勿論二人共ジャージ姿です、そのうえでお話
をしています。
応援の人達もキョクジツ旗を出せません、そ
れでニホンぢゃんは困ったお顔で言うのでし
た。
「何かが足りないってね」
「これじゃあ次のうちの運動会でもキョクジ
ツ旗がどうとか言いそうだね」
「というか絶対に言うんじゃないの?」
ニホンちゃんにとっては心底嫌ですがそれで
も想像できることでした、何しろあのカンコ
家なので。

「そうしたことを」
「そうだろうね、やれやれだよ」
「ええ、けれどうちでやる運動会だったらね」
「もう聞くこともね」
「ないわね、アベさんも頑張ってくれてるか
ら」
合意のことだけでなく色々と頑張ってくれて
います、ニホンちゃん達にとってはとても有
り難いことに。
「うちでやる運動会ではもうキョクジツ旗の
ことはね」
「言わせない様にしよう」
「堂々と掲げましょう」
こうお話するのでした。