23日に中山競馬場で開催される「JRAブリーズアップセール」に上場される育成馬たちの展示会が8日、JRA日高育成牧場で行われた。
宮崎組の約2倍となる55頭が比較展示に登場。そのうち51頭が、4班に分かれて騎乗供覧を行った。

今年はトレッドミルを上手に活用し、例年より調教進度が早く、しっかり負荷をかけた形でこの日を迎えた。
比較展示で各馬を見ると、確かに引き締まった体つきの馬が多かった。
騎乗供覧は、ブリーズアップセール同様、フットワーク重視のスタイルで13−13ペースを目標にゴールを目指していたが、その中で楽に好時計をマークする馬が目立ったのは、順調に調教を積んだことを物語っていた。

この日の1番時計は、タキオンメーカーの17(牡、父アルデバラン2)とニシノミラクルの17(牡、父キズナ)の併せ馬で、2ハロン23秒4−1ハロン11秒3だった。
新種牡馬の中でも評判が高いキズナ産駒は、この他にもトウカイライフの17(牝、父キズナ)は、普段の動きの良さが際立っているそうで、この日は2ハロン25秒1−1ハロン11秒9をマークしている。
また、牝馬の1番時計はクサナギノツルギの17(牝、父スクワートルスクワート)とフェスティヴレディの17(牝、父メイショウサムソン)の併せ馬で、2ハロン23秒8−1ハロン11秒7を記録している。
クサナギノツルギの17は青森産馬で、09年のエリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテを伯母に持つ。

 「JRAブリーズアップセール」上場馬は、18日〜21日まで、午前10時から事前下見ができる。
また、19日午前10時には公開調教を実施する。(競馬ライター)
https://hochi.news/articles/20190409-OHT1T50126.html