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やはり違法捜査のオンパレードだった「袴田事件」〜小便に行かせず、果ては取調室に便器を… - 小石勝郎
http://blogos.com/article/203925/

警部M「小便に行くまでの間に、イエスかノーか、話してみなさい」
 警部補I「その前に返事してごらん」
 M「本当の気持ちを言ってみなさい」
 I「お前、やったことに間違いないな」
 M「言えなきゃ、頭だけ下げなさい」

 便器持ち込みについては、死刑判決が出た静岡地裁の公判で、証人尋問を受けたMとIが問われている。
2人は「取調室の外の廊下に報道陣が詰めており、トイレに行く時に写真を撮られるのを嫌った袴田さんが便器の持ち込みを希望した」と証言していた。
また、取調室の中についたてを置き、袴田さんはその陰で放尿したと説明していた。

 しかし、テープには袴田さんが便器の持ち込みを希望するシーンはなく、ついたての設置をうかがわせる音声も入っていない。
袴田さん自身、法廷で、自ら便器の持ち込みを希望したのではと尋ねられ、きっぱりと否定していた。録音テープによって、便器の持ち込みは取調官の指示だったことがはっきりした。

 袴田さんは、この2日後の9月6日に犯行を「自白」する。取調室で小便をさせたり小便に行かせなかったりしたことに象徴される身体や精神にダメージを与える取調べが、その原因になったことは想像に難くない。
袴田さんは公判で否認に転ずるも、最後まで「自白」が不利に作用して死刑判決の確定に至ってしまう。

 2つ目は、袴田さんと弁護士との接見(面会)の様子が「盗聴」されていたことだ。

〜続く〜