今週末に迫った天皇賞・秋。
レイデオロとスワーヴリチャードの一騎打ちムードが漂う中、闘志を燃やす男がいた。

「京都ではいいようにやられてしまった。でも、府中ではそうはいかない」
ダンビュライトの最終追い切りを終えた戸崎Jは、悔しさをにじませながらそう語った。
菊花賞、エポカドーロは残念な結果に。「極端なスローペースが災いした。距離も、やはり2000前後が適正だと思います」

美浦所属の騎手にとって、どうしても馴染み薄い京都。栗東所属の騎手に分があるのは、致し方ないところも。
しかし、今回の舞台は戸崎Jのホームグラウンドとも言える府中だ。
「ダンビュライトの状態はすこぶる良好で、何の心配もありませんね。十分にチャンスがありますよ。
レイデオロとスワーヴリチャードの二頭だけが抜けているとは思ってません」

連勝街道を歩み続けるルメールJを止めるのは、この男かもしれない。