〈教科書を比べる〉
韓国―光復軍の戦いぶりを2ページで
http://www.asahi.com/international/history/chapter07/textbook/03.html

《日帝が太平洋戦争を起こすと、大韓民国臨時政府は日本に宣戦布告し、連合軍とともに独立戦争を展開した。
このとき、韓国光復軍は中国各地で中国軍と協力して日本軍と戦い、遠くインドやミャンマー(ビルマ)戦線にまで
進み、イギリス軍とともに対日戦闘に参加した。》

さらに《わが民族の積極的な独立戦争は各国に知られ、世界列強は韓国の独立問題に関心を持つようになった。》
《連合国の首脳らが集まったカイロ会談とポツダム宣言で、韓国の独立を約束する土台が築かれた。》と述べ、光復
軍の戦いが独立に寄与したことを強調している。

国史編纂(へんさん)委員会の許英蘭(ホ・ヨンナン)博士は「対日宣戦布告が戦況にどれほど影響を与えたかはとも
かく、植民地にされていた朝鮮が戦勝国になったことを強調した」と話す。「日本の右翼が、日本はアメリカに負けたの
であって植民地朝鮮に敗れたのではない、という論理を展開することがあり、それを批判する意味もある」という。