「若葉S」(17日、阪神)

G1馬の始動戦として注目された一戦で、大波乱を演出した。
8番人気のアイトーンが鮮やかな逃げ切りで、皐月賞(4月15日・中山)の優先出走権をつかんだ。

殊勲の国分恭は「スタートがうまくいったし、ハナ以外ではいい結果が出ていなかったので、
行けるなら何が何でもと思っていました。時計も詰めたし、成長していますね」と相棒をたたえる。

自分の競馬に徹した。スムーズに先頭を奪い、余力十分で直線へ。
「いつも通り直線半ばまで迫られますが、そこからもうひと伸びしてくれます。根性がありますね」。
襲い掛かる後続馬を二枚腰で突き放して2連勝を決めた。

五十嵐師は「ビックリした。スンナリ行かせてもらえたのが良かった。全部がうまく行った」と喜びを隠せない。
「一番癖も知っているし、乗り代わってダメなら後悔するから」と本番でのコンビ継続をオーナーに進言
することを明かした。デビュー時の所属厩舎の馬を大舞台に導き、鞍上は「乗せてもらえるならうれしい」
と気合十分だ。師弟の絆と自慢の快速を武器に、今度はクラシック獲りに挑戦する。

http://www.daily.co.jp/horse/2018/03/18/0011078081.shtml