豪州移籍馬といえば、トーセンスターダムが昨年トゥーラックHでGI初制覇を果たしたことが話題に。アドマイヤデウス、アンビシャス、サトノラーゼンらも続々“輸出”されている。
イッテツの林正道オーナーがアルバートにトレード話があったことを明かしたように人気沸騰の日本馬だが、それでもオープン1勝のイッテツへの白羽の矢は意外である。
なぜオージーホースマンはそこまで魅力を感じるのだろうか?

「ひとつは日本馬が示す向こうの馬場への適性でしょうね。それに島国として血の偏りを避けるため、種牡馬としてターゲットを定める背景もあると思うんです」

こう分析するのはイッテツを管理した斎藤誠調教師。気になるトレードマネーは「賞金で稼ぐのはちょっと大変な額」とのことだが、すでに現地メディアは「日本最速の一頭が来る」とセンセーショナルに報道。
今後はザ・ギャラクシー(3月24日・芝1100メートル)→TJスミスS(4月7日・芝1200メートル)のGI・2戦を予定。
10月に行われる芝の世界最高賞金競走ジ・エベレスト(芝1200メートル=1着賞金約5億円)を視野とも報じられている。
https://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/911176/