京都府警東山署は30日、武豊騎手の親戚をかたり、「間違いなく勝つ」と話し、架空のレース代をだまし取ったとして詐欺の疑いで、住所不定、無職の菊本輝昭容疑者(72)を追送検し、捜査を終結したと明らかにした。追送検は9月6日付。
10都府警で計22件、約60万円の被害を確認した。菊本容疑者はホテルなどを転々としていたとみられ、「宿泊代や飲食代を稼ぐためにやった」と供述している。

捜査幹部によると、昨年10月中旬から今年3月6日まで、武騎手の親戚の調教師になりすまし、「俺には勝つ馬が分かる。代理で買ったる」などとウソをつき、飲食店店主や従業員から馬券代をだまし取った疑いがある。
菊本容疑者は店を訪れ、武騎手の親戚の名前と携帯電話の番号が入った名刺を従業員らに渡した。電話番号は架空で馬券代を返さず、逃走していたという。被害金額は1人5000円から20万円。
全国各地で同様の手口で詐欺を繰り返しており、20年以上続けていたという。

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