第49回エクリプス賞の受賞式が23日、フロリダ州マイアミのガルフストリーム・パーク・レーシング・アンド・カジノで行われ、
北米で活躍する木村和士騎手(20)が最優秀見習騎手部門を受賞。
日本人初となる栄冠を手にした。

壇上ではトロフィーを手にやや緊張しつつ、「このサクセスストーリーをサポートしてくれた全ての人に感謝したい」と述べた。

JRAが主催するポニー競馬競走『ジョッキーベイビーズ』に11年(6着)、12年(4着)と参戦したこともある同騎手は北海道の浦河出身。
JRA競馬学校に入学したが、卒業間近の17年秋に自主退学し、その後は騎手の夢を諦め切れずカナダへと渡った。

18年5月に米国デビューを果たし、104勝を挙げてカナダ競馬の年度表彰「ソヴリン賞」の最優秀見習騎手賞を受賞。
昨年は日本人として初めてエリザベス女王所有馬に騎乗するなど、カナダリーディング3位となる148勝を挙げて大躍進した。

エクリプス賞は全米サラブレッド協会役員や全米の競馬記者らの投票によって決まる、全米の年度代表表彰。
アメリカを舞台に活躍する若武者に、今後も注目が集まる。
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