例えば俺が>>77で取り上げた「プリメロ」。
このプリティ可愛い、全然凄みのない名前の馬が、いったいどのような競走成績や血統背景を保有しているのか、わかっているのだろうか?

「プリメロ」 1931年生 英国産 1936年輸入
競走実績:愛ダービー優勝 愛セントレジャー優勝 1934年アイルランドクラシック2冠馬
血統:父ブランドフォード 母アサシ

兄弟(主な競走実績や繁殖実績)↓↓
・アスフォード  ドンカスターカップ
・トリゴー  英ダービー 英セントレジャー 愛セントレジャー
・ハリネロ  愛ダービー 愛セントレジャー
・ハリナ  タルヤー(英ダービー)・セントクレスピン(凱旋門賞)兄弟の祖母
・アヴェナ  マイリージャン(パーソロンの父)の祖母

このようなスペックを保有するプリメロを当時の小岩井農場が、現在の金額に換算して数十憶円の値段で購入し輸入したのである
すべからく種牡馬・プリメロは、期待にたがわぬ働きをした
その産駒からは、クラシック馬がこれでもかこれでもかと、まるで打ち出の小槌のように出現し、
更にそれらのプリメロの子供たちは、種牡馬としても空前の大成功を収めたのである

「後世への影響力」ということを加味すれば、日本競馬史上最も有能な種牡馬と認定しても決して大袈裟ではないであろう・・。