当時馬産地として斜陽を迎えていた日高が種牡馬に迎え入れたのが、ヨーロッパから33億円で購入したラムタラ。4戦4勝で英ダービー・キングジョージ・凱旋門賞を連破したスーパーホースでした

 初年度の種付け料は1500万円、112頭の繁殖牝馬を迎えての華々しいスタート
しかし大きな期待とは裏腹に、ラムタラの仔はまるで走りませんでした
きら星のごとき名牝たちを交配相手に迎え入れたのにもかかわらず、中央の重賞レースを制したのはわずか2頭
これはもう……とんでもないレベルの大失敗です

日本での最終年に迎えたメス馬はわずか31頭、種付け料20万と、完全に失敗と見られてしまいました
結果、2750万円と購入時の120分の1ほどの価値に下がり、イギリスへ売却されていきました
何故、日本で走らなかったのでしょうか?