ボクシングの2012年ロンドン五輪代表だった近畿大ボクシング部の男性監督(29)が、
教え子の女子選手にセクハラ行為などをしたとして、大学から自宅待機を命じられていることが11日、分かった。
日本ボクシング連盟も状況を把握しており、同連盟の山根明会長は男性監督を除名する方針を示した。

近大や連盟によると、男性監督は昨年4月から監督に就任。
部のある選手に対して性的行為を求める声をかけるなどしたという。
男性監督は先月29日から自宅待機している。
大学側は「(監督)本人やクラブ関係者から聞き取り調査をしている。
まとまり次第、厳正に処分する」と説明。
監督は大学側の調査に対し、セクハラ行為を認める趣旨の説明をしているという。

近畿大ボクシング部は昭和18年創部で、全日本大学ボクシング王座決定戦10回優勝の名門。
平成21年に部員2人が強盗致傷事件を起こして廃部となったが、
4万人超の署名を集めたOB会の後押しなどもあり、3年後に部活動を再開した。
当時、タレントでOBの赤井英和さん(57)が総監督として活動再開を支えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00000101-san-soci