の切れているところ。雲の晴れ間。雲切れ。 隗より始めよ(かいよりはじめよ)
《中国の戦国時代、郭隗(かくかい)が燕(えん)の昭王(しょうおう)に賢者の求め方を問われて、賢者を招
きたければ、まず凡庸(ぼんよう)な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まって
くる、と答えたという「戦国策(せんごくさく)」燕策(えんさく)の故事から》大事業をするには、まず身近なことから始
めよ。また、物事は言い出した者から始めよということ。 誹謗(ひぼう)
[名](スル)他人を悪く言うこと。そしること。「陰(かげ)で他人を誹謗する」「誹謗中傷」 省察(せいさつ)
[名](スル)自分自身をかえりみて、そのよしあしを考えること。「自らの言動を省察する」 叢雲(そううん)
むらがり立った雲。むらくも。
群雲/叢雲/村雲(むらくも)
高積雲(こうせきうん)や層積雲(そうせきうん)のこと。むらがり立つ雲。一群(む)れの雲。「月に―花に風」 婉曲(えんきょく)
[形動][文][ナリ]言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨でなく、遠まわしに言
うさま。「申し出を婉曲に断る」「婉曲な表現」 侮日(ぶにち)
日本、また日本人をあなどること。「侮日感情」
「―抗日(こうにち)高まれば」〈土井晩翠(どいばんすい)・降魔(ごうま)の利剣(りけん)〉 然る可く(しかるべく)
[連語]《連語「しかるべし」の連用形》(副詞的に用いて)適当に。よいように。「然る可
く取り計らう」
[補説]慣例的に法曹が法廷などで同意や異議なしの表明の際に用いる。
然る可き(しかるべき)
[連語]《連語「しかるべし」の連体形》
1. (連体詞的に用いて)適当な。ふさわしい。「然る可き人に相談しなさい」
2. (「…てしかるべき」の形で)当然である。当たり前だ。「君は謝罪して然る可きだ」 励起(れいき)
[名](スル)量子力学(りょうしりきがく)で、原子や分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低
い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること。 恐縮(きょうしゅく)
[名・形動](スル)
1. おそれて身がすくむこと。
「家畜伝染のやまいとあるから、われ人ともに、―はいたしましたものの」〈魯文(ろぶん)・安愚楽
鍋(あぐらなべ)〉
2. 相手に迷惑をかけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うこと。おそれいるこ
と。また、そのさま。「恐縮ですが窓を開けてくださいませんか」「お電話をいただき
恐縮しております」
[派生]きょうしゅくがる[動ラ五]きょうしゅくげ[形動] 先例(せんれい)
1. 以前にあった同類の例。また、これまでのしきたり。前例。「先例に従う」
2. これからの基準になる初めての例。前例。「先例となる」 直系(ちょっけい)
1. 血筋(ちすじ)が父祖(ふそ)から子孫へ一直線につながる系統(けいとう)。⇔傍系(ぼうけい)。
2. 師弟などの関係で、直接に続いている系統(けいとう)。また、その系統(けいとう)にあたる人。「直系の弟子」
⇔傍系(ぼうけい)。 声明(せいめい)
[名](スル)一定の事項についての意見や意思を世間に対して発表すること。また、その意
見。「条約締結に反対の意思を声明する」「共同声明」 speaker(スピーカー)
1. ラジオやテレビ、オーディオ装置などで、電気信号を音声に変える装置。
2. 《「ラウドスピーカー」の略》拡声器。
3. 話し手。話者。演説者。
4. うわさなどを好み、話を広めたりする人。
speaker(スピーカー)
【名】
1. 話す人
・Let me get an English speaker for you. : 英語の話せる人に代わります。◆電話
2. 演説家、演説者、弁士
3. スピーカー
4. 議長
loudspeaker(ラウドゥスピーカ、ラウドスピーカー)
【名】
拡声器、スピーカー、ラウドスピーカー 技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん)
科学技術の急速な発達により、将来人工知能やロボットなどが人間の知性や能力を超え、社会
のあり方や人類の存在意義に大きな変化が余儀なくされるという転換期。米国の数学者V=ビ
ンジと未来学者R=カーツワイルが、そのような時代が確実に訪れるという説を提唱。諸説あ
るが、2045年頃に到来すると考えられている。特異点。シンギュラリティー。
singularity(シンギュラリティー)
1. 特異性。独自性。
2. 特異日。特定の暦日(れきじつ)に、ある天候が高い確率で出現すること。11月3日は晴れるなど。
3. 特異点。技術的特異点。
特異点(とくいてん)
1. 曲線・曲面上で、接線や接平面が存在しないか二つ以上ある点。
2. 重力の固有の大きさが無限大になってしまう点。ブラックホールは宇宙の特異点である。
時空の特異点。
3. ⇒技術的特異点 天辺(てっぺん)
《「てへん(天辺)」の音変化》
1. (「頂辺」とも書く)兜(かぶと)のいただき。転じて、頭のいただき。「頭の天辺」
2. いただき。頂上。「山の天辺」
3. 最高。最上。また、その地位。「プレーヤーとして天辺に上りつめる」「幸福の天辺にあ
る」
天辺(てんぺん)
空の高いところ。上空。また、空のはて。「天辺の月」 誅する(ちゅうする)
[動サ変][文]ちゅう・す[サ変]悪人や罪のある者を殺す。成敗する。
「無道(むどう)の役人を―・し」〈鴎外(おうがい)・大塩平八郎(おおしおへいはちろう)〉 無道(むどう)
[名・形動]行いが人の道にそむいていること。道理にはずれていること。また、そのさま。非道(ひどう)。
「目に余る無道な仕打ち」「悪逆無道(あくぎゃくむどう)」
無道/不道(ぶどう)
[名・形動]《「ぶとう」とも。「不道」の場合は「ふどう」とも》
1. 人の道にはずれること。また、そのさま。非道(ひどう)。「悪逆(あくぎゃく)―」
「欲心(よくしん)に義(ぎ)を忘れたる五大院右衛門(ごだいいんうえもん)が心の程、希有(けう)なり、―なりと」〈太平記(たいへいき)・一
一〉
2. 見苦しいこと。また、そのさま。
「憎らしい―な形(なり)で、遠慮会釈(えんりょえしゃく)もなう」〈浄・大経師(だいきょうじ)〉
3. 律の八虐(はちぎゃく)の一。残虐な殺人、近親者に対する殺人などの罪。 有閑(ゆうかん)
ひまのあること。特に、生活に余裕があり、ひまの多いこと。 切っ掛け(きっかけ)
1. 物事を始める手がかり。糸口。また、原因や動機。「事態打開の切っ掛けをつかむ」「ふ
とした切っ掛けで知り合う」
2. 歌舞伎などの舞台で、俳優の出入り、音楽・照明の変化などの進行上の合図となる動作や
せりふ。「下座(げざ)に切っ掛けを渡す」
3. 符号(ふごう)。しるし。
「けいこ本の所々へ〇 (まるいもの) や△ (うろこ) や、色々な―をして」〈滑・浮世床(うきよどこ)・
初〉
4. 気勢(きせい)。心意気。
「男の―を外すまじきとて」〈甲陽軍鑑(こうようぐんかん)・一六〉 優秀(ゆうしゅう)
[名・形動]非常にすぐれていること。また、そのさま。「優秀な人材」「成績優秀」
[派生]ゆうしゅうさ[名]
優等(ゆうとう)
[名・形動]他より特にすぐれていること。また、そのさま。「優等な(の)成績で卒業す
る」「優等賞」⇔劣等。
劣等(れっとう)
[名・形動]等級・程度などが水準より劣っていること。また、そのさま。「劣等な品種」
「劣等生」⇔優等。 大器晩成(たいきばんせい)
《「老子(ろうし)」41章から》大きな器が早く出来上がらないように、大人物(だいじんぶつ)は世に出るまでに時間
がかかるということ。 秘密裏/秘密裡(ひみつり)
物事が秘密の状態で行われること。「交渉を―に進める」 何れも(いずれも)
【1】[連語]どれも。だれも。それぞれ。「何れもすぐれた短編を集める」
【2】[代]
1. 三人称複数の人代名詞。みんな。みなみな。御一同(ごいちどう)。
「某(それがし)も明日は―を御茶(おちゃ)で申し入れうと存(ぞん)ずる」〈虎寛狂(とらひろきょう)・清水(しみず)〉
2. 二人称複数の人代名詞。あなたがた。みなさん。
「―はお気が付きますまい」〈浮・織留(おりどめ)・四〉 大人物(だいじんぶつ)
度量の大きな人物。偉大な人物。 遊離(ゆうり)
[名](スル)
1. 他と離れて存在すること。離れた存在となること。「仲間から一人遊離している」「庶民
感情から遊離した政策」
2. 単体または原子団(げんしだん)が、他の物質と結合(けつごう)せずに存在していること。また、それらが化合物(かごうぶつ)か
ら結合が切れて分離すること。 傲然/慠然(ごうぜん)
[ト・タル][文][形動タリ]おごり高ぶって尊大に振る舞うさま。「―と構える」「―た
る態度で人を見下す」 赤(あか)
【1】[名]
1. 色の名。三原色の一つで、新鮮な血のような色。また、その系統に属する緋(ひ)・紅・
朱・茶・桃色などの総称。
2. 《赤ペンで直すところから》校正・添削の文字や記号。赤字。「赤を入れる」
3. 《革命旗が赤色であるところから》共産主義・共産主義者の俗称。
4. (「あかの」の形で)全くの、明らかな、の意を表す。「赤の他人」「赤の嘘」
5. 「赤信号」の略。
6. 「赤字2」の略。
7. 「赤短(あかたん)」の略。
8. 「赤味噌(あかみそ)」の略。
9. 《「あかがね」の略》銅。
10. 「赤米(あかごめ)1」の略。
11. 赤小豆 (あかあずき) をいう女房詞(にょうぼうことば)。あかあか。
【2】[接頭]名詞に付いて、全くの、明らかな、の意を表す。「赤裸」「赤恥(あかはじ)」
緑/翠(みどり)
《元来、新芽の意で、そこから色名(いろめい、しきめい)に転じたといわれる》
1. 色の名。青と黄色の中間色。
㋐草木の葉の色。また、草木。特に新緑のころのものをいう。「一面の―」《季 夏》「満
目の―に坐(すわ)る主かな/虚子(きょし)」
㋑海水のような深い藍色(あいいろ)。碧(へき)。「―の大海原(うなばら)」
㋒黒くつややかな色。多く毛髪にいう。→緑の黒髪(みどりのくろかみ)
2. 新芽。特に、松の新芽。若緑(わかみどり)。松の芯。
3. 緑色の草木、植物。転じて、自然。「―豊かな土地」「―を守れ」 持続可能性(じぞくかのうせい)
環境・社会・経済などが将来にわたって適切に維持・保全され、発展できること。サステイナ
ビリティー。
sustainability(サステイナビリティー)
《「サステナビリティー」とも》「持続可能性」に同じ。「環境保護に配慮した企業活動にお
けるサステイナビリティーについて話し合う」
sustainability(サステナビリティー)
⇒サステイナビリティー
sustainable(サステイナブル)
[形動]《「サステナブル」とも》持続可能であるさま。特に、地球環境を保全しつつ持続が
可能な産業や開発などについていう。「サステイナブルな社会作り」 スローライフ
《(和)slow+life》効率やスピードを重視するのではなく、のんびりと過ごしながら、人生を
楽しみ、生活の質を高めようとすること。スローフードから派生した和製語。⇔ファーストラ
イフ。 無辜(むこ)
《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。
「家臣を擅(ほしいまま)に手刃(しゅじん)するばかりでなく、―の良民を捕えて」〈菊池寛(きくちかん)・忠直卿行
状記(ただなおきょうぎょうじょうき)〉 環視(かんし)
[名](スル)大勢が周りを取り囲んで見ること。「衆人環視の中」
「家内じゅうのものが寄り集まってこの大きな奇蹟(きせき)を―した」〈寅彦(とらひこ)・子猫〉 衆人(しゅうじん)
大勢の人。「衆人の注目を集める」 主義(しゅぎ)
1. 持ちつづけている考え・方針・態度など。「それが僕の主義だ」「完全主義」「菜食主
義」
2. 思想・学説・芸術理論などにおける一定の立場。イズム。「実存主義」「自然主義文学」
3. 特定の原理に基づく社会体制・制度など。「資本主義」 共存(きょうそん)
[名](スル)《「きょうぞん」とも》二つ以上のものが同時に生存・存在すること。「動物と人間と
が共存する」 渡世(とせい)
[名](スル)
1. この世で生きていくこと。生活すること。世渡り。「渡世の義理」
「盗賊ひとごろしの心配もなくして―するを」〈福沢(ふくざわ)・学問のすゝめ(がくもんのすすめ)〉
2. 生活していくための職業。なりわい。生業。稼業(かぎょう)。「物書きを渡世とする」 無関係(むかんけい)
[名・形動]関係がないこと。その事とかかわりがないこと。また、そのさま。「本題とは無
関係な(の)話」 吹聴(ふいちょう)
[名](スル)言いふらすこと。言い広めること。「自慢話を吹聴して回る」 薫陶(くんとう)
[名](スル)《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器(とうき)を作り上げる意
から》徳の力で人を感化(かんか)し、教育すること。「薫陶のたまもの」
「しかし若い生徒を―するのは中々愉快なものですよ」〈野上(のがみ)・真知子〉 縁者(えんじゃ)
縁続きの人。親戚。「親類縁者」
[補説]近世では、血のつながった親類と区別して、婚姻・養子縁組みによって縁続きとなった
家の人をさした。
親類縁者(しんるいえんじゃ)
血筋や縁組みでつながる人々をまとめていう語。 職責(しょくせき)
職務上の責任。「職責を果たす」 翻筋斗(もんどり)
《「もどり」の音変化》空中でからだを1回転させること。とんぼ返り。宙返り。
翻筋斗を打つ(もんどりをうつ)
とんぼ返りをする。宙返りをする。もんどりうつ。「はずみで―・ってひっくり返る」
翻筋斗打つ(もんどりうつ)
[動タ五(四)]「もんどりをうつ」に同じ。
「水の音がして、―・って池の中へ落ちると」〈鏡花(きょうか)・眉かくしの霊〉 cook(クック)
【他動】
1. 〔熱を用いて〕〜を料理する、〜を調理する、〜を加熱(調理)する、〜を煮る、〜をたく、〜を焼く、〜を揚げる、〜を蒸す
2. 〈話〉〔記録などを〕ごまかす
【自動】
1. 〔熱を用いて〕料理を作る
2. 煮える、焼ける、火が通る、火の通りが良い
・Something smells good. What's cooking? : 何かいい匂いですね。何を作っているのですか。
pad(パッドゥ)
【1名】
3. 〔用紙の〕つづり、帳◆一端をのり付けして1枚ずつはがせるようにしたもの。 重み(おもみ)
1. 目方(めかた)の重いこと。また、その度合い。「雪の重みで屋根がつぶれた」
2. その人や物事から受ける重厚な、また厳粛(げんしゅく)な感じ。「社長としての重みをつける」「伝統
の重み」「重みのある言葉」
3. 気持ちのうえの負担。「責任の重み」
4. 連歌(れんが)・俳諧(はいかい)で、観念的で古くさい作り方。
「越人(えつじん)が句、已(すで)に落ち付きたりと見ゆれば、又―出で来たり」〈去来抄(きょらいしょう)・先師評(せんしひょう)〉 国士(こくし)
1. 国家のために身命をなげうって尽くす人物。憂国(ゆうこく)の士。
2. その国で特にすぐれた人物。 憂国(ゆうこく)
国の現状や将来について心を痛めること。「憂国の士」「憂国の情」 茴香(ういきょう)
セリ科の多年草(たねんそう)。高さ1〜2メートル、葉は細く糸状に裂けている。夏、多数の黄白色(こうはくしょく、おうはくしょく)の小花
が咲く。果実は卵状楕円形で芳香が強く、健胃薬(けんいやく)や駆風薬(くふうやく)にし、全草を香料に用いる。南ヨー
ロッパの原産で、古くから栽培。くれのおも。フェンネル。《季 花=夏 実=秋》「―の花の
匂ひや梅雨曇(つゆぐもり)/青峰(せいほう)」 場末(ばすえ)
繁華街(はんかがい)の中心部から離(はな)れた場所(ばしょ)。また、都心(としん)からはずれた所。「場末の飲み屋」 鬱憤/欝憤(うっぷん)
外へ出さないで心の中に抑えている怒りや恨み。また、そういう気持ちが積もること。「鬱憤
を晴らす」
「善忠(ぜんちゅう)が所領(しょりょう)を取りて左馬の助に申し与へんとするを―する折節(おりふし)なり」〈太平記(たいへいき)・三五〉 壊滅/潰滅(かいめつ)
[名](スル)すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。「大地震で街
が―した」 写像(しゃぞう)
1. 対象物をあるがままに写して描き出すこと。
「人生の精確(せいかく)なる―ということを」〈抱月(ほうげつ)・文芸上の自然主義〉
2. 物体から出た光線が鏡やレンズなどによって反射または屈折されたのち、集合して再びつ
くられる像。
3. 数学で、二つの集合A、Bがあって、Aの各要素aにBの一つの要素bを対応させる規則fをA
からBへの写像といい、f:a→bと書く。 静穏(せいおん)
[名・形動]
1. 静かで穏やかなこと。また、そのさま。「静穏な日々」
2. 風速毎秒0.2メートル以下で、風力階級(ふうりょくかいきゅう)0の無風状態。 逍遥(しょうよう)
[名](スル)気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。「郊外を逍遥する」 立ち読みしたけど、どっかのおばはんが浅いメタル好きをアピールするだけのタレント本だった 美醜(びしゅう)
うつくしいことと、みにくいこと。「外観の美醜は問わない」「善悪美醜」 遣る瀬無い(やるせない)
[形][文]やるせな・し[ク]
1. 思いを晴らすすべがない。せつない。「恋を失った―・い思い」
2. 施(ほどこ)すすべがない。どうしようもない。
「様子が早う聞きたいとすがり責むるぞ―・き」〈浄・八百屋お七(やおやおしち)〉
3. 気持ちに余裕がない。
「何彼(なにか)につけて、気に―・く」〈浮・一代女(いちだいおんな)・四〉 大蚊(ががんぼ)
《「蚊ヶ母(かがんぼ)」の意から転じた語》双翅(そうし)目ガガンボ科の昆虫の総称(そうしょう)。蚊に
似るが大形(おおがた)で、脚が長い。翅(はね)の開張(かいちょう)が8センチもあるミカドガガンボ、幼虫が稲の根な
どを食べるキリウジガガンボなど、種類は非常に多い。かのうば。かのおば。かとんぼ。《季
夏》「障子(しょうじ)打つ―にさへ旅心(たびごころ)/虚子(きょし)」 戴冠(たいかん)
[名](スル)国王が即位のしるしとして王室伝来の王冠を頭にのせること。 執心(しゅうしん)
[名](スル)
1. ある物事に心を引かれて、それにこだわること。また、その心。執着。「金に執心する」
2. (多く「御執心」の形で)異性などに深く思いをかけることをひやかしの意をこめていう
語。「ひどく彼女に御執心だ」
御執心(ごしゅうしん)
「執心【2】」に同じ。「彼女にご執心のようだ」 匁/文目(もんめ)
1. 尺貫法(しゃっかんほう)の重さの単位。1匁は1貫の1000分の1で、約3.75グラム。真珠の取引などに用いら
れる。
2. 江戸時代の秤量貨幣(ひょうりょうかへい)である銀貨の単位。金1両は銀50〜80匁。唐の開元通宝(かいげんつうほう)銭が渡来して
標準とされ、1文の目方を1文目と呼んだことによる。
[補説]「匁」は国字。平成22年(2010)常用漢字表から削除、人名用漢字に追加された。 花鳥風月(かちょうふうげつ)
1. 自然の美しい風物(ふうぶつ)。「花鳥風月を友とする」
2. 風雅(ふうが)な趣(おもむき)を楽しむこと。風流韻事(ふうりゅういんじ)。風流(ふうりゅう)。 可搬(かはん)
運搬できること。持ち運びが可能であること。「可搬式発電機」 所存(しょぞん)
心に思うところ。考え。「精いっぱい努力する所存です」 邪道(じゃどう)
正当でない方法。本筋から外れたやり方。また、よこしまな道。「金さえもうかればいいとい
うやり方は邪道だ」「邪道に落ちる」 破邪(はじゃ)
仏語(ぶつご)。邪義(じゃぎ)・邪道を破ること。 来襲(らいしゅう)
[名](スル)襲(おそ)ってくること。攻(せ)めてくること。襲来(しゅうらい)。「台風が来襲する」「敵機(てきき)来襲」 襲来(しゅうらい)
[名](スル)
1. 激しい勢いでおそいかかってくること。来襲(らいしゅう)。「敵機が襲来する」「蒙古(もうこ)襲来」
2. 古くから受け継ぐこと。
「久(ひさし)く―せる門閥(もんばつ)の弊(へい)を廃(はい)し」〈田口(たぐち)・日本開化小史(にほんかいかしょうし)〉 矢面に立つ(やおもてにたつ)
抗議・質問・非難などを受ける立場に立つ。「批判の−・つ」 赤錆(あかさび)
鉄などに生じる赤茶色のさび。また、その色。 仁徳(じんとく)
仁愛の徳。他人に対する思いやりの心。にんとく。
「其君主たる家康は―の人にして」〈田口(たぐち)・日本開化小史(にほんかいかしょうし)〉
仁徳(にんとく)
⇒じんとく(仁徳) 被る(かがふる)
[動ラ四]
1. かぶる。
「麻衾(あさぶすま)引き―・り」〈万(まん)・八九二〉
2. 上の人からの仰せ言などを受ける。賜(たまわ)る。
「天皇の敦(あつ)きめぐみを―・りて」〈記(き)・下〉 却って/反って(かえって)
[副]《「かえりて」の音変化》予想とは反対になるさま。反対に。逆に。「安物を買った
ら、―高くついた」
[用法]かえって・[用法]むしろ――「病人のほうがかえって(むしろ)しっかりしている」
「三月のほうがかえって(むしろ)寒かった」のような場合は相通じて用いられ、比較して強
調する意を表す。◇「かえって」は予想していたことと反対の結果の意で、「勧められたら、
かえって行く気がしなくなった」「もうけようとして、かえって損をした」のように用いる。
これらの場合、「むしろ」には置き換えられない。◇「むしろ」は、どちらかといえば後者を
選ぶの意を表す。「強い男性より、むしろ優しい男性が好きだ」「恥辱(ちじょく)に生きるより、むしろ
死を選ぶ」 寧ろ(むしろ)
[副]二つを比べて、あれよりもこれを選ぶ、また、これのほうがよりよいという気持ちを表
す。どちらかといえば。「休日は遊びに行くより寧ろ家で寝ていたい」
→却(かえ)って[用法] 果敢(かかん)
[形動][文][ナリ]決断力に富み、物事を思いきってするさま。「果敢な行為」「勇猛果
敢(ゆうもうかかん)」
[派生]かかんさ[名] 伯楽(はくらく)
《中国の天馬を守る星の名から》
【1】中国周代の、馬を見分ける名人。姓は孫、名は陽。
【2】
1. 馬の素質(そしつ)の良否(りょうひ)をよく見分ける人。また、牛馬(ぎゅうば)の病気を治す人。
2. 人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのがじょうずな人。「球界の名伯楽(めいはくらく)」 鼻持ちならない(はなもちならない)
言語や行動ががまんできないほど不愉快(ふゆかい)である。「―◦ないきざな男」 CDを聞くと耳と脳が馬鹿になる。
テレビを観ると
目と耳と脳が馬鹿になる。 音楽が趣味な奴は
引き篭もり気質が多いので
足腰にガタがくるのが早い。
若年層の寝たきりになったら
おしまい。
慢性的な運動不足により
骨組障症になるだろう。 猿は毎日の様に、オナニーを
筋肉が痩せ細り、寝たきり老人と化し
歯がボロボロになり入れ歯になり
足の水虫、爪の白癬菌は
さらに悪化し、無様な最期を迎えるだろう。 知悉(ちしつ)
[名](スル)ある物事について、細かい点まで知りつくすこと。「事情を知悉している」 >>1
【転載】
中央公論 (2018年 11月号)
特集
クラシックに未来はあるか
対談
助成金の先細り、観客の高齢化…
マエストロと考える危機の乗り越え方
「立派な芸術」だから必要だなんて言えない
新国立劇場オペラ芸術監督就任記念インタビュー
新作オペラ『紫苑物語』を世界に問う覚悟 雅量(がりょう)
人をよく受け入れるおおらかな心。「雅量に富む人」「雅量を示す」 目上(めうえ)
階級・地位や年齢が自分より上であること。また、その人。⇔目下(めした)。
目下(めした)
地位・年齢などが自分より下であること。また、その人。⇔目上(めうえ)。
目下(もっか)
1. 目の前。すぐ近く。眼前。
「災害の―に迫るを知り」〈織田(おだ)訳・花柳春話(かりゅうしゅんわ)〉
2. ただいま。さしあたり。現在。副詞的にも用いる。「目下のところ復旧の見込みはたたな
い」「目下検討中」 何時(なんどき)
《「なにとき」の音変化》いつ。どのとき。「今、何時ですか」「何時病気になるとも限らな
い」「いつ何時必要になるかもわからない」
何時(いつ)
[代]不定称の指示代名詞。
1. 時に関して、不定・疑問の意を表す。「何時いかなる時も」「何時来るのだろう」
2. いつもの時。平常。「何時の年よりも初雪(はつゆき)が降るのが早かった」 不定(ふてい)
[名・形動]
1. 決まっていないこと。一定しないこと。また、そのさま。「居所が不定な人」「住所不
定」
2. 方程式の解が有限個(ゆうげんこ)に定まらないこと。
不定(ふじょう)
[名・形動]
1. さだまらないこと。確かでないこと。また、そのさま。ふてい。「老少不定(ろうしょうふじょう)」「生死(しょ
うじ)不定」
2. 思いがけないこと。意外なこと。また、そのさま。
「―のことかな」〈宇治拾遺(うじしゅうい)・一〉 掃討/掃蕩(そうとう)
[名](スル)残らず払い除くこと。勦討(そうとう)。「腐敗政治を―する」「―作戦」 薄暮(はくぼ)
日(ひ)が暮(く)れようとするころ。夕暮(ゆうぐ)れ。黄昏(たそがれ)。「薄暮の迫(せま)る街(まち)」「薄暮ゲーム」 規範/軌範(きはん)
1. 行動や判断の基準となる模範。手本。「社会生活の―」
2. 《(ドイツ)Norm》哲学で、判断・評価・行為などの基準となるべき原則。 質実剛健(しつじつごうけん)
[名・形動]飾り気がなく、まじめで、強くてたくましいこと。また、そのさま。「質実剛健
の校風」 捨象(しゃしょう)
[名](スル)事物(じぶつ)または表象(ひょうしょう)からある要素・側面・性質を抽象するとき、他の要素・側面・性
質を度外視すること。→抽象 抽象(ちゅうしょう)
[名](スル)事物(じぶつ)または表象(ひょうしょう)からある要素・側面・性質をぬきだして把握(はあく)すること。⇔具象(ぐしょう)/
具体(ぐたい)。→捨象
「この統計からは単にそういうようなことを―して」〈梶井(かじい)・のんきな患者(かんじゃ)〉 膠着(こうちゃく)
[名](スル)
1. 粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと。
「今朝見た通りの餅が、今朝見た通りの色で椀(わん)の底に―して居る」〈漱石(そうせき)・吾輩は猫であ
る(わがはいはねこである)〉
2. ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなること。「試合が膠着状態に入る」 端面(たんめん)
厚みのあるものを裁断(さいだん)したときにできる切り口の面。 渋面(じゅうめん)
しぶい表情。不愉快そうなにがにがしい顔つき。しかめっつら。「渋面を作る」 詰る(なじる)
[動ラ五(四)]相手を問いつめて責める。詰問する。「心変わりを―・る」 侵食/侵蝕(しんしょく)
[名](スル)
1. 他の領域をしだいにおかし、損なうこと。「他国の市場を―する」
2. 「浸食」に同じ。
浸食/浸蝕(しんしょく)
[名](スル)流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、そ
の作用。「波が岩を―する」
[補説]「侵食」とも書く。 zirconia(ジルコニア)
二酸化ジルコニウム。ダイヤモンドに似た宝石として合成される。化学式ZrO2 馬脚(ばきゃく)
1. 馬のあし。
2. 芝居で、馬のあしを演じる役者。
馬脚を露わす(ばきゃくをあらわす)
《馬脚2が姿を見せてしまう意から》隠していたことがあらわれる。化けの皮がはがれる。
しっぽを出す。
[補説]「馬脚を現す」とも書く。「尻尾を出す」との混同で、「馬脚を出す」とするのは誤
り。 外延(がいえん)
論理学で、概念が適用される事物の集合。例えば、惑星という概念の外延は水星・金星・地
球・火星・木星・土星など。⇔内包。
内包(ないほう)
[名](スル)
1. 内部にもっていること。「多大のリスクを内包する計画」
2. 論理学で、概念が適用される事物に共通な性質の集合。例えば、学者という概念の内包は
「学問の研究者」など。⇔外延。
包含(ほうがん)
[名](スル)つつみこみ、中にふくんでいること。「幾多の問題を包含する」 真一文字(まいちもんじ)
[名・形動]
1. 一の字のようにまっすぐなこと。また、そのさま。一直線。「真一文字に口を結ぶ」
2. わき目も振らないこと。また、そのさま。「真一文字に突き進む」 怯懦(きょうだ)
[名・形動]臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま。「己の怯懦を恥じ
る」「怯懦な性格」 推認(すいにん)
[名](スル)これまでにわかっている事柄などから推し量って、事実はこうであろうと認める
こと。「密約文書が保存されていると推認する」 数多(あまた)
[副]
1. 数量の多いさま。たくさん。多く。名詞的にも用いる。「数多の判例を集積する」「引く
手数多」
2. 程度のはなはだしいさま。非常に。はなはだしく。
「たぶてにも投げ越しつべき天の川隔(へだ)てればかも―すべなき」〈万(まん)・一五二二〉
数多(すうた)
数の多いこと。たくさん。あまた。多数。「数多の経験」 半可通(はんかつう)
[名・形動]いいかげんな知識しかないのに通人ぶること。また、その人や、そのさま。「半
可通な(の)知識をふりまわす」 半可(はんか)
[名・形動]
1. 未熟なこと。中途半端なこと。また、そのさま。なまはんか。「半可を言う」
「汝(そなた)までに我実情(じつ)なき―と見られては」〈露伴(ろはん)・寝耳鉄砲(ねみみでっぽう)〉
2. 「半可通(はんかつう)」の略。
「万事ゆきわたった気なれど、じつは大の―なり」〈洒・四十八手〉 生半可(なまはんか)
[名・形動]十分でなく中途半端であること。いいかげんであること。また、そのさま。「生
半可な(の)知識」「生半可な気持ちではだめだ」 梅雨/黴雨(つゆ)
6月ころの長雨の時節。また、その時期に降る長雨。暦(こよみ)の上では入梅(にゅうばい)・出梅(しゅつばい)の日が決められて
いるが、実際には必ずしも一定していない。北海道を除く日本、中国の揚子江(ようすこう)流域、朝鮮半島
南部に特有の現象。五月雨(さみだれ)。ばいう。《季 夏》「―ふかし猪口(ちょく、ちょこ)にうきたる泡一つ
/万太郎(まんたろう)」 空疎(くうそ)
[名・形動]見せかけだけでしっかりした内容や実質がないこと。また、そのさま。空虚。
「空疎な論争」
[派生]くうそさ[名] 諸元(しょげん)
機械の、寸法・重量などの諸要素。 要素(ようそ)
1. あるものごとを成り立たせている基本的な内容や条件。「危険な要素を含む」「犯罪を構
成する要素」
2. 物を分析したとき、その中に見出されるそれ以上簡単にならない成分。「色の三要素」
3. 法律行為または意思表示の内容において、その表意者に重要な意味をもつ部分。
4. 数学で、集合をつくっている一つ一つのもの。元(げん)。 盟主(めいしゅ)
同盟(どうめい)の主宰者(しゅさいしゃ)。仲間のうちで中心となる人物や国。「盟主と仰(あお)ぐ」 位相(いそう)
1. 解析学で、極限や連続の概念を定義できるように、抽象空間(集合)に与えられる適当な
構造(部分集合)。トポロジー。
2. 物理学で、振動や波動などの周期運動の過程でどの点にあるかを示す変数。正弦関数(せいげんかんすう)で表
すときの角度に相当する部分の量。
3. 地域・性別・年齢・職業・階層や、書く場合と話す場合などによって、言葉の違いが起こ
る現象。 帰結(きけつ)
[名](スル)
1. 最終的にある結論・結果に落ち着くこと。また、その結論・結果。「議論百出したが、結
局同じところに帰結した」
2. 《consequence(カンスィクウェンス)》哲学で、ある事柄を原因または理由として、そこから結果として出てく
る事態。また、仮定もしくは前提から推論によって導き出される結論。⇔理由。 当方(とうほう)
自分の属(ぞく)している方。自分の方。こちら。「当方は皆無事です」⇔先方。 愚弄(ぐろう)
[名](スル)人をばかにしてからかうこと。「弱者を愚弄する」 先達(せんだつ)
1. 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先
輩。せんだち。「先達に学ぶ」
2. 山伏や一般の信者が修行のために山に入る際の指導者。せんだち。
3. 道などを案内すること。案内人。また、指導者。せんだち。「登山の先達をつとめる」
「少しの事にも―はあらまほしき事なり」〈徒然(つれづれ)・五二〉
先達(せんだち)
⇒せんだつ(先達) 奇特(きとく)
[形動][文][ナリ]《「きどく」とも》
1. 言行(げんこう)や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま。「世の中には奇特な人もいるも
のだ」
2. 非常に珍しく、不思議なさま。
「比の香の―なるを漸(ようや)く寄りて見れば」〈今昔(こんじゃく)・六・六〉
[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「彼は奇特な人だ」を、「優れて他と
違って感心なこと」と「奇妙で珍しいこと」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次の
ような結果が出た。
平成14年度調査 平成27年度調査
優れて他と違って感心なこと 49.9パーセント 49.9パーセント
奇妙で珍しいこと 25.2パーセント 29.7パーセント 言行(げんこう)
言葉と行い。口で言うことと実際に行うこと。「言行が一致しない」 螺鈿(らでん)
ヤコウガイ・オウムガイなどの貝殻の真珠色に光る部分を磨いて薄片にし、種々の形に切って
漆器(しっき)や木地(きじ)の表面にはめ込み、または貼(は)りつけて装飾する工芸技法。日本には奈良時代
に中国から伝えられ、平安時代には蒔絵(まきえ)にも併用(へいよう)された。摺(す)り貝。
[補説]書名別項。→螺鈿 目論見(もくろみ)
もくろむこと。また、その内容。計画。企(くわだ)て。「目論見がはずれる」 悪辣(あくらつ)
[名・形動]情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。また、そのさま。「悪辣な手
段」
[派生]あくらつさ[名] 辛辣(しんらつ)
[名・形動]《舌をひりひりさせるほどからい意から》言うことや他に与える批評の、きわめ
て手きびしいさま。「辛辣をきわめる」「辛辣な風刺漫画」
[派生]しんらつさ[名] 適宜(てきぎ)
[名・形動]
1. 状況によく合っていること。また、そのさま。適当。「適宜な(の)処理」「成績不振者
に適宜個人指導をする」
2. 便宜()に従うこと。その時々に応じて、各自の判断で行動するさま。「適宜に席に着く」
「見学後適宜解散とする」 便宜(べんぎ)
1. ある目的や必要なものにとって好都合なこと。便利がよいこと。「資金調達の便宜を得
る」
2. 特別なはからい。そのときに適したやり方。「便宜をはかる」「便宜上、代行を置く」
3. 音信。たより。
「娘方より便りあらず、其方の方へは―ありしや」〈浮・曲三味線・六〉
便宜(びんぎ)
[名・形動]
1. 都合のよいこと。また、そのさま。好都合。べんぎ。
「―ノ地デ買ッテクダサレ」〈和英語林集成(わえいごりんしゅうせい)〉
2. よい機会。好機。ついで。べんぎ。
「おのづから―ありて助くべからん事あらん時は」〈今昔(こんじゃく)・二七・四〇〉
3. たより。音信。べんぎ。
「勝様からは―もなし」〈浄・淀鯉(よどごい)〉 徒花(あだばな)
1. 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。「徒花を咲か
す」「徒花に終わる」
2. 季節はずれに咲く花。
3. はかなく散る桜花。あだざくら。
「風をだに待つ程もなき―は枝にかかれる春の淡雪(あわゆき)」〈夫木(ふぼく)・四〉
無駄花/徒花(むだばな)
咲くだけで実を結ばない花。また、雌雄異花(しゆういか)の植物の雄花(おばな)。はなばなしい行動が成果につなが
らなかった場合のたとえにもいう。あだばな。「一人―を咲かせる」 偉容(いよう)
仰ぎ見るほどのすぐれてりっぱな姿。堂々たる姿。「富士の偉容を仰ぐ」
威容(いよう)
人や建物のりっぱで威厳のあるようす。威勢のあるりっぱな姿。「威容を誇る大聖堂」 一切(いっさい)
【1】[名]全部。すべて。ことごとく。「会の一切をとり仕切る」「一切を忘れてやり直す」
【2】[副](あとに打消しの語を伴って)全然。まったく。いっせつ。「謝礼は一切受け取らな
い」「今後一切干渉しない」 衆愚(しゅうぐ)
多くの愚かな人々。
衆愚政治(しゅうぐせいじ)
自覚(じかく)のない無知(むち)な民衆(みんしゅう)による政治。ペリクレス死後のアテネの民主政治の堕落(だらく)を批判していっ
た語。 monsoon(モンスーン)
1. 季節風のこと。本来はアラビア海で半年交代で向きの変わる風をさし、季節の意のア
ラビア語が語源。
2. インドや東南アジアで、夏の季節風による雨季、または、雨季に降る雨。
モンスーン気候(モンスーンきこう)
⇒熱帯モンスーン気候
熱帯モンスーン気候(ねったいモンスーンきこう)
ケッペンの気候区分による熱帯気候の一。符合(ふごう)はAm。熱帯雨林気候(Af)と似るが、モン
スーンのために冬に弱い乾季がある。インドシナ半島・アフリカ西部の海岸部・アマゾン川下
流域などにみられ、コメやバナナなどの栽培に適する。季節風気候。 squall(スコール)
1. 急に吹きだす強い風。数分間で弱まるが、驟雨 (しゅうう) や雷を伴うこともある。
2. 熱帯地方の強風を伴う激しいにわか雨。局地的な上昇気流が原因で、ほとんど毎日定期的
に降る。 盛り場(さかりば)
いつも人がたくさん集まっている場所。繁華街。「盛り場をうろつく」 零細(れいさい)
[形動][文][ナリ]きわめて細かいさま。数量や規模のきわめて小さいさま。「零細な経
営」「零細な資金」
[派生]れいさいさ[名] 低劣(ていれつ)
[名・形動]程度が低く、内容などが悪いこと。人格・品性などが劣っていること。また、そ
のさま。「低劣な書物」「低劣な趣味」 僅少(きんしょう)
[名・形動]ほんのわずかであること。また、そのさま。「僅少の差」「僅少な金額」 区画/区劃(くかく)
[名](スル)土地などをいくつかの部分に区切ること。また、その区切った一つ一つ。「小さ
く―した分譲地」 抽薹(ちゅうだい)
植物の茎が、日照時間や温度の変化により、急速に伸びること。とうだち。 矜持/矜恃(きょうじ)
《慣用読みで「きんじ」とも》自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。
「―を傷つけられる」 平滑(へいかつ)
[名・形動]平らでなめらかなこと。また、そのさま。「平滑な表面」 衛視(えいし)
国会の警備にあたる職員。もとは、守衛と称した。
守衛(しゅえい)
[名](スル)
1. 守ること。見張ること。また、その人。警固。
「当日尾州(びしゅう)でも禁門(きんもん)を―したと」〈藤村(とうそん)・夜明け前(よあけまえ)〉
2. 官庁・会社・学校・工場などで、出入り口の監視や敷地・建物内の警備に当たる職。ま
た、その人
3. 旧衆議院・貴族院で院内の警備・看視(かんし)に当たった職員。今の衛視。 空目(そらめ)
[名](スル)
1. 実際にはないものが見えたような気がすること。「見たと思ったが、空目だったのかも知
れない」
2. ひとみを上にあげて見ること。うわめ。
「もんは安心してよこになり、―をして」〈犀星(さいせい)・あにいもうと〉
3. 見ていながら見ないふりをすること。
「―して死なせてたも」〈浄・会稽山(かいけいざん)〉 穿孔(せんこう)
[名](スル)
1. 穴をあけること。穴があくこと。また、あいた穴。「穿孔して鋲(びょう)を打つ」
2. 人体の器官に穴があくこと。「胃穿孔」 白虹(はっこう)
白色に見えるにじ。霧やぬか雨などのときみられる。
「更に一道の白火中天を突て電光の如く、―の如く」〈独歩(どっぽ)・愛弟通信(あいていつうしん)〉 釜茹で(かまゆで)
1. 釜で物をゆでること。
2. 「釜煎(かまい)り」に同じ。
釜煎り/釜熬り(かまいり)
戦国時代、罪人を湯または油の煮えたぎった釜の中に入れて殺した極刑。かまゆで。 漸増(ぜんぞう)
[名](スル)だんだんに増えること。「生産量が漸増する」⇔漸減。
漸減(ぜんげん)
[名](スル)しだいに減ること。「収益が漸減する」⇔漸増。 若気る(にやける)
[動カ下一]《名詞「にやけ」の動詞化》
1. 男が変にめかしこんだり、色っぽいようすをしたりする。「―・けたやつ」
2. 俗に、にやにやする。口許がゆるんで笑顔になる。「彼のことを考え、―・けてしまう」
[補説]文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、「なよなよとしている」
の意味で使う人が14.7パーセント、「薄笑いを浮かべている」の意味で使う人が76.5パーセ
ントという結果が出ている。 霊妙(れいみょう)
[名・形動]人知でははかり知れないほどに、奥深くすぐれていること。神秘的な尊さをそな
えていること。また、そのさま。「霊妙な楽の音」「霊妙不可思議」 下世話(げせわ)
世間で人々がよく口にする言葉や話。「下世話に年貢(ねんぐ)の納め時という」 五天竺(ごてんじく)
昔、天竺(インド)を東西南北と中央の五つに分けた称。五天。五竺。
「法力の貴く勇猛なる事、…―に風聞しぬ」〈今昔(こんじゃく)・一・九〉
中天竺(ちゅうてんじく)
五天竺の一。古代インドを5区分したときの、中央の部分。中天。
中天(ちゅうてん)
【1】
1. 天のまんなか。天の中心。天心。「中天にかかる月」
2. なかぞら。中空。空中。
【2】「中天竺(ちゅうてんじく)」の略。 賦課(ふか)
[名](スル)租税(そぜい)などを割り当てて負担させること。「地方税を賦課する」「賦課金」 配賦(はいふ)
[名](スル)割り当てること。「各人に負担金を配賦する」 強請る(ねだる)
【1】[動ラ五(四)]
1. 甘えたり、無理に頼んだりしてほしいものを請い求める。せがむ。せびる。「小遣いを
―・る」「おもちゃを―・る」
2. 難くせをつけて要求する。ゆする。
「おれを―・って銀取らうとは」〈浄・曽根崎(そねざき)〉
3. ぐずぐず文句を言う。ごねる。
「客様さへ紛らかしてくれなさるに、華車様聞こえぬと―・りけるを」〈咄・軽口大黒柱・
四〉
【2】[動ラ下二]【1】に同じ。
「たった今給はらんとぞ―・れける」〈浄・百日曽我(ひゃくにちそが)〉
[用法]ねだる・[用法]せがむ――「小遣いをねだる(せがむ)」「公園に連れていってとねだ
る(せがむ)」など、物や行為を求める意では相通じて用いられる。◇「ねだる」のほうが用
いられる範囲が広く、物品に関しても行動に関しても言う。また「無いものねだり」「おねだ
り」のような名詞的用法も「ねだる」に限られる。◇「せがむ」のほうは、「幼児が母親に抱
いてとせがむ(=だっこをせがむ)」のように、行為を要求する場合に多く用いる。◇類似の
語に「せびる」がある。しつこく強要して金や物をもらう意がより強い。「しつこく申し出
て、相当の金品をせびり取った」
強請る/虎落る(もがる)
[動ラ四]
1. 異議を申し立てる。逆らう。
「いとたつ事を―・りければ」〈大和(やまと)・附・二〉
2. 言いがかりをつけて金品をねだる。ゆする。たかる。
「七十に成る浄閑が―・られたといふ外聞(がいぶん)悪さ」〈浄・寿の門松(ねびきのかどまつ)〉 秋波(しゅうは)
1. 美人の涼しい目もと。また、女性のこびを含んだ目つき。流し目。色目。「秋波を送る」
2. 秋のころの澄んだ波。 強請(きょうせい)
[名](スル)無理に頼むこと。また、ゆすること。ごうせい。
「余りに激しく―されるので」〈荷風(かふう)・ふらんす物語〉 健忘(けんぼう)
1. よく物忘れすること。忘れっぽいこと。「最近健忘の気味がある」
2. 一定期間内の記憶の一部または全体が想起(そうき)できない状態。新しい見聞を次々と忘れる前進
性健忘と、ある時点から前の記憶を失う逆行性健忘とがある。 侠客(きょうかく)
義侠(ぎきょう)・任侠(にんきょう)を建て前として世渡りする人。町奴(まちやっこ)・博徒(ばくと)など。男伊達
(おとこだて)。侠者(きょうしゃ)。 向上(こうじょう)
[名](スル)
1. よりよい方向、すぐれた状態に向かうこと。進歩。「学力が向上する」「生活レベルの向
上」⇔低下。
2. 最上。最高。
「武田の弓矢―なり」〈甲陽軍鑑(こうようぐんかん)・三六〉
3. 仏語(ぶつご)。絶対平等の境地。また、それに向かって進むこと。 案件(あんけん)
1. 問題となっている事柄。審議しなければならない事柄。「重要案件」
2. 訴訟になっている箇条(かじょう)。訴訟事件。 想起(そうき)
[名](スル)以前にあったことなどをおもいおこすこと。「設立時の趣意(しゅい)を想起する」 斥候(せっこう)
敵の状況や地形などを探ること。また、そのために部隊から派遣する少数の兵士。「斥候を放
つ」 趣意(しゅい)
物事をなすときの考えやねらい。また、言わんとする意味。趣旨。「会合の趣意を説明する」
「学問の―を記して…一冊を綴(つづ)りしかば」〈福沢(ふくざわ)・学問のすゝめ(がくもんのすすめ)〉 躍進(やくしん)
[名](スル)めざましい勢いで進出・発展すること。「躍進を遂げる」「躍進する産業界」 堅守(けんしゅ)
[名](スル)城・陣などを敵からかたく守ること。固守(こしゅ)。「孤塁(こるい)を堅守する」 先決(せんけつ)
[名](スル)先に決めること。他に先立って解決すべきこと。「先決すべき課題」 順化/馴化(じゅんか)
[名](スル)生物が、異なった環境、特に気候の異なった土地に移された場合、しだいにその
環境に適応するような体質に変わること。「寒冷地の気候に―する」 侵襲(しんしゅう)
[名](スル)
1. 侵入し、襲うこと。
2. 医学で、生体の内部環境の恒常性(こうじょうせい)を乱す可能性がある刺激全般をいう。投薬・注射・手術
などの医療行為や、外傷・骨折・感染症などが含まれる。 ねぇこれでフォロワー数とかYouTube閲覧数とか上がる?
柳○昌一自演乙
携帯3、4台とパソコンによる、脅迫や強要により(場末、過疎スレ、老害など)、神奈川板を荒らし、捏造(学校名記載)、侮辱(セクハラ、スメハラ)、名誉毀損(会社を侮辱)をする。粗○ン 埴猪口(へなちょこ)
《へな土でつくった猪口(ちょこ)の意》未熟な人や役に立たない人をあざけっていう語。「あんな埴猪
口に何ができる」
粘土/埴(へな)
粘土。また、水底にたまった粘土を多く含んだ黒い土。へなつち。 正面/真面(まとも)
[名・形動]《「真 (ま) つ面 (も) 」の意》
1. まっすぐに向かい合うこと。正しく向かい合うこと。また、そのさま。真正面。「―に風
を受ける」「―に相手の顔を見る」
2. 策略や駆け引きをしないこと。また、そのさま。「―に戦ってはとても勝てない」
3. まじめなこと。正当であること。また、そのさま。「―な人間になりたい」「これは―な
金だ」
[派生]まともさ[名]
真艫(まとも)
1. 船の、船尾(せんび)正面。
2. 船尾(せんび)正面に受ける風。
「この風―でござる」〈浮・五人女(ごにんおんな)・一〉 子細/仔細(しさい)
[名・形動]
1. 事細かであること。また、そのさま。詳細。「―な検討」「―に述べる」
2. 詳しい事情。一部始終。「事の―を記録に残す」
3. 特別の理由。こみいったわけ。「―があって話はできない」「―ありげな面持ち」
4. 差し支えとなる事柄。異議。「行くことに―はあるまい」 生兵法(なまびょうほう)
1. 中途半端に兵法を知っていること。未熟な兵法。
2. 十分身についていない知識や技術。なまはんかな学問。 闊達/豁達(かったつ)
[形動][文][ナリ]度量が広く、小事(しょうじ)にこだわらないさま。「―な気性」「自由―」
[派生]かったつさ[名] 張(り)子の虎(はりこのとら)
虎の形をした首の動く張り子のおもちゃ。転じて、首を振る癖(くせ)のある人、また、虚勢(きょせい)を張る
人、見かけだおしの人などをあざけっていう語。 可及的(かきゅうてき)
[副]及(およ)ぶかぎり。できるだけ。「可及的(かきゅうてき)速(すみ)やかに処理(しょり)したい」 沙汰(さた)
[名](スル)《「沙」は砂、「汰」はより分ける意》
1. 物事を処理すること。特に、物事の善悪・是非などを論じ定めること。裁定。また、裁
決・裁判。「地獄の沙汰も金次第」
2. 決定したことなどを知らせること。通知。また、命令・指示。下知。「沙汰があるまで待
て」「沙汰を仰ぐ」「詳細は追って沙汰する」
3. 便り。知らせ。音信。「このところなんの沙汰もない」「音沙汰」「無沙汰」
4. 話題として取り上げること。うわさにすること。「事件の真相たるや、世間であれこれ沙
汰するどころの話ではない」「取り沙汰」
5. 問題となるような事件。その是非が問われるような行為。「正気の沙汰ではない」「表(お
もて)沙汰」「色恋沙汰」「警察沙汰」 灰燼(かいじん)
《「かいしん」とも》灰や燃(も)え殻(がら)。建物などが燃えて跡形もないこと。 今際(いまわ)
《「今は限り」の意から》もうこれ限りという時。死にぎわ。臨終。最期。「今際の言葉」 饐える(すえる)
[動ア下一][文]す・ゆ[ヤ下二]飲食物が腐って酸っぱくなる。「御飯が―・える」
「―・えたにおい」
饐ゆ(すゆ)
[動ヤ下二]「す(饐)える」の文語形(ぶんごけい)。 当該(とうがい)
いま話題になっている事柄に直接関係すること。まさに、そのもの。また、その担当であるこ
と。「当該事件」「当該庁」 猛省(もうせい)
[名](スル)きびしく反省すること。「猛省を促す」「今までの態度を猛省する」 諦念(ていねん)
1. 道理をさとる心。真理を諦観(ていかん)する心。
2. あきらめの気持ち。 容量(ようりょう)
1. 器物の中に入れることのできる分量。容積。
2. 一定条件のもとで物体が含(ふく)みうる物理量。熱容量・静電容量など。 渡河(とか)
[名](スル)河を渡ること。「人馬(じんば)が渡河する」 覿面(てきめん)
[名・形動]《「覿」は見る意》
1. 面と向かうこと。まのあたりに見ること。また、そのさま。転じて、まのあたり。目前。
「―に死と相見ているものは、姑息に安んずることを好まない」〈鴎外(おうがい)・青年(せいねん)〉
2. 効果・結果・報いなどが即座に現れること。また、そのさま。「覿面な薬の効果」「天罰
覿面」 立論(りつろん)
[名](スル)論の趣旨や筋道を組み立てること。また、その論。「資料に基づいて立論する」 指弾(しだん)
[名](スル)つまはじきすること。非難して排斥すること。「世間から指弾される」 介錯(かいしゃく)
[名](スル)
1. 切腹する人のそばに付き添っていて、その人が刀を腹に突き刺すと同時に、その首を斬っ
て死を助けてやること。また、その人。
2. 付き添って世話をすること。また、その人。後見。介添え。
「この女房―して、やや久しう浴(あ)み、髪洗ひなどしてあがり給(たま)ひぬ」〈平家(へいけ)・一〇〉 衆知/衆智(しゅうち)
多くの人々の知恵。衆人(しゅうじん)の知恵。「―を集める」 亡者(もうじゃ)
1. 仏語。死んだ人。また、死んでなお成仏できずに冥途(めいど)をさまよっている魂。
2. 金銭や色欲などの執念にとりつかれている人。「金の亡者」「権力の亡者」 皆殺し/鏖(みなごろし)
ひとり残らず殺すこと。鏖殺(おうさつ)。「一族を―にする」
鏖殺(おうさつ)
[名](スル)皆殺しにすること。
「若し抵抗せば、―せんと」〈竜渓(りゅうけい)・経国美談(けいこくびだん)〉 Arnold Joseph Toynbee(アーノルド・ジョゼフ・トインビー)
イギリスの歴史学者 Emmanuel Todd(エマニュエル・トッド)
フランスの歴史人口学者・家族人類学者 整える/調える/斉える(ととのえる)
[動ア下一][文]ととの・ふ[ハ下二]
1. 必要なものをすべてそろえる。間に合うように用意する。また、買ったりしてとりそろえ
る。「支度を―・える」「夕食を―・える」
2. 乱れのないように形をきちんとする。「服装を―・える」「隊列を―・える」「体勢を
―・える」
3. 交渉・相談を成立させる。まとめる。「縁談を―・える」「商談を―・える」
4. 点検して望ましい状態にしておく。調整する。「楽器の音程を―・える」「味を―・え
る」
[補説]多く、2は「整える」、1・3・4は「調える」と書く。 倉廩(そうりん)
米などの穀物を蓄(たくわ)えておくくら。米ぐらや穀物ぐら。 安本丹(あんぽんたん)
間が抜けていて愚(おろ)かなこと。また、そういう人。あほう。ばか。薬の名「反魂丹(はんごんた
ん)」になぞらえた語。 反魂丹(はんごんたん)
1. 古くからの伝承家庭薬。食傷・腹痛などに用いる丸薬。近世、富山の薬売りにより全国に
広まった。
2. 中国で、死者をよみがえらせる能力をもつとされた霊薬。 記す/誌す/識す(しるす)
[動サ五(四)]
1. 文字や文章などを書きつける。書きとめる。記録する。「氏名を―・す」「感想を―・
す」
2. 記憶にしっかりとどめる。忘れないようによく覚えておく。「今日の喜びを胸に―・す」
→書く[用法]
[可能]しるせる 神薬(しんやく)
不思議な特効のある薬。霊薬。
霊薬(れいやく)
不思議な効き目がある薬。神薬。 純度(じゅんど)
品質の純粋さの度合い。「純度の高い金」 度合(い)(どあい)
物事の程度。ほどあい。「減少の度合いが大きい」「緊張の度合いが高まる」 泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)
《中国の三国時代、蜀(しょく)の諸葛孔明(しょかつこうめい)は日ごろ重用していた臣下の
馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪(ざんざい)に処したという「蜀志」馬謖伝の故事か
ら》規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたと
え。 劉覧/瀏覧(りゅうらん)
[名](スル)
1. くまなく目を通すこと。通覧。「資料を―する」
2. 他人を敬って、その閲覧するのをいう語。「―を請う」 境界/疆界(きょうかい)
1. 土地のさかい。「隣国(りんごく)との―」
2. 物事のさかい。「哲学と文学の―」
境界(きょうがい)
1. 各人をとりまく境遇。境涯(きょうがい)。
「これまでの不安心な―を一歩離れて」〈鴎外(おうがい)・阿部一族(あべいちぞく)〉
2. 精神・感覚の働きによりもたらされる状態。境地(きょうち)。
「恋とか愛とか云う―は既に通り越して」〈漱石(そうせき)・草枕(くさまくら)〉
3. 仏語。
㋐善悪の報いによって各人が受ける境遇。
㋑「境(きょう)4」に同じ。
4. 自分の力の及ぶ範囲。
「己が―にあらざる物をば、争ふべからず」〈徒然(つれづれ)・一九三〉 知能/智能(ちのう)
1. 物事を理解したり判断したりする力。「―の高い動物」
2. 心理学で、環境に適応し、問題解決をめざして思考を行うなどの知的機能。 桂漿/珪璋(けいしょう)
彫漆(ちょうしつ)の一。地は黄漆、表面は黒漆で彫り目に赤い筋が1本または2本あるもの。 唱道(しょうどう)
[名](スル)ある思想や主張を人に先立って唱えること。「新説を唱道する」 赤貧(せきひん)
きわめて貧しくて、何も持っていないこと。
赤貧洗うが如し(せきひんあらうがごとし)
きわめて貧しく、洗い流したように何もないさま。
[補説]「清貧洗うが如し」とするのは誤り。→清貧 贖い(あがない)
あがなうこと。また、そのことに差し出す金品など。 悪銭身につかず(あくせんみにつかず)
盗み・賭け事などで得た金銭は、むだに使われてすぐになくなってしまう。 恩賜(おんし)
天皇・君主から物を賜ること。また、その賜り物。「恩賜のたばこ」 料簡/了見/了簡(りょうけん)
[名](スル)
1. 考え。思慮。分別。「悪い―を起こす」
2. 考えをめぐらすこと。
「好く―して前後を考えて見たら」〈紅葉(こうよう)・金色夜叉(こんじきやしゃ)〉
3. こらえること。堪忍(かんにん)。
「熊胆(ゆうたん)が出るや否や帰って仕舞ったと云う事がちゃんと分ったから、書生(しょせい)さん中々―しな
い」〈福沢(ふくざわ)・福翁自伝(ふくおうじでん)〉
4. とりはからい。処置。
「このことを語りなばいかなる―もありやせんと思ひ」〈伽・猿源氏(さるげんじ)〉 贖罪(しょくざい)
[名](スル)
1. 善行(ぜんこう)を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を
償うこと。罪滅ぼし。「奉仕活動によって贖罪する」
2. キリスト教用語。神の子キリストが十字架にかかって犠牲の死を遂げることによって、人
類の罪を償い、救いをもたらしたという教義。キリスト教とその教義の中心。罪のあがな
い。
[補説]「とくざい」と読むのは誤り。 過当競争(かとうきょうそう)
同業の企業が市場占有率を拡大しようとして起こる過度の競争状態。価格が引き下げられ、正
常以下の利潤(りじゅん)しか得られない。 壁龕(へきがん)
⇒ニッチ1
niche(ニッチ)
[名・形動]
1. 西洋建築で、厚みのある壁をえぐって作ったくぼみ部分。彫像や花瓶などを置く。壁龕(へ
きがん)。
2. ある生物が生態系の中で占める位置。生態的地位。ニッチェ。
3. 橋・トンネルなどのわきに設けられる非常用の退避空間。
4. 《すきまの意》市場で、大企業が進出しない小規模な分野。また一般に、普通には気づき
にくいところ。「ニッチ産業」「ニッチな趣味」 てふ(ちょう)
[連語]《格助詞「と」に動詞「い(言)う」の付いた「という」の音変化》…という。主に
平安時代に入ってから和歌に用いられた。→ちゅう →とう
「忍ぶれば苦しきものを人知れず思ふ―こと誰に語らむ」〈古今(こきん)・恋一〉 減殺(げんさい)
[名](スル)《慣用読みで「げんさつ」とも》少なくすること。減らすこと。また、減るこ
と。「勢力を減殺する」「興味が減殺される」
減殺(げんさつ)
「げんさい(減殺)」の慣用読み。 概括(がいかつ)
[名](スル)
1. 内容のあらましをまとめること。「意見を概括する」
2. 論理学で、さまざまな事物に共通する性質を抽象し、その性質を一つの概念にまとめるこ
と。一般化。 傍受(ぼうじゅ)
[名](スル)無線通信を、交信の相手でない者が受信すること。「機密の通信を傍受する」 躍如(やくじょ)
[ト・タル][文][形動タリ]いきいきとしていて目の前に見えるさま。「嵐の情景が絵の
中に躍如として描かれている」「面目躍如」 虚偽(きょぎ)
真実ではないのに、真実のように見せかけること。うそ。いつわり。「虚偽の申し立て」 義憤(ぎふん)
道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり。「金権政治に義憤を覚える」 隠退(いんたい)
[名](スル)社会的活動の第一線から退くこと。世間を避けて閑居すること。退隠。「田舎に
隠退する」 何れ/孰れ(いずれ)
【1】[代]不定称の指示代名詞。どれ。どちら。どっち。「―の物も名品ぞろいだ」「合否―の
場合も通知します」
【2】[副]
1. いろいろな過程を経たうえでの結果をいう。いずれにしても。結局。「その場はごまかせ
ても―ばれるに決まっている」
2. あまり遠くない将来をいう。そのうちに。近々。「―改めて伺います」 モンテッソーリ教育(モンテッソーリきょういく)
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法。 陳情(ちんじょう)
[名](スル)目上の人に、実情や心情を述べること。特に、中央や地方の公的機関、または政
治家などに、実情を訴えて、善処してくれるよう要請すること。また、その行為。「国会に陳
情する」「陳情団」 徳をもって怨みに報いる(とくをもってうらみにむくいる)
《「論語」憲問(けんもん)から》うらみのある者を憎まず、かえって恩恵を施(ほどこ)す。 人のふり見て我がふり直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)
他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省し、改めよ。 忌諱(きい)
[名](スル)「きき(忌諱)」の慣用読み。
「其(それがし)の筋の―に触れしにや」〈鉄腸(てっちょう)・花間鶯(かかんおう)〉
忌諱(きき)
[名](スル)《慣用読みで「きい」とも》嫌って避けること。 幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)
幽霊と思っていたものは、枯れたススキだった。恐れられている人や物の実体がつまらないも
のであることのたとえ。 理非(りひ)
道理にかなっていることと外れていること。是非。「理非を弁(べん)じる」 虹彩(こうさい)
眼球の血管膜の前端部で、角膜の後方にある環状の膜。色素に富み、その沈着状態によって、
茶色や青色の眼になる。中央の瞳孔(どうこう)で開閉を行って光の量を調節する。 冗長(じょうちょう)
[名・形動]文章・話などが、むだが多くて長いこと。また、そのさま。「話が冗長に流れ
る」「冗長な論文」
[派生]じょうちょうさ[名] 体系(たいけい)
1. 個々別々の認識を一定の原理に従って論理的に組織した知識の全体。
2. 個々の部分が相互に連関して全体としてまとまった機能を果たす組織体。 世の常(よのつね)
1. 世間によくあること。「二度あることは三度あるのが世の常だ」
2. ごく普通であること。
「大きさは先(まず)、―の猫ほどでもございましょうか」〈芥川(あくたがわ)・地獄変(じごくへん)〉 官吏(かんり)
1. 国家公務員のこと。役人。官員(かんいん)。「官吏登用」
2. 明治憲法下で、天皇の大権(たいけん)に基づいて任命され、国家に対し忠順(ちゅうじゅん)かつ無定量の公務に服し
た者。高等官(こうとうかん)および判任官(はんにんかん)をさす。 現代貨幣理論(げんだいかへいりろん) (英語: Modern Monetary Theory、Modern Money Theory 、略称はMMT)
現代貨幣理論(げんだいかへいりろん)または 現代金融理論(げんだいきんゆうりろん) (英語: Modern Monetary Theory、Modern
Money Theory 、略称はMMT)とは、通貨を政府によって公共的に独占されているとみなし、政府が税の支出および貯蓄欲求の安
定化に応じて財政資産の供給を制限する際には失業(非雇用)を根拠とする異端(非主流派)のマクロ経済学理論である。MM
Tは、政府の財政政策は完全雇用を目的として実行すべきであり、新貨幣の発行が政府の目的に応じた財源となると主張し、完
全雇用を実現した場合のインフレーションリスクに対しては、増税と国債発行による超過貨幣の回収で対処できると主張する。MM
Tによる政策的効果やリスクについては論争となっており、活発な議論がなされている。 隣る(となる)
[動ラ五(四)]
1. 家や土地が並び続く。
「葦原(あしはら)に―・った石ころの多い空き地」〈芥川(あくたがわ)・おぎん〉
2. 区域・境界が接する。
「此地ようろっぱに―・りたるふるきくになれども」〈魯文(ろぶん)・西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)〉 小欄(しょうらん)
新聞や雑誌の小さな欄。また、記者などが、自分の担当する欄をへりくだっていう語。 鐚銭(びたせん)
1. 表面の文字が磨滅(まめつ)した、質の粗悪な銭貨(せんか)。びたぜに。びた。
2. 室町中期から江戸初期にかけて私鋳された、永楽銭(えいらくせん)以外の粗悪な銭。
3. 江戸時代、寛永通宝(かんえいつうほう)一文銭(いちもんせん)の鉄銭(てっせん)の称。
鐚一文(びたいちもん)
《鐚銭(びたせん)1文の意》ほんのわずかな金。「鐚一文負けられない」 銭(せん)
1. 貨幣の単位。円の100分の1。
2. 昔の貨幣の単位。貫(かん)の1000分の1。文(もん)。
銭(ぜに)
《「せん(銭)」の音変化》
1. 金・銀・銅など、金属でつくられた貨幣。多く円形で、中央に穴がある。
2. 貨幣。金銭。かね。「銭をためる」
3. 江戸時代、銅・鉄でつくられた貨幣。金・銀でつくられたものに対していう。
4. 紋所(もんどころ)の名。銭の形をかたどったもの。 壊乱/潰乱(かいらん)
[名](スル)
1. 秩序・風俗などを乱すこと。また、乱れること。「風俗を―する」
2. 組織などがばらばらに崩れてしまうこと。 紊乱(ぶんらん)
[名](スル)「びんらん(紊乱)」に同じ。
「社会の秩序を―せんとし」〈鉄腸(てっちょう)・花間鶯(かかんおう)〉
紊乱(びんらん)
[名](スル)《「ぶんらん(紊乱)」の慣用読み》秩序・風紀などが乱れること。また、乱す
こと。「風紀を紊乱する」 解体(かいたい)
[名](スル)
1. まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになるこ
と。「建築物を解体する」
2. 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって機能を失うこ
と。「共同戦線が解体する」「財閥解体」
3. からだを解剖すること。ふわけ。
「腑分(ふわけ)といひ古りしことを新たに―と訳名(やくめい)し」〈蘭学事始(らんがくことはじめ)〉 領袖(りょうしゅう)
1. えりと、そで。
2. 《「晋書(しんじょ)」魏舒伝(ぎじょでん)による。えりとそでとは人目に立つところから》人を率いてその長とな
る人物。ある集団の中の主となる人物。「各派の領袖が会合を開く」 存立(そんりつ)
[名](スル)存在し、成り立っていくこと。「国家が存立するための条件」 忠順(ちゅうじゅん)
[名・形動]真心があって従順であること。また、そのさま。
「―なる言語、―なる顔容は」〈中村(なかむら)訳・西国立志編(さいごくりっしへん)〉 Koks(コークス)、(ドイツ)
石炭を高温乾留して得られる、多孔質で硬い炭素質の固体。火つきは悪いが無煙燃焼し、火力は
強い。製鉄その他の鋳物やカーバイド製造の原料、燃料などに用いる。骸炭(がいたん)。
骸炭(がいたん)
コークスのこと。 考査(こうさ)
[名](スル)
1. いろいろ考えて調べること。「人物考査」
2. 学校で、生徒の学業成績を調べるための試験。「英語の学力を考査する」「期末考査」
3. 「日銀考査(にちぎんこうさ)」の略。 凡夫(ぼんぷ)
《「ぼんぶ」とも》
1. 《(梵)prthag-janaの訳》仏語。愚かな人。仏教の教えを理解していない人。異生(いしょ
う)。
2. 平凡な人。普通の人。凡人。 豪奢(ごうしゃ)
[名・形動]非常にぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。「豪奢な暮らし」 肖る(あやかる)
[動ラ五(四)]
1. 影響を受けて同様の状態になる。感化されてそれと同じようになる。ふつう、よい状態に
なりたい意に用いられる。「彼の幸運に―・りたい」
2. 影響を受けて変化する。動揺する。
「風速み峰のくず葉のともすれば―・りやすき人の心か」〈拾遺(しゅうい)・雑恋〉
[可能]あやかれる 請う/乞う(こう)
[動ワ五(ハ四)]
1. 他人に、物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるよう願う。「食物を―・
う」「救援を―・う」「許しを―・う」
2. 神仏に祈り求める。
「天地(あめつち)の神を―・ひつつ我(あれ)待たむ」〈万(まん)・三六八二〉 鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)
悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響くさま。転じてものすご
い気配が漂い迫りくるさま。▽「鬼哭」は浮かばれない霊魂が声を上げて泣き悲しむこと。
「啾啾」はしくしくと泣く声の形容。 只管/一向(ひたすら)
【1】[形動][文][ナリ]そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。
「―な思い」「―に弁解する」
【2】[副]
1. ひとすじに。いちずに。「―研究にいそしむ」「―無事を祈る」
2. まったく。すっかり。
「身をば―、え捨て侍らぬものなれば」〈狭衣(さごろも)・一〉
[用法]ひたすら・[用法]いちず――「ひたすら(いちずに)芸に励む」「ひたすら(いちず
に)歩き続ける」など、そのことに専念する意では、相通(あいつう)じて用いられる。◇「ひたすら」
は、もっぱらそのことだけを行う意で用いることが多い。「ひたすらおわびいたします」「ひ
たすらお願いするしかなかった」◇「いちず」は気持ちのあり方に重点があり、他を顧りみ
ず、一つの事柄(ことがら)だけに打ち込む意で用いることが多い。「いちずに思い込む」「勉学いちずの
毎日」◇類似の語に「ひたむき」がある。脇目(わきめ)もふらず一つの事に熱中する意で、「いちず」
に近い。「ひたむきな態度」「ひたむきに生きる」 他律(たりつ)
1. 自らの意志によらず、他からの命令、強制によって行動すること。⇔自律。
2. 他の領域に支配されること。
3. 《(ドイツ)Heteronomie(ヘテロノミー)》カントの道徳哲学で、意志が理性の先天的な法則に従わず、感
性の、自然的欲望に拘束されること。⇔自律。 自律(じりつ)
1. 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。「自
律の精神を養う」⇔他律。
2. カントの道徳哲学で、感性の自然的欲望などに拘束されず、自らの意志によって普遍的道
徳法則を立て、これに従うこと。⇔他律。 律する(りっする)
[動サ変][文]りっ・す[サ変]
1. 一定の規範を設けて統制・管理する。「おのれの行動を―・する」
2. ある基準に当てはめて判断・処理する。「大人の考えで子供を―・するべきではない」 開闢(かいびゃく)
[名](スル)
1. 《古くは「かいひゃく」とも》天と地が初めてできた時。世界の始まりの時。「開闢以来
の出来事」
2. 信仰の地としての山を開き、あるいは初めて寺院などをつくること。また、その人。開
山。「高野山開闢」
3. 荒れ地などが切り開かれること。
「土地、これに由(よ)りて、次第に―し」〈中村(なかむら)訳・西国立志編(さいごくりっしへん)〉 蜻蛉返り/筋斗返り(とんぼがえり)
[名](スル)《トンボが飛びながら、軽く身をひるがえして後ろへ戻るところから》
1. 地面をけって、空中でからだを1回転させること。「床の上で―してみせる」
2. ある場所に行って用を済ませ、すぐに戻ってくること。「出張先から一日で―する」
3. 「とんぼ3」に同じ。
[補説]「とんぼ帰り」と書くのは誤り。 換言(かんげん)
[名](スル)別の言葉で言い表すこと。言いかえること。「以上のことを換言すれば」 拡張(かくちょう)
[名](スル)範囲や勢力・規模などを広げて大きくすること。「道路を拡張する」「軍備拡
張」 おべんちゃら
相手を喜ばせるための口先ばかりのお世辞。また、それを言う人。「おべんちゃらを真に受け
る」 強か/健か(したたか)
【1】[形動][文][ナリ]
1. 粘り強くて、他からの圧力(あつりょく)になかなか屈しないさま。しぶといさま。「世の中を―に生き
る」「―な相手」
2. 強く、しっかりしているさま。「―な後見役(こうけんやく)」「―な造りの家」
3. 強く勇猛(ゆうもう)であるさま。
「力が強く勇気があって―な豪傑(ごうけつ)である」〈魯庵(ろあん)・社会百面相(しゃかいひゃくめんそう)〉
4. 程度がはなはだしいさま。
「いと―なるみづからの祝言どもかな」〈源(げん)・初音(はつね)〉
5. 分量(ぶんりょう)がたいへん多いさま。
「国の事など―に申し居たるさま見るに」〈夜の寝覚(よるのねざめ)・一〉
[派生]したたかさ[名]
【2】[副]
1. 分量(ぶんりょう)がたいへん多いさま。たくさん。「―食料を買い込む」
2. 程度(ていど)がはなはだしいさま。ひどく。「―腰を打つ」「―酔う」 論駁(ろんばく)
[名](スル)相手の論や説の誤りを論じて攻撃すること。「反証をあげて論駁する」 賛意(さんい)
賛成の気持ち・意志。「賛意を表する」 腑抜け(ふぬけ)
[名・形動]《はらわたを抜き取られた状態の意から》意気地がないこと。気力がなく、しっ
かりしていないこと。また、その人や、そのさま。腰抜け。「失恋して腑抜けになる」 符丁/符帳/符牒(ふちょう)
1. 商品につける、値段や等級を示すしるし。
2. 仲間うちだけに通用する言葉。隠語。合い言葉。「―で値を言う」
3. しるし。記号。符号。「頭文字で―をつける」 Mars(マルス)
【1】ローマ神話で、戦いの神。ローマの建国者ロムルスとレムスの父。ギリシャ神話のアレスと
同一視された。
【2】火星のこと。マース。
Mars(マース)
【1】ローマ神話の軍神マルスの英語名。
【2】《「マーズ」とも》火星。 >>409
【訂正】
Mars(マルス)
【1】ローマ神話で、戦いの神。ローマの建国者ロムルスとレムスの父。ギリシャ神話のアレスと
同一視された。
【2】火星のこと。マース。
Mars(マース)
【1】ローマ神話の軍神マルスの英語名。
【2】《「マーズ」とも》火星。 irony(アイロニー)
《「イロニー」とも》
1. 皮肉。あてこすり。
2. 反語(はんご)。逆説。
3. 修辞学(しゅうじがく)で、反語法。
4. ソクラテスの問答法。無知を装いながら、知者を自認する相手と問答を重ね、かえって相
手が無知であることをあらわにし、その知識が見せかけのものでしかなかったことを悟らせ
る。 Aotearoa(アオテアロア)
アオテアロアは、マオリ語で「白く長い雲のたなびく地」という意味。 泥砂/泥沙(でいさ)
どろとすな。でいしゃ。
泥砂/泥沙(でいしゃ)
どろと、すな。でいさ。 吾子(あこ)
《古くは「あご」》
【1】[名]わが子。自分の子。
「―の、御宿世(すくせ)にて覚えぬことのあるなり」〈源(げん)・須磨(すま)〉
【2】[代]
1. 二人称の人代名詞。子供や乳母などを親しみを込めて呼ぶ語。おまえ。
「―はらうたけれど、つらきゆかりにこそ、え思ひはつまじけれ」〈源(げん)・空蝉(うつせみ)〉
2. 一人称の人代名詞。中世から近世にかけての幼児語。
「児聞いて、―はそれなら食はう」〈咄・醒睡笑(せいすいしょう)・六〉
吾子(ごし)
[代]二人称の人代名詞。親しみをこめて同僚を呼ぶ語。あなた。きみ。
「―はもとより武門(ぶもん)の人なり」〈鶉衣(うずらごろも)・贈或人書〉 四分五裂(しぶんごれつ)
[名](スル)いくつにも分かれること。秩序をなくしてばらばらになること。「党内が四分五
裂している」 闖入(ちんにゅう)
[名](スル)突然、無断で入り込むこと。「暴漢が会場に闖入する」「闖入者」 氷壁(ひょうへき)
氷河の末端や氷山などの絶壁。また、氷におおわれた岩壁。《季 冬》 岩壁/巌壁(がんぺき)
険しく切り立った岩。
岸壁(がんぺき)
1. 船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁(ようへき)。
2. 壁のように険しく切り立った岸。 鰾膠無い(にべない)
[形][文]にべな・し[ク]愛想がない。おせじがない。そっけない。にべもない。「―・
い返事」「―・く拒否される」
鰾膠も無い(にべもない)
愛想がない。取り付く島もない。「―・い態度」「―・く断られる」 後塵(こうじん)
人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこり。 Laffer curve(ラッファーカーブ)
米国の経済学者A=B=ラッファーが主張した理論で、税率と税収の関係を表した曲線。一般
に税率が高まるほど税収は増えるが、一定の税率を過ぎると逆に税収は減っていくことを示し
たもの。「減税しても税収増でカバーできる」としたレーガン政権の減税政策を理論的にバッ
クアップした。ラッファー曲線。
ラッファー曲線(ラッファーきょくせん)
⇒ラッファーカーブ 景気循環(けいきじゅんかん)
資本主義経済で、経済活動が拡張する好況と収縮する不況とが交互に発生する、その周期的変
動のこと。波動のタイプとして代表的なものには、在庫変動に起因する約40か月周期のキチ
ンの波、設備投資の変化に起因する約10年周期のジュグラーの波、建設需要に起因する約20
年周期のクズネッツの波、技術革新に起因する約50年周期のコンドラチェフの波がある。景
気変動。 キチンの波(キチンのなみ)
《Kitchin cycles/Kitchin's waves》米国のJ=キチンが1923年に明らかにした景気循環の短
期波動。企業家が期待する適正在庫水準と現在在庫水準との乖離(かいり)によって生ずる在
庫投資循環で、約40か月の周期をもつ。 ジュグラーの波(ジュグラーのなみ)
《Juglar cycles》「ジュグラー循環」に同じ。
ジュグラー循環(ジュグラーじゅんかん)
景気循環の一。9〜10年を周期とする中期循環。フランスの経済学者ジュグラー(J.C.Jugla
r)が1862年に発表。ジュグラーの波。主循環。設備投資循環。 クズネッツの波(クズネッツのなみ)
《Kuznets swings》景気循環の波動の形態の一つで、20年を周期とする成長率循環のこと。
米国の経済学者サイモン=クズネッツが明らかにした。クズネッツ循環。 コンドラチェフの波(コンドラチェフのなみ)
18世紀以来の物価・利子率・生産量などの動きにみられる50〜60年を周期とする波動。その
理論を主張した旧ソ連の経済学者コンドラチェフの名にちなむ。→景気循環 取り付く島(とりつくしま)
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消(うちけ)しの表現を伴って用いる。「つっけ
んどんで取り付く島もない」
[補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる
「取り付く島がない」を使う人が47.8パーセント、本来の言い方ではない「取り付く暇(ひ
ま)がない」を使う人が41.6パーセントという結果が出ている。 日暮(ら)し(ひぐらし)
1. 朝から晩まで。一日じゅう。ひねもす。副詞的にも用いる。「日暮らし読書にふける」
2. (「蜩(ひぐらし)」「茅蜩(ひぐらし)」とも書く)半翅(はんし)目セミ科の昆虫。体長4センチくらい。体は褐
色で緑や黒の斑紋(はんもん)があり、翅 (はね) は透明。7〜9月に出現し、林や森で早朝や夕方にカナ
カナと鳴く。かなかな。くつわぜみ。《季 秋》「書に倦(う)むや―鳴いて飯遅し/子規(しき)」
日暮(にちぼ)
ひぐれ。夕暮れ。 擁壁(ようへき)
土木工事で、土を切り取った崖や盛り土を保持するための壁状の築造物。かこい壁。 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
《「史記(しき)」陳渉世家(ちんしょうせいか)から》ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのよ
うな大きな鳥の志すところは理解できない。小人物(しょうじんぶつ)には大人物(だいじんぶつ)の考えや志がわからない、とい
うたとえ。 混濁/溷濁(こんだく)
[名](スル)
1. いろいろなものがまじって濁ること。「川の水が―する」
2. 世の中が乱れること。「―の世相をうつす」
3. 意識がぼんやりしてくること。「意識が―している」 快美(かいび)
[名・形動]この上もなくこころよいこと。また、そのさま。「快美な旋律」 結滞(けったい)
[名](スル)心臓の拍動(はくどう)につれて送り出される血液のリズムが乱れること。脈の打ち方が不規
則になること。 律動(りつどう)
[名](スル)規則的にある動きが繰り返されること。周期的な運動。また、リズム。「力強く
律動する」
律動的(りつどうてき)
[形動]動きにリズムのあるさま。リズミカル。「律動的な手足の振り」 階梯(かいてい)
《本来は「はしごだん」の意》
1. 学問・芸術などの手ほどき。また、それを説いた書物。入門書。「英語階梯」
2. 学問・芸術などを学ぶ段階。また、物事の発展の過程。
「低いレベルから、さらに公正な―に一段高く立つことが」〈長与(ながよ)・竹沢先生と云ふ人(たけざわせんせいというひと)〉
3. 器械体操で斜めにかけて使うはしご。また、それを使ってする体操。 白絹(しらぎぬ)
染めてない白地の絹。しろぎぬ。
白絹(しろぎぬ)
「しらぎぬ」に同じ。 水面下(すいめんか)
1. 水の中。水中。「水面下に沈む」
2. 表面には現れないところ。「水面下で交渉が進む」 無知文盲(むちもんもう)
学問・知識がなく、文字の読めないこと。また、その人。 水物(みずもの)
1. 水・酒などの飲み物。
2. 水分を多く含んでいる食べ物。果物など。
3. そのときの条件によって変わりやすく、予想しにくい物事。「選挙は水物だ」
4. 華道で、水辺に育つ花の総称。 考課(こうか)
1. 公務員・会社員などの勤務成績を調査して優劣を定めること。「人事考課」
2. 銀行・会社などの営業成績を調査・報告すること。
3. 律令制(りつりょうせい)における官吏(かんり)の勤務評定。 非文(ひぶん)
文法的に成立しない文。「私を本に読む。」などの類。
[補説]言語学では多く、文頭にアステリスク(*)をつけて非文であることを示す。 教場(きょうじょう)
教室。
「―の方が急にがやがやする」〈漱石(そうせき)・坊っちゃん(ぼっちゃん)〉 scapegoat(スケープゴート)
1. 古代ユダヤで、年に一度人々の罪を負って荒野に放たれたヤギ。贖罪(しょくざい)のヤ
ギ。
2. 責任を転嫁するための身代わり。不満や憎悪を他にそらすための身代わり。 傾注(けいちゅう)
[名](スル)精神や力を一つの事に集中すること。「全精力を傾注する」 欠乏/闕乏(けつぼう)
[名](スル)乏しいこと。不足すること。「資金が―する」「ビタミン―症」 結実(けつじつ)
[名](スル)
1. 植物が実を結ぶこと。「結実期」
2. 努力した結果として、成果(せいか)が得られること。「長年の努力が結実した」 古老/故老(ころう)
老人。特に、昔の事や故実に通じている老人。「村の―」 所産(しょさん)
ある事の結果として生み出されたもの。作り出したもの。「努力の所産」 氾濫(はんらん)
[名](スル)
1. 川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。「豪雨で河川が氾濫す
る」
2. 事物があたりいっぱいに出回ること。あまり好ましくない状態にいう。「情報の氾濫」
「悪書(あくしょ)が氾濫する」 直截(ちょくせつ)
[名・形動]《慣用読みで「ちょくさい」とも》
1. すぐに裁断を下すこと。また、そのさま。「直截な(の)処置」
2. まわりくどくなく、ずばりと言うこと。また、そのさま。「簡明直截な表現」 塊鉄(かいてつ)
鉄鉱を溶解して得た銑鉄(せんてつ)を型に入れて凝固させたもの。 示す(しめす)
[動サ五(四)]
1. 相手によくわかるように、出して見せたり、自分で何かをして見せたりする。「定期券を
―・す」「身をもって―・す」
2. 指などでさして教える。「地図を出して―・す」
3. 計器(けいき)・時計などが、ある目盛りを指す。「寒暖計(かんだんけい)が三〇度を―・す」
4. 考え・気持ち・反応などが相手に伝わるように、何かの方法で表して見せる。「誠意を
―・す」「態度で―・す」「格段の進歩を―・す」
5. ある現象が、物事の状態・傾向を表す。「気圧配置が今年の暖冬を―・している」
6. さとし戒(いまし)める。
「宿の男などとの事は末の名の立つをひそかに―・し」〈浮・一代男(いちだいおとこ)・六〉
[可能]しめせる 喜色(きしょく)
うれしそうな顔つき。よろこんでいるようす。「喜色をあらわにする」 実意(じつい)
1. 言動の裏に隠されている本当の意図(いと)。真意。本心。「実意を問いただす」
2. 誠意のこもった思いやりの気持ち。まごころ。「実意を尽くす」 仮放免(かりほうめん)
入国者収容所に収容されている人について、情状などを考慮して、一定の条件のもとに収容を
停止し、身体の自由を回復させること。保証金を納付させて行う。 尽力(じんりょく)
[名](スル)ある目的の実現のために、力を尽くすこと。「町の復興に尽力する」 籠絡(ろうらく)
[名](スル)巧みに手なずけて、自分の思いどおりに操ること。「甘い言葉で籠絡する」 進取(しんしゅ)
みずから進んで物事に取り組むこと。「進取の気性に富んだ人」 苛立たしい(いらだたしい)
[形][文]いらだた・し[シク]《動詞「いらだつ」の形容詞化》思いどおりにならなく
て、焦るさま。落ち着かないでじりじりするさま。「なかなか許可がおりなくて―・い」
[派生]いらだたしげ[形動]いらだたしさ[名] 当惑(とうわく)
[名](スル)事にあたって、どうしたらいいか途方にくれること。「突然の話に当惑する」 視座(しざ)
物事を見る姿勢や立場。「人道主義的な視座で発言する」 鶏頭図(けいとうず)
レーダーチャートの一種。放射状に数値軸を配し、各項目の数量の値に比例した半径をもつ扇
形で表される。ナイチンゲールがクリミア戦争における英国兵の死因を、ビクトリア女王にわ
かりやすく説明するために考案した。 ドミナント戦略(ドミナントせんりゃく)
チェーン店などが、ある特定の地域に集中して出店し、知名度を上げたり配送を効率化したり
することで、同業他社よりも優位に立つことをねらう商業戦略。ドミナント出店。 一衣帯水(いちいたいすい)
《「衣帯」は帯のこと》ひとすじの帯のような、幅の狭い川や海。また、それを隔てて隣り
合っていること。「一衣帯水の地」 防人(さきもり)
《「崎(さき)守(もり)」の意》古代、筑紫(つくし)・壱岐(いき)・対馬(つしま)など北九州の防備(ぼうび)に当たっ
た兵士。663年の白村江(はくそんこう)の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年
交代で選ばれ、のちには東国出身者に限られるようになった。その後数度の改廃(かいはい)を経(へ)て、延喜(えんぎ)
(901〜923のころには有名無実となった。 迂遠(うえん)
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意か
ら》
1. まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。「迂遠な方法」
2. 世の中の動きに疎(うと)いさま。
「このご時勢にもう漢文を学ぶ―な青少年もいないから」〈佐藤春夫(さとうはるお)・晶子曼陀羅(あきこまんだら)〉 不知(ふち)
1. 知らないこと。
2. 知恵がないこと。愚かであること。 陣容(じんよう)
1. 軍隊の配置・編制(へんせい)のありさま。陣立て。「陣容を整える」
2. 団体や組織などの、構成員の顔ぶれ。「執行部の陣容を一新する」 諦念(ていねん)
1. 道理をさとる心。真理を諦観する心。
2. あきらめの気持ち。 説苑(ぜいえん)
中国、漢代の説話集。20巻。前漢の劉向(りゅうきょう)編。成立年未詳。君道(くんどう)・臣術など20
編からなり、それぞれ序説のあとに逸話を収録して儒教思想を説く。 蹉跌(さてつ)
[名](スル)《つまずく意から》物事がうまく進まず、しくじること。挫折。失敗。「計画に
蹉跌をきたす」「事業が蹉跌する」 嗜癖(しへき)
1. あるものを特別に好む性癖。
2. タバコ・アルコール・覚醒剤などを連用し、やめると精神的・身体的に異常が現れる状
態。アディクション。→薬物依存 夜灯・夜燈(やとう)
[名]夜のともしび。夜燭(やしょく)。 君道(くんどう)
[名]君主として踏み行なうべき道。 種苗(しゅびょう)
1. 植物のたねとなえ。
2. 栽培漁業で、稚魚(ちぎょ)のこと。「種苗放流」 凌虐/陵虐(りょうぎゃく)
[名](スル)はずかしめ、いためつけること。 夜燭(やしょく)
[名]夜、ろうそくにあかりを点ずること。また、そのあかり。夜のともしび。 正邪(せいじゃ)
正しいことと、よこしまなこと。善と悪。「正邪曲直(せいじゃきょくちょく)」 披瀝(ひれき)
[名](スル)心の中を包み隠さずに打ち明けること。「本心を披瀝する」 愚考(ぐこう)
[名](スル)愚かな考え。また、自分の考えをへりくだっていう語。「かように愚考するもの
であります」 糠に釘(ぬかにくぎ)
ぬかに釘を打つこと。なんの手ごたえもなく、効き目のないことのたとえ。暖簾(のれん)に
腕押し。ぬかくぎ。「いくら注意しても糠に釘だ」 高張力鋼板(こうちょうりょくこうばん)
⇒高張力鋼
高張力鋼(こうちょうりょくこう)
抗張力(引っ張り強さ)が高い鋼板。薄く丈夫なため、鉄道車両やガスタンクなどに利用され
る。高張力鋼板。
[補説]英語のhigh(ハイ) tensile(テンスィル) strength(ストゥレンクス) steel(スチール)から、ハイテンともいう。
抗張力(こうちょうりょく)
⇒引っ張り強さ
引っ張り強さ(ひっぱりつよさ)
物体に張力(ちょうりょく)が加えられるとき、破断(はだん)に至るまでの最大の応力(おうりょく)。抗張力。 劇症/激症(げきしょう)
病気の進行が急激で予後不良である症状。 耐用(たいよう)
使用に耐えること。機械などの、期間や回数についていう。「耐用限度」
耐用年数(たいようねんすう)
1. 建物・機械など固定資産の税務上の減価償却(げんかしょうきゃく)を行うにあたって、減価償却費の計算の基礎
となる年数。財務省令に定められている。
2. 転じて、機器などが使用に耐える年数。「バッテリーの耐用年数を最大限に延ばす使い
方」 旱魃/干魃(かんばつ)
《「魃」は、ひでりの神》ひでり。特に、農作物に必要な雨が長い間降らないこと。《季
夏》 寄託(きたく)
[名](スル)
1. 物品などを他人に預け、その処置や保管を頼むこと。「故人の蔵書(ぞうしょ)を市に寄託する」
2. 当事者の一方(受寄(じゅき)者)が相手方(寄託(きたく)者)のために保管することを約束して、ある物を
受け取ることによって成立する契約。 択伐(たくばつ)
[名](スル)用材などに適した木を選んで切り、その跡に後継樹を育てるなどして、森林の更
新を図(はか)ること。皆伐(かいばつ)に対していう。 皆伐(かいばつ)
[名](スル)森林などの全部の木をきること。また、開発などのため、きり尽くすこと。「原
始林を皆伐して土地を開く」 観点(かんてん)
物事を見たり考えたりする立場。見地。「環境保護の観点に立つ」「観点が違う」 見地(けんち)
[名](スル)
1. 物事を考えたり論じたりする場合の、よりどころとなる立場。観点。「教育的な見地に立
つ」
2. 土地を実際に見て調べること。 口渇(こうかつ)
口中やのどが激しくかわき、水分を欲しがる状態。多尿症や脱水症に多くともなうほか、薬の
服用や加齢によってもみられる。 飲(み)水(のみみず)
飲むための水。飲料水。
飲水(いんすい)
水を飲むこと。また、その水。
飲(み)水(のみみず)
飲料にする水。飲用水。 悪心(あくしん)
恨みを抱き、悪事をしようとするよこしまな心。
悪心(おしん)
気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。吐き気。 飢餓/饑餓(きが)
食べ物がなくて飢えること。飢え。「―感」 過ち/誤ち(あやまち)
1. まちがい。失敗。「―を恐れず試みる」
2. 犯してしまった罪。過失。「―を償う」
3. 男女間の不倫。不義。
4. けが。負傷。
「―すな。心して降(お)りよ」〈徒然(つれづれ)・一〇九〉 錯誤(さくご)
[名](スル)
1. まちがうこと。まちがい。誤り。「錯誤を犯す」「試行錯誤」
「時々強いて―して織り込まれて」〈佐藤春夫(さとうはるお)・田園の憂鬱(でんえんのゆううつ)〉
2. その人の認識と客観的事実とが一致しないこと。「時代錯誤」
3. 民法上、意思表示をした者の内心の意思と表示行為とがくいちがっていることを表意者自
身が知らないこと。例えば、英和辞典を買うつもりで、気づかずに和英辞典を買うなど。 局面(きょくめん)
1. 碁や将棋の盤面。また、勝負の形勢。
2. 物事の、その時の状況・状態。「新しい局面を迎える」「重大な局面に立つ」 趨勢(すうせい)
ある方向へと動く勢い。社会などの、全体の流れ。「時代の趨勢」「世の趨勢を見極める」 snob(スノッブ)
紳士・教養人を気どる俗物。えせ紳士。スノブ。 はばむ(阻む/沮む)
【1】
[動マ五(四)]
1. 進もうとするのをさまたげる。防ぎとめる。また、こばむ。「前進を―・む」「連勝を
―・む」
2. 気持ちがくじける。ひるむ。
「勇毅(ゆうき)にして―・まず、労苦して倦まず」〈中村(なかむら)訳・西国立志編(さいごくりっしへん)〉
[可能]はばめる
【2】[動マ下二]責める。なじる。〈新撰字鏡(しんせんじきょう)〉 ベルリンの壁(ベルリンのかべ)
第二次大戦後にベルリンが東西に分割された際に造られた、西ベルリンを囲む壁。西ドイツへ
の人民の流出を防ぐため、東ドイツが1961年に構築。1989年11月9日、東ドイツで出国の自
由化が発表されたのを機に、東西の市民によって壊され、撤去された。 阿る(おもねる)
[動ラ五(四)]人の気に入るように振る舞う。へつらう。「上役に―・る」 鶏口牛後(けいこうぎゅうご)
《鶏口は小さな団体の長、牛後は大きな団体の従者の意》「鶏口となるも牛後となるなかれ」に同じ。
鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
《「史記(しき)」蘇秦(そしん)伝から》大きな団体で人のしりについているよりも、小さな団体でも頭(か
しら)になるほうがよい。 暗然/黯然/闇然(あんぜん)
[ト・タル][文][形動タリ]
1. 悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。気落ちするさま。
「―として云うべき言葉もなく」〈谷崎(たにざき)・春琴抄(しゅんきんしょう)〉
2. 暗いさま。黒いさま。また、はっきりしないさま。
「沖より来る響、―として湧く力」〈犀星(さいせい)・十月のノオト〉 朝令暮改(ちょうれいぼかい)
朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。朝改
暮変(ちょうかいぼへん)。 席次(せきじ)
1. 会合・儀式などでの座席の順序。席順。
2. 成績・地位などの順位。「席次が上がる」 巷間(こうかん)
まちのなか。また、世間。ちまた。「巷間で取りざたされるうわさ」 兵站(へいたん)
戦闘部隊の後方にあって、人員・兵器・食糧などの前送・補給にあたり、また、後方連絡線の
確保にあたる活動機能。ロジスティクス。「兵站部」 logistics(ロジスティクス)
《軍事用語で兵站(へいたん)の意》企業の物流合理化の手段。原料の手当てから販売まで、
物流を効率的に管理するシステムをいう。
logistics(ロジスティックス)
⇒ロジスティクス 戒心(かいしん)
[名](スル)油断しないこと。よく用心すること。「戒心を怠(おこた)らない」 活力(かつりょく)
活動を生み出す力。元気よく動いたり働いたりする力。「体内に活力がみなぎる」 返報(へんぽう)
[名](スル)
1. 人がしてくれたことに対してむくいること。また、むくいるための行為や金品。返礼。
「受けた親切に返報する」
2. 恨みに対して仕返しをすること。また、その仕返し。「侮辱に対して返報する」
3. 返事の知らせ。返信。 経緯(けいい)
[名](スル)
1. 縦糸と横糸。
2. 縦と横。
3. 南北と東西。経線(けいせん)と緯線(いせん)。また、経度(けいど)と緯度(いど)。
4. 物事の筋道。いきさつ。顛末(てんまつ)。「事件の経緯を話す」
5. 秩序を立てて治め整えること。
「本朝支那の言語文字を―して用うること千有余年」〈西村茂樹(にしむらしげき)・明六雑誌一(めいろくざっし)〉
経緯(いきさつ)
物事のこみいった事情。事件の経過。「これまでの経緯を語る」 表層(ひょうそう)
表面の層。うわべ。「物事の表層しか見ていない」 気風(きふう)
気性。気だて。特に、ある集団・地域内の人々に共通する気質。「代々伝わる進取の気風」 刷新(さっしん)
[名](スル)弊害を除き去って、全く新しいものにすること。「人事を刷新する」 理知/理智(りち)
1. 理性と知恵。また、本能や感情に支配されず、物事を論理的に考え判断する能力。
2. (理智)仏語。真如の理と、それを悟る智慧(ちえ)。 裾野(すその)
1. 山麓(さんろく)の緩やかな傾斜地。
2. 上部にあるものを支える基礎になるもの。「科学教育の裾野」 平淡(へいたん)
[名・形動]おだやかであっさりしていること。また、そのさま。「平淡な話しぶり」 髣髴/彷彿(ほうふつ)
【1】[名](スル)
1. ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往
時を―させる」
「ミイラに因(よ)って埃及(エジプト)人を―する」〈漱石(そうせき)・吾輩は猫である(わがはいはねこである)〉
2. ぼんやりしていること。
「眸(ひとみ)を凝らして海を望めば、―の間」〈鴎外(おうがい)訳・即興詩人(そっきょうしじん)〉
【2】[ト・タル][文][形動タリ]
1. ありありと想像するさま。目の当たりに見る思いをするさま。「郷里を―とする」「故
人が―として現れる」
2. ぼんやりしているさま。
「彼が何物をか有しているのが、―として認められた様である」〈鴎外(おうがい)・青年(せいねん)〉
3. よく似ているさま。
「田の太夫の舞台顔に―たり」〈逍遥(しょうよう)・当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)〉 何物(なにもの)
どのような物。いかなる物。「健康は何物にも代えがたい」「犠牲以外の何物でもない」 変質(へんしつ)
[名](スル)
1. 物質や物事の性質が変わること。「この薬品は空気に触れると変質する」
2. ふつうとは違う病的な性質や性格。 薄氷を履む(はくひょうをふむ)
《「詩経」小雅・小旻から》非常に危険な状態に臨むことのたとえ。「薄氷を履む思い」 頓死(とんし)
[名](スル)
1. 突然死ぬこと。急死。「旅先で頓死する」
2. 将棋で、自分の王将の詰みを見落として詰まされてしまうこと。 善政(ぜんせい)
民意にそった、よい政治。「善政を施す」⇔悪政。
悪政(あくせい)
民意に添わない政治。⇔善政。 公益(こうえき)
社会一般の利益。公共の利益。「公益を優先する」⇔私益。
私益(しえき)
一個人の利益。私利。⇔公益。 秘事(ひじ)
1. 秘密にしている事柄。
2. 人に容易には教えない学問・芸事などの奥義。 役作り(やくづくり)
演劇・映画などで、役者が自分の役について演技・扮装(ふんそう)などを工夫すること。 演技(えんぎ)
[名](スル)
1. 見物人の前で芝居・曲芸・歌舞や、体操などの技を行って見せること。また、その技。
「模範演技」
2. 本心を隠して見せかけの態度をとること。「ことさらに仲のよさを演技する」 55年体制(ごじゅうごねんたいせい)
五十五年体制(ごじゅうごねんたいせい)
1955年(昭和30)左右両派に分裂していた日本社会党の統一と、自由党[3]・民主党の保守合
同によって成立した2政党による日本の政治体制のこと。のち、多党化の進行により崩壊。 微睡(まどろみ)
まどろむこと。
微睡む(まどろむ)
[動マ五(四)]
1. 少しの間うとうとする。「しばし―・む」
2. 眠る。寝入る。
「まだ夜深さうな程に、―・まう」〈虎明狂・鍋八撥(なべやつばち)〉 勤怠(きんたい)
仕事に励むことと怠けること。また、出勤と欠勤。勤惰(きんだ)。 往時(おうじ)
過ぎ去った時。以前。「母校を訪ねて往時をしのぶ」 地位協定(ちいきょうてい)
1. 駐留米軍の地位に関する協定。SOFA(Status of Forces Agreement) (ステイタス・オブ・フォースズ・アグリーメントゥ)。
2. 特に、日米地位協定のこと。 語幹(ごかん)
1. 国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の
「はや」の類。⇔語尾。
2. インド‐ヨーロッパ語で、人称語尾・格語尾・活用語尾を除いた語の基となる部分で、接尾
辞をも含む。母音交替によって文法的機能の差が指示される。 頒布(はんぷ)
[名](スル)品物や資料などを、広く配ること。「希望者に無料で頒布する」「銘酒の頒布
会」 秘密裏/秘密裡(ひみつり)
物事が秘密の状態で行われること。「交渉を―に進める」 バレット食道(バレットしょくどう)
バレット食道とは、下部食道の粘膜が扁平上皮(へんぺいじょう)から円柱上皮(えんちゅうじょうひ)に変化したもの。 機能性胃腸症 (きのうせいいちょうしょう)または機能性ディスペプシア、機能性胃腸障害(きのうせいいちょうしょうがい)
機能性胃腸症 (きのうせいいちょうしょう)または機能性ディスペプシア、機能性胃腸障害とは、
内視鏡検査などでもガンや潰瘍といった器質(きしつ)的疾患が見られないにもかかわらず、
胃の痛みやもたれ感、食後の膨満感、不快感などを覚える疾患である。 他言(たごん)
[名](スル)秘密などを他の人に話すこと。口外すること。たげん。「他言は無用」「他言さ
れては困る」
他言(たげん)
[名](スル)⇒たごん(他言) 厳禁(げんきん)
[名](スル)きびしく禁じること。厳重に禁止すること。「駐車を厳禁する」「火気厳禁」 客用(きゃくよう)
客のために備えておくこと。また、そのもの。「客用の寝具」 手末(たなすえ)
手の先。指の先。
「千引(ちびき)の石(いは)を―にささげて来て」〈記(き)・上〉 腰砕け(こしくだけ)
1. 相撲で、相手が技を掛けていないのに、自分からバランスを失い、腰をつき、手を後ろに
つくこと。
2. 物事が中途でだめになり、あとが続かなくなること。「計画が腰砕けに終わる」 恥の上塗り(はじのうわぬり)
恥をかいたうえに、また恥をかくこと。恥の恥。 違わぬ(ちがわぬ/たがわぬ)
ワ行五段活用の動詞「違う」の未然形である「違わ」に、打消の助動詞「ぬ」が付いた形。
違わず(ちがわず/たがわず)
ワ行五段活用の動詞「違う」の未然形である「違わ」に、打消の助動詞「ぬ」の連用形が付いた形。 発破(はっぱ)
爆薬を仕掛けて岩石などを爆破すること。また、その爆薬。 マウス【mouse/(ドイツ)Maus】
1. 欧州産ハツカネズミの飼養白変種。医学実験に用いる。
2. コンピューターの入力装置の一。タバコ箱大で、机上を動かすことで画面のカーソルも移
動し、上面にあるボタンを押して位置や選択肢を指定・入力する。下面に取り付けられた
ボールによりマウスの動きを検出する。発光部と受光部を備え、光学的に動きを検出する光
学式マウスもある。名称の由来はケーブルを接続した形がネズミに似ているところから。 与する/組する(くみする)
[動サ変][文]くみ・す[サ変]仲間に加わる。味方する。同意する。「いずれの立場にも
―・しない」「彼の提案に―・する」 浸透/滲透(しんとう)
[名](スル)
1. 水などが、しみとおること。「雨水が地下に浸透する」「堤防の浸透破壊」
2. 思想・風潮・雰囲気などがしだいに広い範囲に行きわたること。「新しい生活様式が国民に
浸透する」
3. ある液体または気体が、半透膜を通過して、他の液体または気体と混じり合い拡散する現
象。「浸透圧」
潤滑剤(じゅんかつざい)
機械の回転部などに塗って摩擦を少なくし、摩擦熱や摩耗を防ぐ物質。潤滑油・グリースな
ど。ルブリカント。
潤滑油(じゅんかつゆ)
1. 機械の接触部の摩擦を少なくするために用いる油。
2. 物事が円滑に運ばれる仲立ちとなるもののたとえ。「労使間の潤滑油となる」 鈍麻(どんま)
[名](スル)感覚がにぶくなること。「神経が鈍麻する」 落ち落ち(おちおち)
[副](あとに打消しの語を伴って)落ち着いて。安心して。「忙しくて落ち落ち食事もして
いられない」 和三盆(わさんぼん)
日本産の粒子の細かい淡黄色の上等な砂糖。江戸時代からもっぱら高級和菓子に用いられ、香
川・徳島の特産。中国から輸入したものを唐三盆(とうさんぼん)とよんだのに対していう。 欠点(けってん)
1. 不十分なところ。足りないところ。短所。あら。「欠点を補う」「欠点をつく」
2. 学校の成績で、必要な点数に足りないこと。落第点。
[用法]欠点・[用法]弱点――「燃料を食うのが、この車の欠点(弱点)だ」「相手の欠点(弱
点)をつく」「欠点(弱点)を補う」など、相通じて使われることが多い。◇「欠点」は難ず
るべきところ、改めるべきところという意味合いが強く、「弱点」は十分でない弱い部分とい
う意味合いで用いられる。「他人に対する思いやりに欠けるのが彼の欠点だ」を「弱点」で置
き換えることには無理がある。「彼の弱点をつかむ」を「欠点」に置き換えることはできな
い。◇類似の語に「短所」がある。「短所」は、「気が短く怒りっぽいのが彼の短所だ」のよ
うに「欠点」と相通じて用いられるが、性格的なことについて用いられることが多い。 seamless(シームレス)
1. 継ぎ目のないこと。また、そのもの。「シームレス構造」
2. 《seamless stockingsの略》後ろ中央に縫い目のない婦人用長靴下。
3. 複数のコンピューターシステムやネットワークサービスを統合したものに対し、それぞれ
の違いを意識せずに利用や管理ができること。 凍結(とうけつ)
[名](スル)
1. 凍りつくこと。また、凍らせること。氷結。「湖面が凍結する」「受精卵を凍結する」
2. 資産や資金などの使用・移動を一時禁じること。また、金融機関が顧客の口座について入
出金等の取引をすべて停止すること。「資産を凍結する」
3. 決められたことの実行を差し控えること。「建設計画を凍結する」 特異(とくい)
[名・形動]
1. 特別に他とちがっていること。また、そのさま。「彼はこの会社では特異な存在だ」
2. 特にすぐれていること。また、そのさま。「特異な才能の持ち主」
[派生]とくいさ[名]
特異点(とくいてん)
1. 曲線・曲面上で、接線や接平面が存在しないか二つ以上ある点。
2. 重力の固有の大きさが無限大になってしまう点。ブラックホールは宇宙の特異点である。
時空の特異点。
3. ⇒技術的特異点 連鎖/聯鎖(れんさ)
[名](スル)
1. 物事が互いにつながっていること。また、そのつながり。「放火事件が連鎖して起こる」
2. 同一の染色体上にある二つ以上の遺伝子が一緒に次代に受け継がれる、メンデルの独立の
法則に従わない現象。リンケージ。連関(れんかん)。
[補説]書名別項。→連鎖 敗残(はいざん)
[名](スル)
1. 戦いに敗れて生き残ること。「敗残兵」
2. 傷つき、落ちぶれること。「敗残者」
「幾星霜(いくせいそう)を閲(けみ)してなかば―した山門(さんもん)の」〈花袋(かたい)・春潮(しゅんちょう)〉 綿のように疲れる(わたのようにつかれる)
非常に疲れることのたとえ。「一日中働きづめで、からだが―・れる」 けたたましい
[形][文]けたたま・し[シク]
1. 突然、人を驚かすような高い音や声がするさま。「―・いサイレンの音」「―・い叫び
声」
2. 仰々しい。大げさである。
「―・しい提灯金棒、ちんからりが面白いか」〈浄・関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)〉
3. 慌ただしく、騒がしい。
「お暇(いとま)申すと立ち出づる、余りといへば―・し」〈浄・寿の門松(ねびきのかどまつ)〉
[派生]けたたましげ[形動]けたたましさ[名] 掣肘(せいちゅう)
[名](スル)《「呂氏春秋(りょししゅんじゅう)」審応覧・具備(ぐび)にある、宓子賤(ふくしせん)が二吏に字を書かせ、その肘(ひじ)
を掣(ひ)いて妨げたという故事から》わきから干渉して人の自由な行動を妨げること。「掣
肘を加える」
「誰にも―せられることの無い身の上」〈鴎外(おうがい)・雁(がん)〉 人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)
力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。 毛足/毛脚(けあし)
1. 毛織物や毛皮などの表面に立っている毛。「―の長い毛布」
2. 毛が伸びていくようす。「―が早い」
3. 毛深い足。けずね。 布帛(ふはく)
1. 麻・木綿などの布と絹織物。
2. 織物の総称。きれ地。 大失敗(だいしっぱい)
大きな失敗。重大なしくじり、やりそこない。 失敗(しっぱい)
[名](スル)物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しく
じること。「彼を起用したのは失敗だった」「入学試験に失敗する」「失敗作」 兜の緒を締める(かぶとのおをしめる)
気持ちを引き締めて用心する。「勝って―・めよ」 oxymoron(オクシモロン)
意味の矛盾する語句を並べて、言い回しに効果を与える修辞法。「無慈悲な親切」「ゆっくり
急げ」など。撞着(どうちゃく)語法。 躯体(くたい)
床や壁、梁など建物の構造を支える骨組のことを「躯体」といいます。
建物の主要な構造体、又、骨組みのこと。構造強度にかかわる部分で、木造在
来軸組み工法では、基礎、柱、梁、耐力壁、剛床などを指す。
建築物の構造の主要部分。基礎・柱・梁(はり)・壁・床など。 諸説(しょせつ)
いろいろな説・意見。または、うわさ。「諸説が入り乱れる」「巷間(こうかん)に諸説が飛
び交う」 渉外(しょうがい)
1. 外部と連絡・交渉すること。「渉外係」
2. ある法律事項が、国内だけでなく外国にも関係すること。 多寡(たか)
多いことと少ないこと。多いか少ないかの、その量・額。多少。「人員の多寡は問わない」 誇張(こちょう)
[名](スル)実際よりも大げさに表現すること。「主人公の特徴を誇張して描く」 大風呂敷(おおぶろしき)
1. 大きなふろしき。
2. 現実性に乏しい大げさな話や計画。「彼一流の大風呂敷だよ」 所産(しょさん)
ある事の結果として生み出されたもの。作り出したもの。「努力の所産」 歳入(さいにゅう)
国・地方公共団体の一会計年度における一切の収入。⇔歳出。 歳出(さいしゅつ)
国・地方公共団体の一会計年度における一切の支出。⇔歳入。 鳶に油揚げをさらわれる(とんびにあぶらあげをさらわれる)
ふいに横合いから大事な物を奪われることのたとえ。 腰元(こしもと)
1. 腰の辺り。腰つき。「腰元がふっくらする」
2. 身分の高い人のそばに仕えて雑用をする侍女(じじょ)。こしもとおんな。
3. 身の回り。自分のかたわら。〈[下接句]日葡(にっぽ)〉 渾名/綽名(あだな)
《「あだ」は他・異の意》本名とは別に、その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける
名。ニックネーム。あざな。
渾名/諢名(こんめい)
「あだな(渾名)」に同じ。 葬送(そうそう)
[名](スル)遺体を葬るために墓所(ぼしょ)まで送ること。のべおくり。送葬。「葬送する行列」
[補説]書名別項。→葬送 野辺(のべ)
《古くは「のへ」》
1. 野のあたり。野原。「野辺に咲く草花」
2. 火葬場。また、埋葬地。 濫用/乱用(らんよう)
[名](スル)一定の基準や限度を越えてむやみに使うこと。「カタカナ語を―する」「職権
―」 登載(とうさい)
[名](スル)
1. 文章にして新聞・雑誌などにのせること。掲載。「投書を登載する」
2. 台帳・帳簿などにのせること。記載。「戸籍に登載する」 井戸端会議(いどばたかいぎ)
井戸端などで、近所の女たちが水くみや洗濯などをしながら、人のうわさや世間話をすること
をからかっていった語。転じて、主婦たちが家事の合間に集まってするおしゃべり。「井戸端
会議に花を咲かす」 登壇(とうだん)
[名](スル)
1. 壇にあがること。特に、演説などのために壇にあがること。「講師が登壇する」⇔降壇(こうだん)。
2. 受戒(じゅかい)のために戒壇(かいだん)にあがること。
降壇(こうだん)
[名](スル)壇上から降りること。「演説後拍手に送られて降壇する」⇔登壇(とうだん)。 判断(はんだん)
[名](スル)
1. 物事の真偽・善悪などを見極め、それについて自分の考えを定めること。「適切な判断を
下す」「なかなか判断がつかない」「君の判断にまかせる」「状況を判断する」
2. 吉凶を見分けること。占い。「姓名判断」
3. 《judgment(ジャッジメント)/(ドイツ)Urteil(オータイル)》論理学で、ある対象について何事かを断定する思考作用。
また、その言語表現。普通は「sはpである」「sはpでない」という形式をとる。 本質(ほんしつ)
1. 物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「本質に迫る」「本質を見きわめ
る」
2. 哲学で、存在するものの基底・本性をなすもの。
㋐偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。
㋑実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するもの。
3. 論理学で、思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。→実体 →属性(ぞくせい) →本
体 穀倉(こくそう)
1. 穀物を蓄えておくくら。こくぐら。
2. 穀物を多く産出する地域。 穀倉地帯(こくそうちたい)
穀物が多量に産出される地方。 接収(せっしゅう)
[名](スル)国などの権力機関が、個人の所有物を強制的に取り上げること。「占領軍が土地
を接収する」 兆し(きざし)
物事が起こりそうな気配。兆候。「春の―を感じる」「回復の―が見える」 猛烈(もうれつ)
[形動][文][ナリ]勢いが強くはげしいさま。程度がはなはだしいさま。「猛烈な寒波」
「猛烈に勉強する」
[派生]もうれつさ[名] ゲーム機(ゲームき)
ゲームハード
コンピュータゲーム機(コンピュータゲームき)とは、コンシューマーゲーム機、テレビゲーム機、携帯型ゲーム機、アーケードゲーム
機などといった、コンピュータゲームを動作させるためのハードウェア機器の総称(そうしょう)である。 省略(しょうりゃく)
[名](スル)簡単にするために一部を取り除くこと。せいりゃく。「説明を省略する」「前文
省略」 枯れ野(かれの)
1. 草木の枯れはてた野。冬枯れの野原。《季 冬》「遠山に日の当りたる―かな/虚子(きょし)」
2. 襲(かさね)の色目(いろめ)の名。表は黄、裏は薄青または白。冬に用いる。かれのがさね。 漸く(ようやく)
[副]
1. 長い間待ち望んでいた事態が遂に実現するさま。やっとのことで。「戦争が終わり漸く平
和になった」
2. 苦労した結果、目標が達成できるさま。かろうじて。何とか。「迷ったすえに漸くたどり
ついた」
3. 物事がしだいに進行して、ある状態になるさま。だんだん。
「人々は―に列を乱して」〈漱石(そうせき)・趣味の遺伝〉
4. ゆっくりと。おもむろに。
「―歩みて帰る」〈今昔(こんじゃく)・七・四四〉
[補説]「ややく」に「う」が加わったという説、「やくやく」の音変化とする説などがある。 督促(とくそく)
[名](スル)
1. 約束の履行(りこう)や物事の実行をうながすこと。せきたてること。「図書の返却を督促
する」
2. 税法上、租税が期限までに納付されない場合、その納付を催告する行為。また、強制徴収
の認められる公法上の金銭債権についても行われる。「督促状」 名は体を表す(なはたいをあらわす)
名はそのものの実体を表している。名と実は相応ずる。 後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)
してしまったことは、あとになってくやんでも取り返しがつかない。 フェヒナー
Gustav Theodor Fechner(グスタフ・テオドール・フェヒナー)
[1801〜1887]ドイツの哲学者・物理学者・心理学者。ウェーバーの法則から、感覚の強度
は刺激の対数に比例するという「フェヒナーの法則」を導き、実験心理学の基礎となる精神物
理学を創始。著「精神物理学要義」など。フェヒネル。 遺構(いこう)
残存する古い建築物。また、昔の都市や建造物の形や構造を知るための手がかりとなる残存
物。考古学では、住居跡・倉庫跡・水田跡など、その配置や様式を知る手がかりとなる基壇(きだん)や
柱穴(ちゅうけつ、はしらあな)など 基壇(きだん)
社寺・宮殿などの建物の基部に築いた石造や土造の壇。 逃走(とうそう)
[名](スル)にげること。にげ去ること。遁走(とんそう)。「その場から逃走する」 衰退/衰頽(すいたい)
[名](スル)勢いや活力が衰え弱まること。衰微(すいび)。凋落(ちょうらく)。「産業が―する」 法令(ほうれい)
1. 法律と命令。また、条例や規則などを含めることもある。
2. おきて。きまり。定め。 美名(びめい)
1. 美しい名前。よい名。
2. よい評判。名声。「美名を後世に残す」
3. 世間に聞こえのよい名目。「福祉活動の美名のもとに私腹を肥やす」 送還(そうかん)
[名](スル)送りかえすこと。特に、捕虜(ほりょ)や不正入国者などを本国に送りかえすこと。「抑留(よくりゅう)
者を送還する」「強制送還」 離脱(りだつ)
[名](スル)ある状態から抜け出すこと。また、組織などから離れ去ること。「戦線離脱」 寝耳に水(ねみみにみず)
《「寝耳に水の入るごとし」の略》不意の出来事や知らせに驚くことのたとえ。「寝耳に水の
話」 核果(かっか)
果実の外果皮(がいかひ)が薄く、中果皮(ちゅうかひ)は多肉質で水分が多く、内果皮(ないかひ)は硬く木質(もくしつ)になるもの。桃・梅・
桜など。石果(せきか)。 大手を振る(おおでをふる)
あたりをはばからないで、いばって歩くようすをいう。「疑いが晴れ、―・って歩ける」
[補説]この句の場合、「大手」を「おおて」と読むのは誤り。 英名(えいめい)
高い名声。すぐれた評判。「英名を伝える」「英名赫々(かくかく)たる人物」 劣等(れっとう)
[名・形動]等級・程度などが水準より劣っていること。また、そのさま。「劣等な品種」
「劣等生」⇔優等。
劣等感(れっとうかん)
自分が他人より劣っているという感情。インフェリオリティーコンプレックス。「劣等感を抱
く」⇔優越感。 令聞(れいぶん)
よい評判。令名(れいめい)。
「自分の―を小耳に挟んでは」〈宮本(みやもと)・貧しき人々の群(まずしきひとびとのむれ)〉 元の木阿弥(もとのもくあみ)
いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。
[補説]戦国時代の武将筒井順昭(つついじゅんしょう)が病死した時、死を隠すために、その子順慶(じゅんけい)が成人するまで、
声の似ていた木阿弥という男を寝所(ねどこ)に寝かせて外来者を欺(あざむ)き、順慶が成人するや順昭の喪を公
表したために、木阿弥は再びもとの身分にもどったという故事(こじ)からという。 正当化(せいとうか)
[名](スル)自分の言動などを、道理にかなっているように見せること。「自らの行為を正当
化する」 発令(はつれい)
[名](スル)法令・辞令・指示などを出すこと。「異動を発令する」「暴風警報が発令され
る」
[補説]気象庁が警報や注意報を出す際には「発表」という語を用いるが、一般にそれを「発
令」と表現することがある 余地(よち)
1. 余っている土地。あいている場所。「満員で立錐(りっすい)の余地がない」
2. 物事をさらに行いうるゆとり。余裕。「再考の余地を残しておく」「同情の余地はない」 立錐の余地もない(りっすいのよちもない)
《「呂氏春秋(りょししゅんじゅう)」為欲から》人がたくさん集まって、わずかのすきまもない。「会場は超満員で
―・い」 目の上の瘤(めのうえのこぶ)
何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。目の上のたんこぶ。 補遺(ほい)
もれたりした事柄をあとからおぎない加えること。また、そのもの。「全集の補遺編」 微視的(びしてき)
[形動]
1. 人間の視覚で識別できないほど微細であるさま。顕微鏡的。「微視的な世界」⇔巨視的。
2. 物事を微細に観察するさま。「微視的にとらえる」⇔巨視的。 巨視的(きょしてき)
[形動]
1. 人間の感覚で直接に識別しうる程度の大きさを対象とするさま。「巨視的な世界」⇔微視
的。
2. 事物を全体的に観察するさま。マクロ的。⇔微視的。 圧搾(あっさく)
[名](スル)
1. 強くおしつけてしぼること。「大豆を圧搾する」
2. 強い圧力を加えて、物質の密度を大にすること。圧縮。 頷く/首肯く(うなずく)
[動カ五(四)]《「項(うな)突く」の意》承諾や同意などの気持ちを表すために、首を縦
に振る。「係員の説明にいちいち―・きながら聞き入る」 含笑(ふくみわらい)
【名】笑い声が、口にこもったような笑い方。また、その笑い。
※人情本・柳之横櫛(1853頃)二「魔も忽地地蔵顔、含(フク)み笑(ワラ)ひや引笑ひ」 霜焼け(しもやけ)
寒さのために皮膚(ひふ)の血管(けっかん)が麻痺(まひ)し、赤紫色(あかむらさき)にはれたもの。凍瘡(とうそう)。霜腫(ば)
れ。《季 冬》「―の手をかくしけり袖(そで)の中/虚子(きょし)」 新進気鋭(しんしんきえい)
その分野に新しく現れて、勢いが盛んであること。また、その人。「新進気鋭の研究者」 節度(せつど)
1. 行き過ぎのない適当な程度。ほどあい。「節度のある生活」「節度を守
る」
2. 指図。指令。下知(げち)。
「我が―に違ひ、国事を誤る者あらば」〈竜渓(りゅうけい)・経国美談(けいこくびだん)〉
3. 天皇が将軍に出征を命じたとき、そのしるしとして賜る太刀・旗・鈴な
ど。
「中議(ちゅうぎ)の節会(せちえ)行はれて―を下さる」〈太平記(たいへいき)・一四〉 謹厳実直(きんげんじっちょく)
[名・形動]つつしみ深くまじめで正直であること。また、そのさま。「謹厳実直な勤めぶ
り」 特需(とくじゅ)
特別の需要。一般に在日米軍の発注による需要。朝鮮戦争・ベトナム戦争の際、米軍が軍事物
資の買い付けなどを行ったことをいう。 Richard Stoltzman(リチャード・ストルツマン)
リチャード・ストルツマンはアメリカ合衆国のクラリネット奏者。 スロヴァキア放送交響楽団(スロヴァキアほうそうこうきょうがくだん)
スロヴァキア放送交響楽団は、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァ(ブラティスラヴァ)を本拠地とするオーケストラ。
「スロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団」とも呼ばれ、スロヴァキア国内では最も歴史が古いオーケストラである。
かつて、チェコスロバキア放送交響楽団と呼ばれていた時期が長い。 亜麻色の髪の乙女(あまいろのかみのおとめ)
《原題、(フランス)La fille aux cheveux de lin(ラ・フィーユ・オー・シュヴー・デ・ラン)》
ドビュッシーのピアノ曲。前奏曲集第1巻の
第8曲。管弦楽のほか、ハープやバイオリン独奏などさまざまな編曲版がある。 Claude Achille Debussy(クロード・アシル・ドビュッシー)
Debussy(ドビュッシー)
[1862〜1918]フランスの作曲家。象徴主義文学などの影響を受け、印象派音楽の世界を創
造。作品に管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」「海」、オペラ「ペレアスとメリザンド」、ピ
アノ曲「子供の領分」など。 一新(いっしん)
[名](スル)
1. すっかり新しくすること。また、まったく新しくなること。「人事の一新を図る」「面目
を一新する」
2. 特に、明治維新のこと。「明治の御一新」 >>640
新進気鋭(しんしんきえい)
その分野に新しく現れて、勢いが盛んであること。また、その人。「新進気鋭の研究者」 革新(かくしん)
[名](スル)旧来の制度・組織・方法・習慣などを改めて新しくすること。特に、政治では、
現状を改革しようとする立場。「技術革新」⇔保守。 日進月歩(にっしんげっぽ)
日ごと月ごとに絶えず進歩すること。「日進月歩の科学技術」 刷新(さっしん)
[名](スル)弊害を除き去って、全く新しいものにすること。「人事を刷新する」 鎮魂(ちんこん)
[名](スル)
1. 死者の霊魂を慰めしずめること。「戦死者を鎮魂する儀式」
2. 体内にある霊魂をしずめること。たましずめ。 逃亡(とうぼう)
[名](スル)
1. 逃げて身を隠すこと。「犯人が逃亡する」「敵前逃亡」
2. 律令制(りつりょうせい)で、本籍地・任地から他郷へかってに離れること。 >>654
【修正】
逃亡(とうぼう)
[名](スル)
1. 逃げて身を隠すこと。「犯人が逃亡する」「敵前逃亡」
2. 律令制(りつりょうせい)で、本籍地・任地から他郷へかってに離れること。
逃亡(とうぼう)
[名]
1. 逃げ出すこと。逃げて姿を隠すこと。 「囚人が−する」 「 −を企てる」
2. 律令制(りつりょうせい)下、無断で任務を放棄したり、本貫(ほんかん)地を離脱する行為。 River Phoenix(リヴァー・フェニックス、リバー・フェニックス)
1986年の『スタンド・バイ・ミー』での眩いばかりの演技が印象に残っている。他に『モス
キート・コースト』『ジミー』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』『マイ・プライベー
ト・アイダホ』などに出演。93年にドラッグの過剰摂取によりこの世を去った。 面目(めんぼく)
1. 世間や周囲に対する体面・立場・名誉。また、世間からの評価。めんもく。「面目を保
つ」「面目をつぶす」
2. 物事のありさま。ようす。めんもく。「従来と異なった面目を呈(てい)する」 快哉(かいさい)
《「快(かい)なる哉(かな)」の意から》ああ愉快だと思うこと。胸がすくこと。「快哉を叫ぶ」 弊害(へいがい)
害になること。他に悪い影響を与える物事。害悪。「弊害を及ぼす」「弊害が伴う」 警句(けいく)
短く巧みな表現で、真理を鋭くついた言葉。アフォリズム。「警句を吐く」 更新(こうしん)
[名](スル)
1. 新しく改めること。また、改まること。「世界記録を更新する」
2. ある契約の期間が満了したとき、その契約をさらに継続させること。「賃貸契約を更新す
る」 更改(こうかい)
[名](スル)
1. 古いきまりやしきたりなどを新しいものに変えること。「新制度に更改する」
2. 既存(きそん)の債務を消滅させ、これに代わる新しい債務を成立させる契約。「契約を更改する」 門地(もんち)
[名・形動]
1. 家柄。門閥(もんばつ)。「門地がある」「門地が高い」
2. 《家の格式によって作法などが違うところから》物事の関係・順序などが本来の逆になっ
ていること。また、そのさま。あべこべ。
「するほどの事―になりて」〈浮・子孫大黒柱(しそんだいこくばしら)〉 本貫(ほんがん)
《「ほんかん」とも》律令制(りつりょうせい)で、戸籍に記載された土地。転じて、本籍地。出身地。 無自覚(むじかく)
[名・形動]自分のすることについての自覚がないこと。また、そのさま。「無自覚な(の)
行動」 獣の数字(けもののすうじ)
獣の数字は、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。以下に引用すると、「ここに知恵が必要である。
賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。」(13
章18節) 既存(きそん)
[名](スル)以前から存在すること。「既存の施設を活用する」
[補説]「きぞん」と読むのは、本来は誤り。 むりくり(北海道の方言)
無理やり。
むりくり頼んだ
(無理やり頼んだ)
※ 「むりしゃり」「さりむり」などとも。
むりくり
別表記:ムリクリ、無理くり
「無理に」「無理矢理に」という意味の語。北海道や東北の一部で主に用いられる方言とされる。 女神(めがみ)
女性の神。⇔男神(おがみ)。「勝利の女神がほほえむ」「自由の女神」
[補説]日本神話では特に伊弉冉尊(いざなみのみこと)を指し、「陰神(いんしん)」「妻神(さいがみ)」とも書く。
女神(じょしん)
女性の神。めがみ。 天使(てんし)
1. 天界にあり、神の使者として人間に神意を伝えたり、人間を守護したりすると信じられる
もの。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などにみられる。エンゼル。
2. 心の清らかな、やさしい人のたとえ。「白衣の天使」
3. 天子の使者。勅使(ちょくし)。
「かかる事は、我が朝の―を待たせ給ふ所といへども」〈折たく柴の記(おりたくしばのき)・中〉 主部(しゅぶ)
1. 主要な部分。「エンジンの主部」「論文の主部」
2. 文の構成上、主語とその修飾語からできている部分。⇔述部。 述部(じゅつぶ)
文の成分の一。主語または主部に対して陳述・説明をする部分で、述語とそれを修飾する語か
らなるもの。⇔主部。 上がり症/上がり性(あがりしょう)
人前で極度に緊張しやすい質(たち)であること。 >>673
【修正】
上がり症/上がり性(あがりしょう)
人前で極度に緊張しやすい質(たち)であること。
対人恐怖症(たいじんきょうふしょう)
対人恐怖症は、対人場面で不当な不安や緊張が
生じて、嫌がられるのでは、不快感を与えるのではと考え、対人関係から身を引こうとする神経症の一種であるとされる。『精神障
害の診断と統計マニュアル』第4版には、診断基準ではないが、特徴が記され、外見、臭い、表情、しぐさなどが他人を不快にするの
ではという恐怖であり、社交不安と似ているとしている。 妙技(みょうぎ)
すばらしいわざ。非常にみごとな技術。「柔道の妙技を競う」 政府四演説(せいふよんえんぜつ)
政府四演説とは、日本の国会において毎年1月(かつては12月)に召集される通常国会(または通常国会に
変わる特別国会)において、内閣総理大臣と国務大臣が行う4つの演説のこと。 息災(そくさい)
[名・形動]
1. 病気をしないで、元気なこと。また、そのさま。「息災に暮らす」「無病息災」
2. 仏の力で災難を防ぎ止めること。 大鉈を振るう(おおなたをふるう)
思いきって切るべきものは切って整理をする。「予算削減に―・う」
[補説]「大鉈を振る」とするのは誤り。 果断(かだん)
[名・形動]物事を思いきって行うこと。決断力のあること。また、そのさま。「果断な処
置」「積極果断」
[派生]かだんさ[名] 剛毅/豪毅(ごうき)
[名・形動]意志が堅くて強く、くじけないこと。また、そのさま。「―な性格」
[派生]ごうきさ[名] 剛毅果断(ごうきかだん)
意志がしっかりとしていて、思い切って事を行うさま。また、決断力に富んでいるさま。
「剛毅」は気性が強く屈しないこと。意志が強く物事にくじけないこと。「果断」は思い切っ
て事を行うさま。 不可知論(ふかちろん)
《agnosticism(アグノスティック)》哲学で、経験や現象とその背後にある超経験的なものや本体的なものとを区
別し、後者の存在は認めるが認識は不可能とする説。また、後者の存在そのものも不確実とす
る説。 不可知(ふかち)
[名・形動]人知では知ることができないこと。また、そのさま。「不可知な(の)霊の世
界」 軍門に降る(ぐんもんにくだる)
戦争に負け、降参する。また、競争や試合などに負ける。「敵の―・る」 >>685
【修正】
吝か(やぶさか)
[形動][文][ナリ]
1. (「…にやぶさかでない」の形で)…する努力を惜しまない。喜んで…する。「協力する
に吝かではない」
2. 思い切りの悪いさま。
「民衆も天才を認めることに―であるとは信じ難い」〈芥川(あくたがわ)・侏儒の言葉(しゅじゅのことば)〉
3. 物惜しみするさま。けちなさま。
「たとひ驕且(きゃうしゃ)にして―ならば、其の余は観るに足らざらくのみ」〈文明本論
語抄・四〉
[補説]【1】について、文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、「協力を求
められればやぶさかでない」を、本来の意味とされる「喜んでする」で使う人が33.8パーセ
ント、本来の意味ではない「仕方なくする」で使う人が43.7パーセントと、逆転した結果が
出ている。 這松(はいまつ)
マツ科の常緑低木。本州中部以北の高山に自生。幹は地を這(は)って四方(しほう)に広がるが、直立するこ
ともある。樹皮は黒褐色。葉は針状(しんじょう)で5枚ずつ束生(そくせい)。6月ごろ、雄花(おばな)と雌花(めばな)とをつけ、小さな
球果(きゅうか)を結ぶ。 寛ぎ(くつろぎ)
くつろぐこと。気持ちが落ち着いて、ゆったりとしていること。「ひとときの寛ぎ」「寛ぎの
時間を持つ」 謀議(ぼうぎ)
[名](スル)計画し相談すること。特に、犯罪の計画・方法などを相談すること。「政府の転
覆を謀議する」「共同謀議」 詮無い(せんない)
[形][文]せんな・し[ク]何かをしても報いられない。かいがない。「―・いこととあき
らめる」「そのまま―・く引き返す」 共同謀議(きょうどうぼうぎ)
二人以上の者が犯罪行為の遂行について合意し、そのうちのあるものが、犯罪を実行するこ
と。英米法(えいべいほう)では、不法な行為について合意しただけで犯罪となり、日本でも公務員はこれに準
じる。共謀(きょうぼう)。 建言(けんげん)
[名](スル)政府・上役などに対して意見を申し立てること。また、その意見。「合理化案を
建言する」 呼(び)水(よびみず)
1. ポンプの水が出ないとき、またはポンプで揚水するとき、水を導くために外部から入れて
ポンプ胴内に満たす水。誘い水。
2. ある事柄をひきおこす、きっかけ。誘い水。「不用意な発言が議会混乱の呼び水となる」
3. 漬物の漬け水の上がり方をよくするために加える塩水。 物悲しい(ものがなしい)
[形][文]ものがな・し[シク]なんとなく悲しい。「―・い気分になる」
[派生]ものがなしげ[形動]ものがなしさ[名] 李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)
《スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、実を盗むのかと疑われるから、
そこでは直すべきではないという意の、古楽府「君子行」から》人から疑いをかけられるよう
な行いは避けるべきであるということのたとえ。→瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず
→瓜田李下(かでんりか) >>695
【修正】
李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)
《スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、実を盗むのかと疑われるから、
そこでは直すべきではないという意の、古楽府(こがふ)「君子行(くんしこう)」から》人から疑いをかけられるよう
な行いは避けるべきであるということのたとえ。→瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず
→瓜田李下(かでんりか) 無功の師は君子は行らず(むこうのしはくんしはやらず)
《「塩鉄論(えんてつろん)」地広から》むだであると認められる場合には、君子は軍を動かさない。むだにな
ると思われることはしないほうがよいというたとえ。 先鋭/尖鋭(せんえい)
[名・形動]
1. 鋭くとがっていること。また、そのさま。「―な穂先(ほさき)」
2. 思想・行動などが急進的、過激であること。また、そのさま。「―な活動家」 新型/新形(しんがた)
従来のものとは違う、新しい型・形式。また、その製品。「―の車両」 黒癩(こくらい)
ハンセン病の一型の古称。皮膚が斑紋状に赤褐色ないし灰褐色を呈する。 workaholic(ワーカホリック)
《work(ワーク)(仕事)とalcoholic(アルカホーリック)(アルコール中毒)との合成語》家庭や自分の健康をなおざりに
してまで、仕事をやりすぎる状態。また、その人。働きすぎの人。仕事中毒。1970年代に米
国の作家オーツによって作られた語。 疾病(しっぺい)
やまい。病気。疾患(しっかん)。 通念(つうねん)
世間一般に共通して認められている考え。「社会通念」
社会通念(しゃかいつうねん)
社会一般に通用している常識または見解。法の解釈や裁判調停などにおいて、一つの判断基準
として用いられる。 罹患(りかん)
[名](スル)病気にかかること。罹病(りびょう)。「コレラに罹患する」 希求/冀求(ききゅう)
[名](スル)強く願い求めること。「平和を―する精神」 擦った揉んだ(すったもんだ)
[名](スル)物事がまとまらず、さんざんもめること。ごたつくこと。「擦った揉んだしたあ
げくやっと合意に達した」 逐次(ちくじ)
[副]順を追って次々に物事がなされるさま。順次。「人口が逐次減少していく」 腹に据えかねる(はらにすえかねる)
怒りを心中におさめておくことができなくなる。がまんができない。「あの発言はどうにも
―・ねる」
[補説]文化庁が発表した平成17年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる
「腹に据えかねる」を使う人が74.4パーセント、本来の言い方ではない「肝(きも)に据えか
ねる」を使う人が18.2パーセントという結果が出ている。 留保(りゅうほ)
[名](スル)
1. すぐその場で行わないで、一時差し控えること。保留。「決定を留保する」
2. 法律で、権利や義務を残留・保持すること。国際法上は、多数国間の条約で、ある当事国
が特定の条項を自国には適用しないと意思表示すること。 威迫(いはく)
[名](スル)威力を示して相手を脅し従わせようとすること。「強談威迫(ごうだんいはく)」
「夜は水雷艇隊(すいらいていたい)、其(そ)の港口(こうこう)に徘徊(はいかい)して之(これ)を―し」〈独歩(どっぽ)・愛弟通信(あいていつうしん)〉 強談威迫(ごうだんいはく)
自分の主張や要求をむりやり通すために、強い態度で言い張りおどしつけること。また、その
さま。 励行(れいこう)
[名](スル)決めたこと、決められたことをその通りに実行すること。「早寝早起きを―す
る」 小構え(こがまえ)
[名・形動ナリ]規模が小さいこと。小規模。
「―に商買(しゃうばい)もなりさうなほど」〈浮・禁短気(きんたんき)・六〉 以毒制毒(いどくせいどく)
悪事を滅ぼすのに悪事を利用すること。また、病気を治すのに毒薬を用いること。 他山の石(たざんのいし)
よその山から出た、つまらない石。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った言行。「他
社の不祥事を他山の石として会計の透明化をはかる」→他山の石以て玉を攻むべし(たざんのいしもってたまをおさむべし)
[補説]質の悪い石でも玉を磨くのに役立つということから。
文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「他人の
誤った言行も自分の行いの参考となる」で使う人が30.8パーセント、本来の意味ではない
「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」で使う人が22.6パーセントという結果が出て
いる。 徒になる(いたずらになる)
1. 役に立たなくなる。むだになる。
「いかにしてか―・り給ふまじきわざはすべからむ」〈源(げん)・少女〉
2. 死ぬ。はかなくなる。
「この君の世に惜しまれて―・り給(たも、たま)へば」〈宇津保(うつほ)・国譲中〉 一風(いっぷう)
1. 一つの流儀(りゅうぎ)・様式(ようしき)。「一風を成(な)す」
2. (副詞的に用いる)他のものと、どこか違ったところが見られること。他のものに感(かん)じら
れない一種(いっしゅ)のおもむき。「一風変わっている」
3. 掛け軸(かけじく)の表装(ひょうそう)で、一文字(いちもんじ)と風帯(ふうたい)とを合(あ)わせた略称(りゃくしょう)。 病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)
《「膏」も「肓」も、病気がそこに入ると、治療しにくい所。中国、春秋時代、晋の景公が病
気になったとき、病気の精が二人の子供となって膏と肓に逃げこんだので、病気が治らなかっ
たという「春秋左伝(しゅんじゅうさしでん)」成公(せいこう)一〇年の故事による》
1. 病気がひどくなり、治療しようもない状態となる。
2. 物事に熱中して抜け出られないほどになる。「付き合いで始めたゴルフが今や―・ってし
まった」
[補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。 楽聖(がくせい)
きわめてすぐれた音楽家をたたえていう語。「楽聖ベートーベン」 覚束無い(おぼつかない)
[形][文]おぼつかな・し[ク]
1. 物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。「昨年並みの収穫は―・い」「今の
成績では合格は―・い」
2. はっきりしない。あやふやである。「―・い記憶をたどる」
3. しっかりせず、頼りない。心もとない。「足もとが―・い」「―・い手つき」
4. はっきり見えないで、ぼんやりとしている。
「門上の楼に、―・い灯(ひ)がともって」〈芥川(あくたがわ)・偸盗(ちゅうとう)〉
5. ようすがはっきりせず、不安である。気がかりだ。
「―・く思ひつめたること、少しはるかさむ」〈伊勢(いせ)・九五〉
6. 不審である。おかしい。
「やや久しくものも言はでありければ、人ども―・く思ひけるほどに」〈宇治拾遺(うじしゅうい)・一〉
7. 疎遠で相手のようすがわからない。
「かのわたりには、いと―・くて、秋暮れ果てぬ」〈源(げん)・末摘花(すえつむはな)〉
8. 待ち遠しい。もどかしい。
「返り事せずは―・かりなむ」〈堤・虫めづる姫君(むしめづるひめぎみ)〉
[派生]おぼつかながる[動ラ五]おぼつかなげ[形動]おぼつかなさ[名] 奇貨(きか)
1. 珍しい品物。
2. 利用すれば思わぬ利益を得られそうな事柄(ことがら)・機会(きかい)。
「道士らが王室の李姓であるのを―として、老子(ろうし)を先祖だと言いなし」〈鴎外(おうがい)・魚玄機(ぎょげんき)〉 沙汰止み(さたやみ)
命令や計画などが中止になること。おながれ。「道路拡張計画が沙汰止みになる」 伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)
《「蜀志(しょくし)」諸葛亮伝注から》池の中に潜(ひそ)んでいる竜(りゅう)と、鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)。三国時
代、司馬徽(しばき)は、蜀(しょく)の諸葛亮(しょかつりょう)をさして伏竜(ふくりょう)に、龐士元(ほうしげん)をさして鳳雛(ほうすう)と評
した。転じて、世間に知られずにいる大人物と将来有望な若者のたとえ。 牛耳る(ぎゅうじる)
[動ラ五(四)]《「牛耳(ぎゅうじ)」の動詞化》団体や組織を支配し、思いのままに動か
す。牛耳を執る。「党内を―・る」
[可能]ぎゅうじれる 本真(ほんま)
[名・形動](多く、西日本で)本当であること。また、そのさま。「本真にがめつい」 不確実(ふかくじつ)
[名・形動]確実でないこと。はっきりしていないこと。また、そのさま。ふたしか。「不確
実な記憶」
[派生]ふかくじつさ[名] 鬼門(きもん)
1. 陰陽道 (おんようどう) で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)
(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。
2. 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄。「あそこの家はどうも鬼門だ」
「数学は鬼門だ」 過不足(かふそく)
多すぎることと足りないこと。過不及(かふきゅう)。「事実を過不足なく伝える」
過不足(かぶそく)
「かふそく(過不足)」の誤読。 過不及(かふきゅう)
度が過ぎることと及ばないこと。適度でないこと。過不足(かふそく)。 岡目八目/傍目八目(おかめはちもく)
囲碁から出た語で、ある物事の当事者より第三者のほうが、事の成り行きや真相、また利害得
失などを正しく判断できるというたとえ。 事の由(ことのよし)
理由。わけ。しさい。
「―を陳じ申させ給(たま)ひて」〈平家(へいけ)・二〉 熟練(じゅくれん)
[名・形動](スル)物事に慣れて、手際よくじょうずにできること。また、そのさま。「熟練
を要する仕事」「熟練した技能」 山吹色のお菓子(やまぶきいろのおかし)
賄賂(わいろ)又は賂(まいない)とは、主権者の代理として公権力を執行する為政者や官吏(かんり)が、権力執行の裁量に情実をさしはさ
んでもらうことを期待する他者から、法や道徳に反する形で受ける財やサービスのこと。 収賄(しゅうわい)
[名](スル)賄賂(わいろ)を受け取ること。⇔贈賄(ぞうわい)。 溶解(ようかい)
[名](スル)溶けること。また、溶かすこと。特に、気体・液体・固体が他の液体あるいは固
体と混合して均一な状態となる現象。ふつうは、各種物質が液体に溶けて溶液となることをい
う。「食塩は水に溶解する」
「善も悪も、美も醜も、笑いも涙も、すべての物を―して」〈谷崎(たにざき)・魔術師〉 笑覧(しょうらん)
[名](スル)笑いながら見ること。自分の物を他人に見てもらうことをへりくだっていう語。
「おひまな折にご笑覧ください」
御笑覧(ごしょうらん)
「笑覧」に同じ。「ご笑覧に供(きょう)する」 転進(てんしん)
[名](スル)
1. 方向を変えて進むこと。進路を変えること。「航路を北西へ転進する」
2. 軍隊が、戦場または守備地から他へ移動すること。第二次大戦中「退却」の語を嫌い、代
わりにこの語を用いた。 べったり
[副]
1. ねばり気のある物がつくさま。「ペンキがべったり(と)手につく」
2. すっかりたよりきるさま。「母親にべったり(と)まつわりつく」
3. 密接な関係にあるさま。「体制にべったりの評論家」
4. 一面に書くさま。「細かい字がべったり(と)書いてある」
5. 尻を落として座るさま。「べったり(と)座りこむ」 経路/径路/逕路(けいろ)
1. 通って行く道。通る道順。道すじ。「逃走―」
2. 物事がたどってきた筋道。過程。「地域変遷(ちいきへんせん)の―」
3. (径路)ほそみち。こみち。
「一方は本道なるも、路程遠く、一方は―なるも、甚(はなは)だ近し」〈竜渓(りゅうけい)・経国美談(けいこくびだん)〉 動もすれば(ややもすれば)
[副]とかくある状況になりやすいさま。どうかすると。ともすれば。ややもすると。「物事
になれると、動もすれば油断しがちだ」 のべつ幕無し(のべつまくなし)
[副]《芝居で幕を引かずに演技を続ける意から》ひっきりなしに続くさま。「のべつ幕無し
に口を動かす」「のべつ幕無し愚痴(ぐち)を言う」
[補説]文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、「ひっきりなしに続くさ
ま」を表現するとき、本来の言い方とされる「のべつまくなし」を使う人が42.8パーセン
ト、本来の言い方ではない「のべつくまなし」を使う人が32.1パーセントという結果が出て
いる。 緘黙(かんもく)
[名](スル)
1. 口を閉じて何も言わないこと。押し黙ること。
「新聞が一時に―して了(しま)っただけに」〈里見ク(さとみとん)・多情仏心(たじょうぶっしん)〉
2. 「緘黙症(かんもくしょう)」の略。→無言症(むごんしょう) 閏(うるう)
平年よりも日数や月数が多いこと。地球の公転や季節と暦とのずれを調整するためのもの。太
陽暦では1年を365日とするが、地球の公転(1太陽年)は365日5時間48分46秒なので、その
端数を4年ごとに2月(にがつ)を29日として調節する。太陰暦では1年が約354日なので、適
当な割合で1年を13か月とする。「閏2月29日」「閏4月」 閏年(うるうどし)
閏のある年。太陽暦では、2月を29日とし1年を366日とする年。太陰暦では、閏月のある
年。
閏年(じゅんねん)
「うるうどし」に同じ。 三一独立運動(さんいちどくりつうんどう)
1919年3月1日、ソウルで日本支配からの解放を望む朝鮮民族が起こした反日独立運動。独立
宣言を発し、朝鮮独立万歳を叫ぶ示威運動は全国各地に波及したが、日本の軍・警察は武力で
これを鎮圧した。万歳事件。三・一運動。三・一事件。 >>745
【修正】
三・一独立運動(さんいちどくりつうんどう)
1919年3月1日、ソウルで日本支配からの解放を望む朝鮮民族が起こした反日独立運動。独立
宣言を発し、朝鮮独立万歳を叫ぶ示威運動は全国各地に波及したが、日本の軍・警察は武力で
これを鎮圧した。万歳事件。三・一運動。三・一事件。 柳寛順(りゅうかんじゅん)
柳寛順(ユ・グァンスン、リュ・グァンスン)
柳寛順(りゅうかんじゅん)は朝鮮の独立運動家。 タプコル公園(たぷこるこうえん)
タプコル公園は、大韓民国ソウル特別市(とくべつし)鍾路(しょうろ)区にある公園である。
別名パゴダ公園(ぱごだこうえん)とも呼ばれている。
また、表記揺れ(ひょうきゆれ)で「タップコル公園」と記されることもある。 窮余(きゅうよ)
追い詰められて、困ったあげく。苦しまぎれ。「窮余の一策」 窮余一策(きゅうよのいっさく)
追いつめられ、困り果てた末に考えついた方策や手段のこと。 市井(しせい)
《古く、中国で、井戸のある所に人が多く集まり、市が立ったところから》人が多く集まり住
む所。まち。ちまた。 誤謬(ごびゅう)
[名](スル)まちがえること。まちがい。「誤謬を犯す」「誤謬を正す」
「一言以(もっ)て是非を―することあり」〈織田(おだ)訳・花柳春話(かりゅうしゅんわ)〉 cynical(シニカル)
[形動]皮肉な態度をとるさま。冷笑的。嘲笑 (ちょうしょう) 的。シニック。「シニカルな
表現」 頓に(とみに)
[副]急に。にわかに。「近年頓に人口が増える」「名声が頓に高まる」 示達(じたつ)
[名](スル)上級官庁(じょうきゅうかんちょう)から下級官庁(かきゅうかんちょう)などに対し、注意や指示を知らせること。したつ。 創始(そうし)
[名](スル)新たに物事をはじめること。また、物事のはじまり。「新式の技法を創始する」
「創始者」 継起(けいき)
[名](スル)物事が相ついで起こること。「政界に継起する疑惑」 景気(けいき)
1. 売買や取引などに現れる経済活動の状況。特に、経済活動が活気を帯びていること。好景
気。「景気が上向く」「景気が回復する」「景気のいい店」
2. 活気があること。威勢がよいこと。「一杯飲んで景気をつける」「景気よく太鼓を打ち鳴
らす」
3. 人気。評判。
「牛肉も伝染病のふうぶんで大きに―を落としましたが」〈魯文(ろぶん)・安愚楽鍋(あぐらなべ)〉
4. 物事のようす。ありさま。また、情景(じょうけい)。景色(けしき)。
「幾分厳(いか)めしい―を夜陰に添えたまでで」〈漱石(そうせき)・彼岸過迄(ひがんすぎまで)〉
5. 和歌・連歌・俳諧で、景色や情景のおもしろさを主として詠むこと。景曲(けいきょく)。「景気の句」 強請り(ねだり)
ねだること。せがむこと。「おやつのお強請り」 抄造(しょうぞう)
[名](スル)紙の原料をすいて紙を製造すること。「コウゾから和紙を抄造する」 甚振る(いたぶる)
[動ラ五(四)]
1. 激しく揺り動かす。
「枝も幹も凄まじい音をたてて、一度に風から―・られるので」〈漱石(そうせき)・彼岸過迄(ひがんすぎまで)〉
2. おどして金品をとる。また、痛め付けたり、嫌がらせをする。ゆする。「たちの悪い相手
に―・られる」
3. 激しくゆれる。
「風をいたみ―・る波の間なく我(あ)が思ふ君は相思(そうし)ふらむか」〈万(まん)・二七三六〉 清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)
心(こころ)が広く、善(ぜん)でも悪(あく)でも分け隔(へだ)てなく受け入れる。度量(どりょう)の大きいことのたとえ。 臍で茶を沸かす(へそでちゃをわかす)
おかしくてたまらないこと、また、ばかばかしくてしようがないこと。多く、あざけっていう
場合に用いる。へそ茶。
臍茶(へそちゃ)
《「臍で茶を沸かす」の略》たまらなくおかしいこと。 塞翁が馬(さいおうがうま)
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。
「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」
[補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、
数か月後、胡の駿馬(しゅんめ)を連れて帰ってきた。その老人の子がその馬に乗り落馬して
足を折ったが、おかげで兵役を免れて命が助かったという故事(こじ)から。 助平根性(すけべいこんじょう)
1. 好色で、いやしい性質。「助平根性を丸出しにする」
2. 欲張っていろいろな物事(ものごと)に手を出したがる気持ち。「助平根性を起こして大損(おおぞん)をする」 好事家(こうずか)
物好きな人。また、風流(ふうりゅう)を好む人。 巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)
《「文章軌範(ぶんしょうきはん)」有字集小序から》仕事の出来がよくて遅いよりは、出来はわるくとも速いほう
がよい。 無為無策(むいむさく)
なんの対策も方法もたてられず、ただ腕をこまねいていること。計画が何もないこと。「無
為」は何もせず、人の手を用いないこと。「無策」は起こった事態に対して、効果的な対策や
方法がとれないこと。 軍靴の音が聞こえる(ぐんかのおとがきこえる)
軍事に関わる、軍国主義を思わせる、ものものしい、などの事柄を表現する際に用いられる表現。 軍靴(ぐんか)
軍隊用の靴(くつ)。特に、兵隊の履(は)く編(あ)み上(あ)げ靴(くつ)。「軍靴の響(ひび)き」 俎上に載せる(そじょうにのせる)
ある物事や人物を問題として取り上げ、いろいろな面から論じたり批評したりする。「政治改
革を―・せる」 急落(きゅうらく)
[名](スル)物価や相場などが急激に下がること。「株価が急落する」⇔急騰(きゅうとう)。 乱高下(らんこうげ)
[名](スル)相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと。 殉教(じゅんきょう)
[名](スル)自らの信仰のために生命をささげること。「殉教者」 累積(るいせき)
[名](スル)物事が次から次へ重なり積もること。また、重ね積むこと。「疲労が累積する」
「累積赤字」 陰になり日向になり(かげになりひなたになり)
ある時は裏面から、またある時は表面に立って、さまざまに援助すること。陰に陽に。「陰に
なり日向になり守ってくれた恩人」
[補説]この句の場合、「影になり」と書くのは誤り。 弁舌/辯舌(べんぜつ)
ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。「―をふるう」 急騰(きゅうとう)
[名](スル)物価や相場などが急激に上がること。「株価が急騰する」⇔急落(きゅうらく)。 circuit breaker(サーキットブレーカー)
1. 電気回路の遮断器(しゃだんき)。ブレーカー。
2. 先物取引(さきものとりひき)の価格が一定の範囲を超えて変動した場合に、相場(そうば)を安定させるために、取引所
が取引を一時中断すること。サーキットブレーカー制度。
サーキットブレーカー制度(サーキットブレーカーせいど)
⇒サーキットブレーカー【2】 目減り(めべり)
[名](スル)
1. 蒸発したりこぼれたりして、品物の目方が減ること。「綿を打ち直すと目減りする」
2. 物の実質的な価値が低下すること。「インフレで預金が目減りする」 吻合(ふんごう)
[名](スル)《上下のくちびるがぴったり合うの意》
1. 物事がしっくり合うこと。一致すること。「双方の話が吻合する」
2. 血管・神経などが相互に連絡をもつこと。また、血管や腸管などの端どうしを手術によっ
てつなぐこと。「動脈吻合」 高下(こうげ)
[名](スル)
1. 高いことと低いこと。上下。「地位の高下は問わない」
2. まさっていることと劣っていること。まさりおとり。優劣(ゆうれつ)。「品質の高下で値が決まる」
3. 上がることと下がること。上がり下がり。「ドル相場が激しく高下する」 高下在心(こうげざいしん)
物事(ものごと)の成否(せいひ)は自分自身の心(こころ)がけ次第(しだい)で決まるということ。また、賞罰(しょうばつ)などを自分の思(おも)うままに
すること。 透ける(すける)
[動カ下一]物を通して、その中や向こう側が見える。「肌が―・けて見える」
透明感(とうめいかん)
1. 物体の、すきとおった感じ。「ガラスの透明感を生かしたデザイン」
2. にごりがなく明るい感じ。「透明感あふれる歌声」「透明感のある肌」 透け透け(すけすけ)
[形動]布地などが透けて見えるさま。「肌が透け透けなシャツ」 see-through(シースルー)
内部が透けて見えること。特に、洋服の生地などが透けていること。 蠕動(ぜんどう)
[名](スル)
1. ミミズなどの虫が身をくねらせてうごめきながら進むこと。また一般に、うごめくこと。
「うじ虫の蠕動」
「風が…ゆるやかに―して進んで居た」〈佐藤春夫(さとうはるお)・田園の憂鬱(でんえんのゆううつ)〉
2. 筋肉の収縮波が徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物を送る運動などにみられる。蠕
動運動。 蟄居(ちっきょ)
[名](スル)
1. 家の中にひきこもっていること。「終日蟄居して書に親しむ」
2. 江戸時代、武士に科した刑罰の一。自宅や一定の場所に閉じ込めて謹慎させたもの。終身
のものは永蟄居(えいちっきょ)という。
3. 虫などが冬眠のため地中にこもっていること。
「竜は…陰の時に至りては―を閉づ」〈太平記(たいへいき)・二〇〉 彷徨く(うろつく)
[動カ五(四)]目的もなくあちこち歩き回る。その辺りを行ったり来たりする。うろうろす
る。「のら犬が―・いている」 永蟄居(えいちっきょ)
江戸時代、武士・公家に対する刑罰の一。終身にわたって出仕・外出を禁じ、謹慎させたも
の。 雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
めんどりがおんどりに先んじて時を告げるのは不吉なきざしである。妻が夫を出し抜いて権勢
をふるうような家はうまくゆかず、やがて滅びるというたとえ。 経世済民(けいせいさいみん)
世を治め、人民を救うこと。経国済民(けいこくさいみん)。
経国済民(けいこくさいみん)
国を治め、人民を救うこと。経世済民(けいせいさいみん)。 一里塚(いちりづか)
1. 主要な街道に1里(約3.927キロ)ごとに築かれた塚。榎(えのき)・松などが植えられ、旅
人のための里程標(りていひょう)となった。
2. 大きな仕事や目標へむかう過程での一つの段階。「遠大な計画の一里塚ともなる事業が
成った」 経世(けいせい)
世を治めること。
済民(さいみん)
苦しんでいる人々を救済すること。救民(きゅうみん)。「経世済民(けいせいさいみん)」 いかず後家(いかずごけ)
1. 婚期を過ぎても独身でいる女性。
2. 《近世上方語》婚約者と死別、または生別して結婚せずにいる女性。
「不愍(ふびん)や―にして」〈浄・信州姥捨山〉 後家(ごけ)
1. 夫に死別し、再婚しないで暮らしている女性。寡婦(かふ)。未亡人。やもめ。
2. 二つで一組になっている道具などの、片方がなくなって残っているほう。 甲斐甲斐しい(かいがいしい)
[形][文]かひがひ・し[シク]
1. 動作などがいかにも手ぎわよく、きびきびしているさま。「―・く立ち働く」「―・いエ
プロン姿」
2. 骨身を惜しまずに仕事に打ち込むさま。けなげだ。「―・く看病する」
3. 効果がはっきり現れるさま。物事が期待どおりになるさま。
「いみじう急ぎたたせ給ふもことわりなり。よろづに―・しき御ありさまなり」〈栄花(えいが)・初
花〉
4. 頼りがいのあるさま。頼もしいさま。
「年老い、身―・しく候はで」〈義経記(ぎけいき)・八〉
[派生]かいがいしげ[形動]かいがいしさ[名] 遠大(えんだい)
[形動][文][ナリ]計画の規模や志が、将来まで見通して大きいさま。「遠大な計画」 浅慮(せんりょ)
考えの浅いこと。あさはかな考え。⇔深慮(しんりょ)。 深慮(しんりょ)
深く考えをめぐらすこと。深い考え。深思(しんし)。「遠謀深慮(えんぼうしんりょ)」⇔浅慮(せんりょ)。 忌憚のない(きたんのない)
遠慮をしない。率直な。「―・いご𠮟正(しっせい)を乞う」 忌憚(きたん)
[名](スル)
1. いみはばかること。きらいいやがること。
「友達から―され軽蔑(けいべつ)されるような人間」〈谷崎(たにざき)・異端者(いたんしゃ)の悲(かな)しみ〉
2. 遠慮(えんりょ)すること。多く、否定(ひてい)の語を伴(ともな)って用いられる。「どうぞ忌憚のないご意見を」 亭主元気で留守が良い(ていしゅげんきでるすがいい)
夫婦の間柄(あいだがら)において、夫は家にお金を入れるだけで良く、
常(つね)から家にいない方が妻にとって都合が良いということを意味する語。
亭主元気で留守がいい(ていしゅげんきでるすがいい)
妻が夫に対して、元気であって欲しいが、家の外にいて欲しいという気持ちを表した言葉。 臭い物に蓋をする(くさいものにふたをする)
悪事や醜聞などを、他に漏れないように一時しのぎに隠そうとするたとえ。 観念奔逸(かんねんほんいつ)
考(かんが)えが次々と方向も決まらずにほとばしり出る状態(じょうたい)。躁病(そうびょう)によくみられる。 盈虧(えいき)
[名](スル)
1. 月が満ちたり欠けたりすること。盈虚(えいきょ)。
2. 物事が栄えたり衰えたりすること。栄枯(えいこ)。 盈虚(えいきょ)
1. 月が満ちたり欠けたりすること。盈虧(えいき)。
2. 栄えることと衰えること。 満(ち)欠け/盈ち虧け(みちかけ)
月が丸くなることと欠けること。「月の―を観測する」 有害無益(ゆうがいむえき)
害になることはあっても、益になることはないこと。悪影響ばかり出現し、何の利益や得にも
ならないこと。 定量(ていりょう)
[名](スル)
1. 一定の分量。決められた分量。
2. 化学分析で、ある物質中に含まれている成分の量を定めること。
定量的(ていりょうてき)
[形動]
1. 数量に関するさま。ある物質にその成分がどれだけ含まれるかを表す場合などに用いる。
「定量的測定」⇔定性的(ていせいてき)。
2. 数値・数量で表せるさま。「定量的な目標を設定する」⇔定性的(ていせいてき)。 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
《「塩鉄論(えんてつろん)」利議(りぎ)から》口で言うのはたやすいけれども、それを実行することはむずかしい。 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
ひどく驚かす。ど肝を抜く。生き肝を取る。「相手の剣幕(けんまく)に―・かれる」 火急(かきゅう)
[名・形動]火のついたように、さし迫った状態にあること。また、そのさま。緊急。「火急
な(の)用事」 暗愚(あんぐ)
[名・形動]物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと。また、そのさま。「暗愚な為政
者」 労咳/癆痎(ろうがい)
漢方で、肺結核(はいけっかく)。癆(ろう)。
癆気(ろうき)
労咳(ろうがい)のこと。
肺労/肺癆(はいろう)
肺結核(はいけっかく)の旧称。労咳(ろうがい)。 摘示(てきし)
[名](スル)要点(ようてん)をかいつまんで示すこと。また、あばくこと。
「其挙動常に暴横(ぼうおう)にして、事理(じり)に戻ること、多きを―せしが」〈竜渓(りゅうけい)・経国美談(けいこくびだん)〉 源泉/原泉(げんせん)
1. 水がわき出るもと。みなもと。
2. 物事が発生してくるもと。「活力の―」「知識の―」
[補説]書名別項。→原泉(げんせん) 露悪(ろあく)
欠点や悪いところをわざとさらけ出すこと。「露悪趣味」 咳嗽(がいそう)
[名](スル)せき。しわぶき。
「一歩一歩に喘(あえ)ぎ、―す」〈蘆花(ろか)・自然と人生(しぜんとじんせい)〉 圧巻(あっかん)
《「巻」は、昔の中国の官吏登用試験の答案。最優等者のものをいちばん上にのせたところか
ら》書物の中で最もすぐれた詩文。作中最もすぐれた部分。転じて、全体の中で、最もすぐれ
た部分。出色(しゅっしょく)。「恋人との別離の場面は圧巻だ」 物笑い(ものわらい)
1. 人の言動などをあざけり笑うこと。あるいは、あざけり笑われること。また、その対象。
「物笑いの種にされる」「世間の物笑いになる」
2. 笑うこと。何かにつけてよく笑うこと。
「―などすまじく、過ぐしつつ」〈源(げん)・少女〉 物事(ものごと)
物と事。もろもろの物や事柄。「物事の加減を知る」「物事の順序をわきまえる」 昔取った杵柄(むかしとったきねづか)
過去に鍛えた腕前。若いころに身につけた技能。「昔取った杵柄で、泳ぎ方に無理がない」 直直/直々(じきじき)
[副]人を介さずに本人が直接にするようす。じか。「総理が直直(に)指揮する」 瞞着(まんちゃく)
[名](スル)ごまかすこと。だますこと。「世間の目を瞞着する」 身心一如(しんじんいちにょ)
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるというこ
と。「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。
「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
身心一如(しんしんいちにょ)
身心ともに充実していること。物事に一心に集中しているさま。また、身体と精神は一体で
あって、分けることはできず、一つのものの両面にすぎないという仏教の考え。 甘んじる(あまんじる)
[動ザ上一]「あまんずる」(サ変)の上一段化。「薄給に―・じる」 甘んずる(あまんずる)
[動サ変][文]あまん・ず[サ変]《「あまみす」の音変化》
1. 与えられたものをそのまま受け入れる。しかたがないと思ってがまんする。「清貧(せいひん)に―・
ずる」「―・じて罰を受け入れる」
2. 満足する。たのしむ。
「一たびは坐(ざ)してまのあたり奇景(きけい)を―・ず」〈奥の細道(おくのほそみち)〉 允可(いんか)
[名](スル)許すこと。許可。允許(いんきょ)。 允文允武(いんぶんいんぶ)
武道・学芸、ともにすぐれていること。もと文武を兼ね備えた天子の徳をたたえたことば。 爪に火を点す(つめにひをともす)
ろうそくの代わりに爪に火をともす。ひどく貧しい生活をする。苦労して倹約する。また、ひ
どくけちなことのたとえ。「―・してためた金」 天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
《「老子(ろうし)」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から
漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。 休眠打破(きゅうみんだは)
休眠状態にある種子・冬芽・球根などが、ある特定の刺激を受けたのち、活動状態になるこ
と。サクラの開花には、冬期に一定期間低温にさらされる必要があることが知られる。 焼け石に水(やけいしにみず)
《焼け石に水を少しばかりかけてもすぐ蒸発してしまうことから》努力や援助が少なくて、何の
役にも立たないことのたとえ。 底抜け(そこぬけ)
[名・形動]
1. 物の底が抜けて、ないこと。また、その物。「底抜けのバケツ」
2. 程度が並外れていて、際限がないこと。度外れなこと。また、そのさま。「底抜けな
(の)お人好し」「底抜けに明るい性格」
3. 締まりのないこと。だらしがないこと。また、その人。「底抜け野郎」
4. 「底抜け上戸(じょうご)」の略。
5. 相場がとめどもなく下落すること。 公徳(こうとく)
社会生活をするうえで守るべき道徳。公衆道徳。
公徳心(こうとくしん)
公徳を重んじて守ろうとする精神。「公徳心の欠如」 迷惑千万(めいわくせんばん)
[形動][文][ナリ]この上なく迷惑であるさま。「迷惑千万な話」 縹渺/縹緲(ひょうびょう)
[ト・タル][文][形動タリ]
1. 広くはてしないさま。
「―たる雪の広野を隔(へだ)てて」〈鏡花(きょうか)・註文帳(ちゅうもんちょう)〉
2. かすかではっきりとしないさま。
「慷慨(こうがい)節義(せつぎ)の譚に、神仙―の趣を交ゆ」〈露伴(ろはん)・運命(うんめい)〉 色即是空(しきそくぜくう)
仏語(ぶつご)。この世にある一切の物質的なものは、そのまま空(くう)であるということ。「般若心
経(はんにゃしんぎょう)」にある語。→空即是色(くうそくぜしき) 空即是色(くうそくぜしき)
仏語(ぶつご)。一切の存在は現象であって空であるが、その空であることが体得されると、その現象と
しての存在がそのまま実在であるとわかるということ。「般若心経(はんにゃしんぎょう)」
には「色即是空、空即是色」とある。 余所/他所/外(よそ)
1. ほかの所。別の場所。また、関係のない離れた所。他所(たしょ)。「―から来た人」「―
を向く」「どこか―の店にいこう」
2. 自分の家以外の所。また、自分の所属している団体以外の所。「―の会社の人」「今夜は
―に泊まる」⇔内(うち)。
3. 自分には直接関係のないこと。関心のないこと。また、そのもの。「騒ぎを―にけろりと
している」 明暗(めいあん)
1. 明るいことと暗いこと。転じて、物事の明るい面と暗い面。成功と失敗、幸と不幸など。
「人生の明暗」「明暗を分ける」
2. 絵画・写真などで、色の濃淡や明るさ・暗さの対照。「明暗をはっきりさせ立体感を出
す」 手中(しゅちゅう)
手の中。また、所有・支配の範囲内。「決定権は手中にある」「敵の手中に落ちる」 きびきび
[副](スル)人の動作や話し方などが生き生きとして気持ちのよいさま。「きびきび(と)し
た応対ぶり」 範を垂れる(はんをたれる)
みずから手本を示す。「生徒の前に―・れる」 示範(しはん)
模範を示すこと。垂範(すいはん)。 大立(ち)回り(おおたちまわり)
1. 歌舞伎などの芝居で、大ぜいが激しく争う演技。
2. 取っ組み合ったりしてはでにけんかをすること。「酒を飲んだ勢いで大立ち回りを演じ
る」 double standard(ダブルスタンダード)
仲間内と部外者、国内向けと外国向けなどのように、対象によって異なった価値判断の基準を
使い分けること。二重基準。 船倉/船艙(せんそう)
船舶で、貨物を積んでおく所。上甲板下方にあり、隔壁(かくへき)で囲まれる。ふなぐら。 豈図らんや(あにはからんや)
(多く文末を「とは」で結ぶ)全く思いがけないことが起こったという気持ちを表す。意外に
も。「豈図らんや彼が犯人であったとは」 する事なす事(することなすこと)
する事のすべて。する事がみな。「する事なす事裏目に出る」 人に因りて事を成す(ひとによりてことをなす)
《「史記(しき)」平原君伝(へいげんくんでん)から》人の力に頼って事をする。独立心のなさをいう。 苛斂(かれん)
《「斂(れん)」は取り上げて納める意》租税などを厳しく取り立てること。 収斂(しゅうれん)
[名](スル)
1. 縮むこと。引き締まること。また、縮めること。収縮。「血管を収斂させる」
2. 一つにまとまること。また、まとめること。集約。「意見が収斂される」
3. 租税などを取り立てること。
4. 生物学で、系統の異なる生物どうしが、近似した形質をもつ方向へと進化する現象。相
近。
5. 「収束【2】・【3】」の旧称。 虎の子(とらのこ)
《虎はその子を非常にかわいがるところから》大切にして手放さないもの。秘蔵(ひぞう)の金品。「虎
の子の財布」 始末(しまつ)
[名・形動](スル)
1. 物事の始めと終わり。始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。いきさつ。顛
末(てんまつ)。「事の始末を見守る」
2. ある物事の最終的な状況。特に、よくない結果。「しまいには泣き出す始末だ」「万事こ
の始末だ」
3. 物事の締めくくりをつけること。後片付けをすること。処理。「火の始末」「始末に困
る」「店を始末して田舎に帰る」
4. 浪費をしないように気をつけること。また、そのさま。倹約。「用紙を始末して使う」
「―な家で、ずいぶん遠く使いに出る時も交通費は出なかった」〈島木健作(しまきけんさく)・生活の探求(せいかつのたんきゅう)〉 応分(おうぶん)
[名・形動]身分や能力にふさわしいこと。また、そのさま。分相応。「応分の負担をする」 接収(せっしゅう)
[名](スル)国などの権力機関が、個人の所有物を強制的に取り上げること。「占領軍が土地
を接収する」 及び腰(およびごし)
1. 中腰で手を伸ばして物を取ろうとする、不安定な腰つき。へっぴり腰。
2. 自信がなさそうなようす。遠慮(えんりょ)したり恐(おそ)れたりしているような中途半端な態度。「政治改
革に及び腰になる」 騒然(そうぜん)
[ト・タル][文][形動タリ]ざわざわとさわがしいさま。また、不穏(ふおん)で落ち着かないさ
ま。「場内が騒然となる」「物情騒然(ぶつじょうそうぜん)」 物情騒然(ぶつじょうそうぜん)
世の中が落ち着かず騒がしいさま。「物情」は世の中の様子。人々の心。「騒然」は騒がし
いさま。落ち着かないさま。
物情騒然(ぶつじょうそうぜん)
世間の情勢が落ち着かずに騒がしいさま。なにかと世の中が騒がしく、人心の落ち着かないさ
ま。 目の上の瘤(めのうえのこぶ)
何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。目の上のたんこぶ。 働かざる者食うべからず(はたらかざるものくうべからず)
怠(なま)けて働こうとしない人は、食べてはならない。徒食(としょく)をいましめる言葉。 翼賛(よくさん)
[名](スル)力を添えて助けること。天子の政治を補佐すること。 枕を高くする(まくらをたかくする)
《「戦国策(せんごくさく)」魏策(ぎさく)から》安心して寝る。また、安心して暮らす。「資金繰りがついてようやく
―◦して眠れる」 案件(あんけん)
1. 問題となっている事柄。審議しなければならない事柄。「重要案件」
2. 訴訟になっている箇条(かじょう)。訴訟事件。 薪を抱きて火を救う(たきぎをいだきてひをすくう)
《「戦国策(せんごくさく)」魏策(ぎさく)から》薪(たきぎ)を抱いて、火を消そうと火元に近づく。害を除こうとして、かえっ
て害を大きくすることのたとえ。 gadget(ガジェット)
《「ギャジット」「ガゼット」とも》
1. ちょっとした小物。気のきいた小道具。
2. アプリケーションソフトやデスクトップ上で動作する小規模なソフトウエア。デスクトッ
プ上に表示できる時計やカレンダー、天気予報、占いなど、気のきいたソフトのこと。ウィ
ジェット(widget)。アクセサリーソフト。 辛苦(しんく)
[名](スル)《古くは「しんぐ」》つらく苦しい思いをすること。また、その苦しみ。「辛苦
して子供を育て上げる」「艱難(かんなん)辛苦」「粒々(りゅうりゅう)辛苦」 若木(わかぎ)
1. 生えてからまだ年数のたっていない木。
2. 正月の飾りにする割り木。 鍛える(きたえる)
[動ア下一][文]きた・ふ[ハ下二]《古くは四段に活用》
1. 高温で熱した金属を繰り返し打ったり水で冷やしたりして硬度・密度などを高め、良質(りょうしつ)の
ものにする。鍛錬(たんれん)する。「刀剣を―・える」
2. 練習・修練(しゅうれん)を繰り返し、技術や身体・精神をしっかりしたものにする。「心身を―・え
る」「選手を―・える」
3. いじめる。
「やかましく―・へずとも、はやく汲(く)んでくれろよ」〈洒・南閨雑話(なんけいざつわ)〉 外連味(けれんみ)
はったりを利かせたりごまかしたりするようなところ。「外連味たっぷりの芝居」「外連味の
ない文章」 快作(かいさく)
鑑賞する者が感動するような、すぐれた作品。「映画界ひさびさの快作」 辟易(へきえき)
[名](スル)《道をあけて場所をかえる意から》
1. ひどく迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。「彼のわがままに
は辟易する」「毎日同じ料理ばかりで辟易する」
2. 相手の勢いに圧倒されてしりごみすること。たじろぐこと。
「敵(てき)一万(いちまん)余騎(よき)、其(そ)の勢ひに―して」〈太平記(たいへいき)・一四〉 政争の具(せいそうのぐ)
政争に勝つための目的で利用する事柄や手段。「教育問題が政争の具にされる」 前広(まえびろ)
以前。前々。多く「に」を伴って副詞的に用いる。
「―に手形せうために呼びにやった」〈浄・女腹切(おんなのはらきり)〉 袖にする(そでにする)
親しくしていた人をないがしろにする。冷淡(れいたん)にあしらう。「恋人を―◦する」 遣る方無い(やるかたない)
[形][文]やるかたな・し[ク]
1. 心のわだかまりを晴らす方法がない。「憤懣(ふんまん)―・い」「―・い思い」
2. きわめて程度がはなはだしい。なみひととおりでない。
「女―・く名残を惜しむあはれさに」〈咄・醒睡笑(せいすいしょう)・六〉 鳶に油揚げをさらわれる(とんびにあぶらあげをさらわれる)
ふいに横合いから大事な物を奪われることのたとえ。 善行(ぜんこう)
よい行い。道徳にかなった行為。「善行を積む」 腰掛(け)(こしかけ)
1. 腰を掛ける台。いす。
2. 本来の希望を達するまでの間、一時ある職や地位に身を置くこと。「郷里に帰るまでの腰
掛けに勤める」
3. 江戸城内の番士(ばんし)の詰め所。
4. 江戸時代、評定所(ひょうじょうしょ)や奉行所(ぶぎょうしょ)で、訴訟人の控え所。
5. 茶室の外の露地(ろじ)に設けた休憩所。 不透明(ふとうめい)
[名・形動]
1. 透明でないこと。また、そのさま。「不透明な(の)ガラス」
2. 事の成り行きや実状などが、はっきり示されないこと。また、そのさま。「金の流れが不
透明だ」
[派生]ふとうめいさ[名] 鬼門(きもん)
1. 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)
(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。
2. 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄。「あそこの家はどうも鬼門だ」
「数学は鬼門だ」 鬼神(きじん)
《「きしん」とも》
1. 荒々しく恐ろしい神。おにがみ。また、化け物。変化(へんげ)。「断じて行えば鬼神も之
(これ)を避く」
2. 天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。
「天地を動かし―を感ぜしめ」〈古今(こきん)・真名序(まなじょ)〉
3. 仏語。超人的な能力をもつ存在の総称。
鬼神(きしん)
⇒きじん(鬼神)
鬼神(おにがみ)
《「鬼神(きしん)」を訓読みにした語という》荒々しく恐ろしい神。きじん。 哀泣(あいきゅう)
[名](スル)悲しんで泣くこと。 枯れ野(かれの)
1. 草木の枯れはてた野。冬枯れの野原。《季 冬》「遠山に日の当りたる―かな/虚子(きょし)」
2. 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は薄青(うすあお)または白。冬に用いる。かれのがさね。 新緑(しんりょく)
夏の初めころの、若葉のつややかな緑色。また、その立ち木。《季 夏》「―の庭より靴を脱
ぎ上る/誓子(せいし)」 唾棄(だき)
[名](スル)つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。「唾棄すべき行為」 蔑視(べっし)
[名](スル)相手をあなどって見くだすこと。「蔑視に耐えられない」 哨戒(しょうかい)
[名](スル)敵の襲撃を警戒して、軍艦や飛行機で見張りをすること。「領空を哨戒する」
「哨戒飛行」 二匹目の泥鰌(にひきめのどじょう)
《「柳の下に何時(いつ)も泥鰌は居ない(やなぎのしたにいつもどじょうはいない)」から》他人の成功した行為や作品をまねること。
「二匹目の泥鰌を狙う」 驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず)
《平家物語(へいけものがたり)の「驕れる人も久しからず」から》地位や財力を鼻にかけ、おごり高ぶる者は、そ
の身を長く保つことができないということのたとえ。驕れる者は久しからず。 驕れる者は久しからず(おごれるものはひさしからず)
《平家物語(へいけものがたり)の「驕れる人も久しからず」から》「驕る平家は久しからず(おごるへいけはひさしからず)」に同じ。 津津浦浦/津々浦々(つつうらうら)
《「つづうらうら」とも》全国いたるところの港や海岸。また、全国いたるところ。国じゅ
う。「津津浦浦に行きわたる」 達者(たっしゃ)
【1】[名]学問・技芸などの道に熟達している人。達人。「馬術の達者」
【2】[形動][文][ナリ]
1. 物事に慣れていて、巧みなさま。「計算が達者だ」「口が達者だ」「達者な芸」
2. からだが丈夫で健康なさま。「達者に暮らしている」「足腰が達者だ」
3. うまく立ちまわって抜け目のないさま。したたかであるさま。「金儲(もう)けにかけては
達者なやつだ」 横溢/汪溢(おういつ)
[名](スル)水がみなぎりあふれること。また、気力などがあふれるほど盛んなこと。「―す
る若い力」「生気―」
「太陽が出るや否や、水門の水が放たれたような―で、光は地平線まで一気にほとばしる」
〈野上(のがみ)・迷路(めいろ)〉 切望(せつぼう)
[名](スル)心から強く望むこと。「世界の平和を切望する」 渇望(かつぼう)
[名](スル)のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。切望。熱望。「優秀な人
材を渇望する」 反映(はんえい)
[名](スル)
1. 光や色などが反射して光って見えること。「夕日が雪山に反映する」
2. 対照的に色がうつり合って美しさを増すこと。「壁と床(ゆか)の色が面白く反映し合って
いる」
3. あるものの性質が、他に影響して現れること。反影。また、それを現すこと。「住民の意
見を政治に反映させる」 妬み/嫉み(ねたみ)
ねたむこと。嫉妬(しっと)。そねみ。「―を買う」「―から告げ口をする」 嫉み/妬み(そねみ)
そねむこと。ねたみ。嫉妬(しっと)。「人の―を受ける」 僻み(ひがみ)
ひがむこと。ひねくれた考えや気持ち。 足掻く(あがく)
[動カ五(四)]
1. 手足を振り動かしてもがく。じたばたする。「水面に浮かび上がろうと―・く」
2. 活路を見いだそうとして必死になって努力する。あくせくする。「今さら―・いてもしか
たがない」
3. 馬などが前足で地面をかく。また、そのようにして進む。
「馬は―・いた。(馬車ノ)車輪は廻らぬままで、…石ころの上を引きずり出した」〈伊藤
整(いとうせい)・馬喰の果て(ばくろうのはて)〉
4. いたずらをして暴れ回る。ふざける。
「禿(かぶろ)どもも、―・いたら遣手(やりて)に告げて𠮟らすぞ」〈浄・博多小女郎(はかたこじょろう)〉 正鵠(せいこく)
《慣用読みで「せいこう」とも》
1. 弓の的の中心にある黒点。
2. 物事の急所・要点。
正鵠(せいこう)
「せいこく(正鵠)」の慣用読み。 雪崩を打つ(なだれをうつ)
雪崩【1】のような勢いで、大勢の人が一時にどっと移動する。「敵軍が―・って敗走する」 雪崩/傾れ/頽れ(なだれ)
《動詞「なだる」の連用形から》
1. (雪崩)山の斜面に積もった大量の雪が、急激にくずれ落ちる現象。表層雪崩(ひょうそうなだれ)・全層雪崩(ぜんそうなだれ)
に分けられる。《季 春》「夜半さめて―をさそふ風聞けり/秋桜子(しゅうおうし)」
2. 斜めにかたむくこと。傾斜(けいしゃ)。
「これから近道を杉山の間の処から―を通って」〈円朝(えんちょう)・真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)〉
3. 押しくずれること。くずれ落ちること。
4. (頽れ)陶器で、釉(うわぐすり)が溶けて上方から流れ下がったもの。やきなだれ。 清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)
心が広く、善でも悪でも分け隔(へだ)てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ。 峻烈(しゅんれつ)
[名・形動]非常に厳しく激しいこと。また、そのさま。「峻烈な風土」「峻烈な批判」
[派生]しゅんれつさ[名] 不失正鵠(ふしつせいこく)
物事の要点や急所を正確にとらえること。的(まと)をはずれないこと。▽「正鵠」は弓の的の中
心。的の真ん中の黒い星をいう。転じて、物事の要点・急所の意。「正鵠(せいこく)を失(うしな)わ
ず」と訓読する。「正鵠」を「せいこう」と読むのは慣用読み。 扇情/煽情(せんじょう)
人の感情や欲望をあおること。
扇情的(せんじょうてき)
[形動]感情や情欲をあおりたてるさま。「扇情的なポスター」 情欲/情慾(じょうよく)
1. 性的な満足を得るための、肉体的な欲望(よくぼう)。色情(しきじょう)。色欲(しきよく)。「―をそそる」
2. だれもがもっている世俗的な欲望(よくぼう)。
「痛きものを遠ざけ甘きものを取るは人の―なり」〈福沢(ふくざわ)・学問のすゝめ(がくもんのすすめ)〉 色欲/色慾(しきよく)
1. 性的な満足を得るための、肉体的な欲望(よくぼう)。情欲。
2. 色情と物欲。
3. 仏語。感覚的な欲望(よくぼう)。 色情(しきじょう)
肉体的な欲望(よくぼう)。情欲。色欲。欲情。 性欲/性慾(せいよく)
性的な満足を得るための、肉体的な欲望(よくぼう)。肉欲。 欲情(よくじょう)
[名](スル)
1. 物をほしがること。また、その心。欲心。
「私はかつて年が若く、一切のものを―した」〈朔太郎(さくたろう)・虚無の歌〉
2. 異性の肉体を欲すること。また、その心。色欲の情。情欲。「欲情にかられる」 欲望(よくぼう)
不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと。また、その心。「欲望(よくぼう)にかられる」 肉欲/肉慾(にくよく)
性的な満足を得るための、肉体的な欲望(よくぼう)。性欲。情欲。「―におぼれる」 >>914
【修正】
扇情/煽情(せんじょう)
人の感情や欲望(よくぼう)をあおること。
扇情的(せんじょうてき)
[形動]感情や情欲をあおりたてるさま。「扇情的なポスター」 愛欲/愛慾(あいよく)
1. 性的な欲望(よくぼう)。「―におぼれる」
2. 仏語。欲望(よくぼう)に執着すること。 欲求(よっきゅう)
[名](スル)
1. 強くほしがって求めること。「欲求を満たす」
2. 心理学で、生活体に生理的・心理的な欠乏や不足が生じたとき、それを満たすための行動
を起こそうとする緊張状態。要求。 欲/慾(よく)
ほしがること。自分のものにしようと熱心に願い求めること。また、その気持ち。「―が深
い」「仕事に―が出る」「独占―」「名誉―」 欲気(よくけ)
《「よくげ」とも》物をほしがる気持ち。欲にかられる心。欲心。「欲気を出して失敗する」 娑婆気(しゃばけ)
現世に執着する心。世俗的な名誉や利益を求める心。しゃばき。しゃばっけ。「娑婆気を起こ
す」「娑婆気が抜けない」
娑婆っ気(しゃばっけ)
「しゃばけ(娑婆気)」に同じ。 欲心(よくしん)
1. ほしがる心。欲張る心。欲念。「実物を見て欲心が出る」
2. 色欲の情。情欲。 光彩陸離(こうさいりくり)
[ト・タル][文][形動タリ]
1. 光が入り乱れて、美しくきらめくさま。
「此女の帯は…―たる矢鱈(やたら)に奇麗なものだ」〈漱石(そうせき)・趣味の遺伝〉
2. 物事が、他を圧してすばらしいさま。「光彩陸離たる作品」 光彩(こうさい)
1. きらきらと輝く美しい光。
2. 才能やすぐれた面が際立って目立つこと。「新人の作品が一きわ光彩を放っている」 一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
《韓愈(かんゆ)「応科目時与人書(かもくにおうずるときひとにあたうるのしょ)」から。一度手を挙げ、一度足を踏み出す意》
1. こまかな一つ一つの動作や行動。「一挙手一投足に気を配る」
2. ちょっとした努力。わずかな骨折り。「一挙手一投足の労を費やす」 翻意(ほんい)
[名](スル)決意をひるがえすこと。「翻意を促す」「ぎりぎりになって翻意する」 粉骨砕身(ふんこつさいしん)
[名](スル)力の限り懸命に働くこと。「会社のため粉骨砕身する」
[補説]「粉骨砕心」と書くのは誤り。 大器晩成(たいきばんせい)
《「老子(ろうし)」41章から》大きな器が早く出来上がらないように、大人物は世に出るまでに時間
がかかるということ。 焼け木杭に火が付く(やけぼっくいにひがつく)
一度焼けた杭は火がつきやすいところから、以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係
に戻ることのたとえ。主に男女関係についていう。
[補説]「焼けぼっくりに火が付く」とするのは誤り。 雉も鳴かずば打たれまい(きじもなかずばうたれまい)
よけいなことを言わなければ、災いを招かないですむことのたとえ。 自家薬籠中の物(じかやくろうちゅうのもの)
自分の薬箱の中にある薬のように、自分の思うままに使える物、または人。「ワープロを自家
薬籠中の物とする」 自家薬籠(じかやくろう)
使いたい時に使える必要な物。すでに手中にあって、いつでも使えて役に立つもの。完全に身
についた技術や、また思いのままに操(あやつ)ることのできる人物のこともいう。 角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)
《牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして、かえって牛を死なせてしまうことから》小
さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。 三光(さんこう)
1. 太陽と月と星のこと。
2. きらきらと光り輝く、りっぱな細工物(さいくもの)。
3. 「三光鳥(さんこうちょう)」の略。
4. 《鳴き声を「つきひほし」と聞きなしたところから》飼いウグイスの鳴き声。また、その
ように鳴くウグイス。
「あれは世間に重宝する―とやらいふ鳥であらう」〈続狂言記・鶯(うぐいす)〉 悦楽(えつらく)
喜びを得て楽しむこと。喜び満足すること。「悦楽にひたる」 法悦(ほうえつ)
1. 仏の教えを聞き、それを信じることによって心にわく喜び。法喜(ほうき)。
2. うっとりとするような喜び。エクスタシー。「法悦にひたる」
法喜(ほうき)
「法悦(ほうえつ)」に同じ。 快楽(かいらく)
心地よく楽しいこと。官能的な欲望の満足によって生じる、快い感情。けらく。「快楽をむさ
ぼる」
[補説]書名別項。→快楽 >>945
【修正】
快楽(かいらく)
心地よく楽しいこと。官能的な欲望(よくぼう)の満足によって生じる、快い感情。けらく。「快楽をむさ
ぼる」
[補説]書名別項。→快楽 歓楽/懽楽(かんらく)
[名](スル)
1.
㋐喜び楽しむこと。
「これまで覚えたことのない淡い、地味な―を覚えた」〈鴎外(おうがい)・雁(がん)〉
㋑物質的な欲望(よくぼう)を満足させて楽しい思いをすること。「―の巷(ちまた)」
2. ぜいたくに暮らすこと。
「ともに―して、福(さいわひ)を子孫に伝へんや」〈読・弓張月(ゆみはりづき)・続〉
3. (「冠落(かんらく)」とも書く)病気をいう忌み詞(いみことば)。
「昨日路次(ろし)より―にて候ふほどに」〈謡・正尊(しょうぞん)〉 享楽(きょうらく)
[名](スル)思いのままに快楽を味わうこと。「享楽にふける」「人生を享楽する」 享受(きょうじゅ)
[名](スル)受け入れて自分のものとすること。受け入れて、味わい楽しむこと。「自由を享
受する」「テレビの恩恵を享受している」 謳歌(おうか)
[名](スル)
1. 声を合わせて歌うこと。また、その歌。
「或は之を諷詠(ふうえい)し、或は之を―し」〈柳河春三(やながわしゅんさん)編・万国新話(ばんこくしんわ)〉
2. 声をそろえて褒めたたえること。
「世は名門を―する、世は富豪を―する」〈漱石(そうせき)・野分(のわき)〉
3. 恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。「青春を謳歌する」「平和を謳歌
する」 逸楽/佚楽(いつらく)
気ままに遊び楽しむこと。「―にふける」 淫靡(いんび)
[名・形動]男女の関係、風俗などが乱れていること。また、そのさま。「淫靡な雰囲気」 淫楽(いんらく)
みだらな楽しみ。色欲による快楽。
「自分の身は父母の―の結果の産物であって」〈谷崎(たにざき)・少将滋幹の母(しょうしょうしげもとのはは)〉 乱痴気(らんちき)
気を取り乱して理性を失うこと。また、多くの人が入り乱れて混乱した状態になること。「大
変な乱痴気ぶり」 淫乱(いんらん)
[名・形動]色欲(しきよく)をほしいままにしてみだらなこと。また、そのさま。「淫乱な性向(せいこう)」 惑乱(わくらん)
[名](スル)冷静な判断ができないほど心が乱れること。また、人の心などをまどわし乱すこ
と。
「お政は心中―して殆(ほとん)ど昏倒(こんとう)せん許(ばか)りに悲しい」〈左千夫(さちお)・告げびと〉 淫ら/猥ら(みだら)
[形動][文][ナリ]性に関してふまじめで、だらしのないさま。淫猥(いんわい)。「―
な関係」
[派生]みだらさ[名] 猥雑(わいざつ)
[名・形動]
1. ごたごたと入り乱れていること。また、そのさま。「猥雑な裏町」
2. みだらで下品なこと。また、そのさま。「大衆雑誌の猥雑な記事」
[派生]わいざつさ[名] 淫猥(いんわい)
[名・形動]情欲を刺激する、下品でみだらなこと。また、そのさま。「淫猥な小説」 濫りがわしい/猥りがわしい(みだりがわしい)
[形][文]みだりがは・し[シク]
1. みだらである。好色でいやらしい。「―・い言葉」
2. 規律・礼儀・風紀などが乱れている。
「いと、―・しき御有様どもかな」〈源(げん)・横笛〉
3. 整理されていなくて乱雑である。
「臭き物どものならびゐたる、いみじう―・しうてなむ」〈落窪(おちくぼ)・一〉
4. 思慮・分別がなく乱暴である。
「日頃は山門の大衆こそ―・しき訴へ仕(つか)まつるに」〈平家(へいけ)・四〉
[派生]みだりがわしさ[名] >>960
【修正】
濫りがわしい/猥りがわしい(みだりがわしい)
[形][文]みだりがは・し[シク]
1. みだらである。好色でいやらしい。「―・い言葉」
2. 規律・礼儀・風紀などが乱れている。
「いと、―・しき御有様どもかな」〈源(げん)・横笛〉
3. 整理されていなくて乱雑である。
「臭き物どものならびゐたる、いみじう―・しうてなむ」〈落窪(おちくぼ)・一〉
4. 思慮(しりょ)・分別がなく乱暴である。
「日頃は山門の大衆こそ―・しき訴へ仕(つか)まつるに」〈平家(へいけ)・四〉
[派生]みだりがわしさ[名] 妖艶/妖婉(ようえん)
[名・形動]あやしいほどになまめかしく美しいこと。また、そのさま。「―なほほえみ」
[派生]ようえんさ[名] 艶姿(えんし)
女性のなまめかしい姿。あでやかな姿。艶容。 艶容(えんよう)
女性のあでやかで、なまめかしい姿。 艶やか(あでやか)
[形動][文][ナリ]《「あて(貴)やか」の音変化》女性の容姿がなまめかしいさま。美
しくて華やかなさま。「艶やかにほほえむ」「艶やかな衣装」
[派生]あでやかさ[名]
艶やか(つややか)
[形動][文][ナリ]光沢があって美しいさま。「艶やかな肌」
[派生]つややかさ[名] 豊麗(ほうれい)
[名・形動]豊かで美しいこと。また、そのさま。
「その―なまなざしと」〈山本有三(やまもとゆうぞう)・生きとし生けるもの〉 艶麗(えんれい)
[名・形動]
1. 容姿があでやかで美しいこと。また、そのさま。「艶麗な女優」
2. 文章・音楽・絵画などの表現がはなやかで美しいこと。また、そのさま。
「文章の―は評判の男なりしが」〈一葉(いちよう)・暁月夜(あかつきづくよ)〉 婉然(えんぜん)
[ト・タル][文][形動タリ]しとやかで美しいさま。「婉然と舞う」「婉然たる挙措(きょそ)」 妖美(ようび)
[名・形動]人の心を惑わすような、あやしい美しさ。また、そのさま。「妖美な女性」 暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
少しも手ごたえや張り合いがないことのたとえ。 獅子身中の虫(しししんちゅうのむし)
《獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫の意》
1. 仏徒(ぶっと)でありながら、仏法(ぶっぽう)に害をなす者。
2. 組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者。
[補説]「獅子心中の虫」と書くのは誤り。 先見の明(せんけんのめい)
《「後漢書(ごかんじょ)」楊彪伝(ようひょうでん)から》事が起こる前にそれを見抜く見識(けんしき)。先見の識(しき)。 理非曲直(りひきょくちょく)
道理に合っていることと合っていないこと。不正なことと正しいこと。「理非曲直を正す」 舐犢の愛(しとくのあい)
親が子を必要以上にかわいがること。溺愛すること。→舐犢 舐犢(しとく)
《「後漢書(ごかんじょ)」楊彪伝(ようひょうでん)から》親牛が子牛を愛して舌でなめてやること。転じて、親が子をむやみ
にかわいがること。「舐犢の愛」 別個/別箇(べっこ)
[名・形動]
1. 別のものであること。また、そのさま。「―な(の)立場で検討する」
2. 一つ一つ切り離されていること。また、そのさま。個別。「それぞれ―な(の)問題とし
て扱う」 暁月夜(あかつきづくよ)
夜明け方に出ている月。有明の月。あかときづくよ。
「夜深き―の、えもいはず霧(き)りわたれるに」〈源(げん)・賢木(さかき)〉 賦活(ふかつ)
活力を与えること。物質の機能・作用を活発化すること。「賦活体」 或問(わくもん)
文章の形式の一。仮にある質問を設け、それに答える形で自分の意見を述べるもの。 順風(じゅんぷう)
自分の進む方向、特に、船の進む方向に吹く風。追い風。⇔逆風(ぎゃくふう)。 満帆(まんぱん)
帆をいっぱいに張ること。また、帆いっぱいに風をはらむこと。「順風満帆」 順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことの
たとえ。「順風満帆の人生」 見識(けんしき)
1. 物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意
見。識見。「見識を備えた人物」
2. 気位(きぐらい)。みえ。「彼女はいやに見識が高い」 三三五五/三々五々(さんさんごご)
[副]三人、五人というような小人数のまとまりになって、それぞれ行動するさま。三三両
両。「生徒が三三五五帰っていく」 光風(こうふう)
晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。また、雨あがりに、草木の間を吹き渡る風。 霽月(せいげつ)
雨が上がったあとの月。転じて、曇りがなくさっぱりとした心境。「光風霽月」 光風霽月(こうふうせいげつ)
《「宋史(そうし)」周敦頤伝(しゅうとんいでん)から》さわやかな風とさえわたった月。黄庭堅(こうていけん)が周敦頤
(しゅうとんい)の人柄をほめた言葉で、性質がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと。 才色(さいしょく)
女性のすぐれた才知と美しい顔だち。 兼備(けんび)
[名](スル)二つ以上の長所やとりえなどをあわせもつこと。かねそなえていること。「知と
勇とを兼備する」「才色兼備」 才色兼備(さいしょくけんび)
女性がすぐれた才知(さいち)と美しい顔かたちをもっていること。 大器(たいき)
1. 大きな入れ物。⇔小器(しょうき)。
2. 人並みはずれてすぐれた才能・器量。また、それのそなわった人物。大人物。「未完の大
器」⇔小器(しょうき)。 晩成(ばんせい)
[名](スル)普通より遅れてでき上がること。また、年をとってから成功すること。「大器は
晩成する」 大器晩成(たいきばんせい)
《「老子(ろうし)」41章から》大きな器が早く出来上がらないように、大人物は世に出るまでに時間
がかかるということ。 阿部華也子(あべかやこ)は、日本のタレント、フリーアナウンサー、キャスターである。所属事務所はセント・フォース。 文藝春秋【編】『原色美人キャスター大図鑑2020(文春MOOK)』(文藝春秋、2020)
セント・フォース所属の美人キャスターが勢揃い!撮り下ろし多数、
テレビとは違う表情に出会える永久保存版の写真集!・豪華撮り下ろし!
阿部華也子、新井恵理那、岡副麻希、川田裕美、柴田阿弥、中川絵美里、望月理恵 ・
とっておきの皆藤愛子 ・「めざましどようび」谷尻萌、「元SKE」後藤楽々ほか
注目の現役女子大生キャスターたち ・おなじみの人気キャスターも揃って登場!
・素顔に迫るインタビューも満載!
文藝春秋【編】『原色美人キャスター大図鑑2020(文春e-book)』(文藝春秋、2020)【電子書籍版】【電子版】
セント・フォース所属の美人キャスターが勢揃い!
撮り下ろし多数、テレビとは違う表情に出会える永久保存版の写真集!
・豪華撮り下ろし! 阿部華也子、新井恵理那、岡副麻希、川田裕美、柴田阿弥、中川絵美里、望月理恵
・とっておきの皆藤愛子
・「めざましどようび」谷尻萌、「元SKE」後藤楽々ほか注目の現役女子大生キャスターたち
・おなじみの人気キャスターも揃って登場!
・素顔に迫るインタビューも満載!
・電子版オリジナルカット付き 『デジタル原色美女図鑑 阿部華也子 (文春e-Books)』(文藝春秋、2020)【電子書籍】
「原色美人キャスター大図鑑2020」から、「めざましテレビ」お天気キャスター・阿部
華也子さんのアザーカットを使用し構成した、撮り下ろしデジタル写真集!
好きなお天気キャスター1位に輝いた、朝の顔が見せてくれる、リラックスした姿。凛
とした微笑みを見せてくれたかと思えば、プールを掃除しながら、思いっきりはしゃ
ぐ。テレビではなかなか見られない、素顔に迫ります。ファン必見の永久保存版。 阿部華也子ファースト写真集『Sweet Journey』(小学館、2018)
かやちゃん、待望のファースト写真集!
好きなお天気キャスターの女性部門でNo.1を獲得した阿部華也子の記念すべきファース
ト写真集。沖縄、北海道、故郷・大分と3か所で、3年かけて撮影を行いました。彼女の
成長する姿を追いながら、女性としての魅力を再確認できます。
『めざましテレビ』のお天気キャスターとして、朝から多くの人を元気付ける阿部華也
子さん。日頃、お疲れ気味の方は、ぜひ、かやちゃんスマイルに癒やされてください!
そんな元気が湧いてくる一冊です!!
デビューから3年を『週刊ビッグコミックスピリッツ』が、北は北海道、南は沖縄、故郷・大分と追っかけた一冊。
私なんかでいいの? でもたくさんの人に見てもらえたら、とてもうれしいです。 このスレッドは1000を超えました。
新しいスレッドを立ててください。
life time: 524日 4時間 52分 1秒 5ちゃんねるの運営はプレミアム会員の皆さまに支えられています。
運営にご協力お願いいたします。
───────────────────
《プレミアム会員の主な特典》
★ 5ちゃんねる専用ブラウザからの広告除去
★ 5ちゃんねるの過去ログを取得
★ 書き込み規制の緩和
───────────────────
会員登録には個人情報は一切必要ありません。
月300円から匿名でご購入いただけます。
▼ プレミアム会員登録はこちら ▼
https://premium.5ch.net/
▼ 浪人ログインはこちら ▼
https://login.5ch.net/login.php レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。