ワグネリアン福永騎手 皐月賞共同会見
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――ダノンプレミアムと対決した弥生賞を振り返ってください。
福永 結果としては完敗でしたけど、ちょっと間が開いていましたので馬自身は結構気負っていましたし、
返し馬が終わってもなかなか落ち着いてくれなくて。ゲートの中でも珍しくちょっとうるさい面を
みせていましたのでね。正直、あの精神状態の中でよくあれだけの走りをしてくれたな、と思いました。

――逆に「こんなもんじゃない」という気持ちがご自身の中にあるということですね。
福永 レースを経験するごとに前進気勢が強くなってきた面がありましたので、コーナーが4つの2000mで
そういった面がどう出るかな、というのがありましたし、ましてあのテンションの中だったので
いいレースが出来ないんじゃないかなと思っていたんですけど。実戦では一番リラックスしていましたし、
今までで一番いい道中の走りを見せてくれましたのでね。そこは不思議な馬でしたね。あれだけ
テンションが上がればレースでもガーッとムキになったりするんですけど、非常に上手に走ってくれました。

――ギアの入りが遅いという話もありますが、そのあたりは?
福永 初戦からずっと3連勝で勝ってはいましたけど、なかなかエンジンのかかりという面に関しては
変化が見られていなかったんです。でも、中山の短いコースでどういった加速が出来るのか。
それは見たかった部分ではあったんですけど、想像どおりの加速の遅さでしたよね。4コーナー手前で
ステッキを入れましたけど、あまりそこでスッとは反応しなかったですし。皐月賞では当然ペースが
変わるとはいえ、そこはひとつの大きな課題であることには変わりないですね。
皐月賞を勝とうとするに当たっての大きな課題なんじゃないかな、と思います。

――かといってポジションを取りに行くというのは難しい馬ということですよね?
福永 簡単にできるなら、もうやってます(苦笑)。