0001北野コケシ
2017/10/31(火) 05:54:49.67ID:MoGEQtts0競馬の調教で一番タイムの良い馬はレースでも一番速いですか?そんなことはありません。
人間の場合、100m走やマラソンの世界記録保持者は、その距離の陸上競技でほぼメダリストになっています。
競馬のコースレコードを持つ馬はその距離のG1馬、またはそれに準ずる強い馬になりましたか?なりません。
人間の場合、陸上のトラックコースには内外のコーナーハンデがあるためスタート位置がそれぞれ後ろと前で分かれています。
競馬のスタート位置は全馬同じですが、競艇の1枠のように圧倒的な内外のハンデ差も感じません。にもかかわらずコンマ何秒の差で着順が決まります。
常識的に考えてあり得ないだろハゲー!と叫びたくなるようなこの現象。
結論を申しましょう。
「馬は競走などしません」
リピートアフターミー
「馬は競走などしません」
生物学的に馬は集団で群れて行動する動物です。いくら人間が調教しようが生命の危険な状況でもないのに全速力で走ろうとしたり他の馬と競走するような本能や性質はありません。
競馬ファンにはハナ差やクビ差の決着を力の拮抗した名勝負、大差をつけたレースを伝説のレース、暴走する馬を名馬のように語る大変頭の涼しい方が大勢いますが、、
これを人間に例えるなら。
終電を逃すまいとホームの階段を小走りで下りていくカップルがいます。
ハイヒールをはいた彼女を気にして、彼氏はスピードを合わせて電車の扉に向かっています。電車の扉には二人並んで入りましたが、黄色い線の内側を先に超えたのは、わずかに彼女の胸でした。
競走馬にとって競馬のゴール前の着差などこの程度の事です。
シーパラダイスのイルカショー、日光サル軍団の猿回し、ボリショイサーカスの玉乗りライオン、競馬レースの圧勝劇。伝説のレースなんて競走馬にとってはこの程度の芸です。
犬の散歩をしていたら、同じく犬の散歩をしていたご近所さんに会い、立ち止まって世間話をしていたら、お互い飼い犬(騎手)がリードを引っ張りだして、二人並んで小走りするハメになったおばはん(馬)連中みたいなもん。