今年の皐月賞は、昨年の2歳G1馬・コントレイル、サリオスの「2強」と目されており、どちらも年始初戦のぶっつけで出走する異例の様相だ。
この2頭に加えて、無敗で京成杯(G3)を制したクリスタルブラック、共同通信杯(G3)組のダーリントンホール、マイラプソディら有力馬が出走を予定している。

 前哨戦の勝ち馬の中でも、弥生賞(G2)を制したサトノフラッグ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)は、2強に割って入り「3強」とまで評される有力馬だ。だが、皐月賞候補馬にもかかわらず、「鞍上問題」が囁かれている。

 弥生賞はケガで休養中の戸崎圭太騎手に代わり、武豊騎手が騎乗し優勝。
しかし、武豊騎手にはクラシックパートナーとしてマイラプソディという先約がある。
そのためサトノフラッグは皐月賞の優先出走権を持ちながらも、鞍上「未定」という状況に置かれている。

 この状況に「武豊騎手がマイラプソディからサトノフラッグに乗り換えるのでは」という憶測もファンの間では飛び交った。

 そんな心配される鞍上問題に進展がありそうだ。

「サトノフラッグは川田将雅騎手でほぼ決まりのようです。
川田騎手のお手馬アルジャンナはL.ヒューイットソン騎手で毎日杯(G3)、3戦3勝ですみれS(L)を勝ったレクセランスには皐月賞、日本ダービー(G1)で騎乗しない予定のようです。

 これらの動きが、まだ鞍上が決まっていないサトノフラッグに騎乗するための調整である可能性が高まっています」(競馬記者)
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