9月の中山、阪神開催が29日で終了し、10月から舞台は東京、京都、新潟に。
いよいよ秋競馬も佳境を迎える。GIも続くこの時期に、「今更」感は大いにあるのだが、問題提起するタイミングも実は今しかない。

 夏季競馬期間中の「サマーシリーズ」のことである。この時期の一連の重賞をシリーズ化し、ポイントで優勝を争う。
今年は3つのシリーズのうち、「サマースプリント」は、第6戦のセントウルS(阪神・GII)をレコードで圧勝したタワーオブロンドンが優勝したが、
残る「サマー2000」「サマーマイル」の2つは、該当馬なしで終わった。

 この決着は決して偶然ではなく、サマーシリーズ自体が構造的に、近年の競馬のあり方との乖離が大きくなった結果である。
応急措置レベルの対策ではなく、もはや存廃自体を論議すべき時期が訪れた。
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